2008年2月


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2008年2月2日〜2月11日

企画 伊藤純一

チャメ(小川定信)
■1962年新津(現・新潟市)生まれ。81年新潟スクールオブアカデミーデザイン科修了。83年〜グラフィックデザイン業務(株式会社アドプロダクションエム)に従事。90年フォト&イラストレーション5人展(新潟市美術館市民ギャラリー)。2002年2人展(新潟絵屋)。04年6th LREX展(新津美術館市民ギャラリー)参加。06年個展(小針浜ネフ)。06年LREX展エヤデレックス(新潟絵屋)参加。新潟市在住。

 

←「ヒトザル」 2007年 アクリル、キャンバス
 26.5×38cm

本来はミュージシャンとしての一面も持つチャメ(小川定信)。
ロッカーとしてのチャメを知る人も少なくは無い。そんな彼の作品は、いつもわかりやすくストレートにメッセージを伝える。ロッカーがそれを歌に込める様に。
2002年に開催したチャックとの2人展以後、絵屋では3度目となる今回の展覧会は個展。さて今回はどんな作品がお目見えするのかと作品を見せてもらった。メッセージは「キューブリックのヒトザルはそれを武器として使った。もしそれをアートとして使っていたら人類に争い事はなくなったか・・・」。それとはずばり骨。「骨」をモチーフとして作品を展開する。メッセージはロックの匂いがプンプンだ。手を上に上げ振り下ろしヒトザルのマネをし、笑いながら作品の説明をする彼の姿は、童心を失わなず自由に表現する<ロッカー>チャメの姿そのものだった。
展覧会タイトル「LOVER SOUL」も彼の命名。「愛」と「靴底」を掛けての事だというが、展覧会からその謎解きを見つけ感じ取ることも一つの楽しみ。メッセージを感じさせつつも、それを超えて楽しさやセンス・完成度で魅了し引き込むチャメワールド。<アーティスト>チャメのステージが絵屋でどう繰り広げられるかとても楽しみである。(伊藤 純一)


 

2008年2月20日〜2月29日

準企画

内藤雅子(ないとう まさこ)
■1977年新潟県西蒲原郡(現・新潟市)生まれ。学生時代に写真に興味を持つ。2001年から本格的に写真を始める。スタジオアシスタント等を経て、04年から雑誌社専属カメラマンとして活動。04年「なくなる工場展」(新潟市)参加。現在、ワタミチで写真教室を不定期に開催している。

 

←「あしもと」 2007年 カラー

なんてことない毎日が幸せなんだと感じています。その中で気付いたこと。
私の目にした「すきなもの」「すきなこと」「すきなばしょ」「すきなひと」
を感じてもらえたら、と思っています。
とは言っても、素直に「すき」とは言えないのです。
だから<like>。軽いようで、そうでもなかったり。
気軽に言える「like」な感じが残ったらいいな、と思います。
でも、写真を撮ってるときはなんにも考えてないんですよ。(内藤 雅子)

冬が似合う展覧会を考えていたら、ぴったりの人がいた。
市内繁華街の上(かみ)古町で、密かに活動してきた人。
内藤さんは主にポラロイドと6×6のカラーネガで撮りつづけている。
正方形がお気に入りのなのだ。
ガラクタ箱へ大切なものを納めるように、風景を切り撮る。
新潟の若手写真家の現在を見ていただきたい。(井上 美雪)

 

  


イベント報告――年末も年明けも賑やかでした

1 歌と絵本の夕べ(12/22)…武満徹作曲の歌といくつかの絵本で静かな夜を味わいました。
2 キャンドルナイトも開催。
3 絵本読み聞かせ(12/23、2回)…おとなもこどももお話の世界へ。
4 木工オーナメント絵付け(12/23)…作家のチャックさんが子どもたちの絵付け補助をしてくれました。展示室窓に紙を貼り、大お絵描き大会も開催。
5 新春ライブ(1/6)…初登場のたっつあん、本沢あきよしさん、藤しんいちろうさんは歌もトークも楽しく、終盤のフォルクローレ「花祭り」の9人セッションは厄も吹き飛ぶ賑わいでした。



2007年7月から準備号として発行してきた「新潟島とその周辺 ギャラリー&ミュージアムマップ」が装いも新たに新創刊しました。これまで同様に新潟絵屋、掲載ギャラリー、美術館等で配布している他、サイトからPDFファイルをダウンロードして自由にお使いいただけます。また、今号より絵屋会員特典として絵屋便と一緒に毎号お送りします。画廊めぐりにご活用ください。

新潟島とその周辺
ギャラリー&ミュージアムマップ


絵屋便、DMの配達を担当する絵屋運営委員・田代のはみだし連載コラム 8

あ〜めあ〜め ふ〜れふ〜れ、もおっとふれ〜  知的障害の方なのか、新大生なのか、ヤケをおこしたらしい若い男が、かろうじて歌とわかる声を張り上げて走る自転車とすれ違う。15分程前に喫茶店の窓からみえてたどしゃ降りが、今、自分及びその周辺を包み込んでいる。もはや戻るわけにもいかない。雨やどりしようにもどこの店でもヘンな目でみられるのは必至。――もはや進むしかない
タシロ…田代早苗(俳人・新潟絵屋運営委員)




   

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