ギャラリー&ミュージアムマップ 2015年8-9月号

私たちは、画廊や美術館を巡るひとが増えるにはどんな環境が必要か、考え続けています。
2008年創刊、毎月無料配布の情報冊子です。

新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ | gallery & Museum Schedule 2015

8月20日(木)- 9月25日(金)

ギャラリーマップ2015年8月-9月

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俳誌 hakubou『白茅』

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俳誌 hakubou『白茅』 ¥2,000
2013年創刊の新潟・加茂産俳句季刊誌。内容がたっぷりしています。表紙絵は蓮池もも。大倉宏が「絵のなかの自然」を連載しています。そこでは、これまでに佐佐木實、栗田宏、角田勝之助、蓮池もも、児玉晃、林哲夫、川北英司、白木ゆり、華雪の作品が文中に登場してきました。そのほかの連載執筆者:中田剛、飴山實、林浩平、白尾嘉規、能瀬川貴晶、青木亮人、坂内文應。最新号の9号は7月下旬に入荷予定です。
*8号には、今月新潟絵屋で俳句のイベントを開く田代草猫の俳句も紹介されています。

からっぽの画廊であそぶ Niigata eya event

8月19日wed

ワークショップ

10:30〜12:00 俳句の会 紙とエンピツと。
 
ことばとことばをつなぐ
新しい星座をつくるように
そこから生まれてくるのが俳句
自分も知らなかった自分自身

700円/定員15人
案内人・田代草猫(たしろ そうびょう)
1962年新潟市生まれ。85年東京造形大学デザイン学科卒業。写真を学んだのち、89年俳句結社童子に入会、句作をはじめる。2000年より俳句同人誌「童子」にて句作。05年日本伝統俳句協会入会。

14:00〜16:00 からっぽの画廊の、星たちを縫う。

からっぽの画廊の壁に広がる景色。それは作家が展示をした痕跡の、無数の小さな穴やキズ。普段じっくり見ることのできない、画廊の壁の痕跡を観察し、そこから新しい形に出会う、参加型のドローイングワーク。壁の点やキズをトレーシングで写し取ったり、その点をつないだりしてみたりして、形をあそびます。

案内人・松尾和夏(まつお わか)
1983年京都府生まれ。2006年京都造形大学卒業後、オリジナルプロダクト制作をはじめる。細見美術館(京都市)や福島潟(新潟市)のオリジナルプロダクトも手がける。2011年より新潟市在住。

www.sketch-note.net

どちらも定員15人/要申込。新潟絵屋へ
参加料:俳句 700円/ドローイングワーク 1500円

絵・松尾和夏

西村陽一郎写真展「光の詩(うた)」

8月22日sat―30日sun

vol.470

フォトグラフ(Photograph)には、「光の描くもの」という意味がある。この原初的な意味合いに最も近い技法がフォトグラムであろう。写真機を使わないで、印画紙上に直接ものを置き、光を当てて画像を得る。簡単に単純な解説はできるが、実は作家自身、最後まで画像がどう浮かび上がるのか、わからない。試行錯誤を楽しみながら西村陽一郎は光の芸術の気まぐれを、そこに流れる詩(うた)を、叙事詩のようにつむぎあげて作品化してきた。月日をかけて工夫を凝らして織り上げられた極上のタピストリーのように、彼の芸術は壁面から光彩を放ち、妖しい魅力のとりことする。ターゲットはあなただ。「単純なものほど偉大である。」という芸術に関する格言をまつまでもなく、この作家の世界は写真芸術の異彩な宝なのだ。未見の美を創造し、すくいあげて、われわれの眼前に定着した。今、その空間から、滲み出すユートピアへの情熱を手にしてみる愉悦……。(企画 石井仁志)

PROFILE
西村陽一郎(にしむら よういちろう)
1967年東京都生まれ。美学校で写真を学び、撮影助手を経て1990年に独立。モノクロのフォトグラムを中心に、植物や水、昆虫、ヌードなどをモチーフとした作品を発表している。個展、グループ展多数。美学校、東京造形大学非常勤講師。「期待される若手写真家20人展」「ヤング・ポートフォリオ展」「’99 EPSON Color Imaging CONTEST」「PHILIP MORRIS ART AWARD 2000」「TPCCチャレンジ」「2003京展」などに入選。神奈川県逗子市在住。

PHOTO:「ホタルイカ」2008年 デジタルプリント 10.2×12.7cm


関連イベント

ギャラリートーク
8月22日 sat 18:30〜
西村陽一郎×石井仁志×大倉 宏
会場:新潟絵屋展示室 500円/申込不要

西村陽一郎WS「サイアノタイプワークショップ」
8月23日 sun 10:00〜11:45
会場:新潟市美術館/2F実習室
(新潟市中央区西大畑町5191-9)

西村陽一郎さんを講師に、古典的な印画法で表現される写真制作を体験します。このワークショップでは、紫外線で露光するため、暗室は使いません。印画紙に直接ものを置き、光と影を焼き付け、ブルー(シアン)一色で表現します。
2,500円(材料費込み)/定員20名(要申込。新潟絵屋へメールまたは電話で)/小学生以上
・新潟市こども創造センターでの、こどもだけを対象としたワークショップもございます ▶ 8月27日 thu

PDFはこちら


Information
8月27日thu 10:00〜12:00

新潟市こども創造センター 光で描こう! 日光写真

西村陽一郎さんを講師に、光が当たると色が変わる紙に、お日さまの光を当てて作品を作ります。新潟市こども創造センターでの、こどもだけを対象としたワークショップです。

  • 対象:小学生以上(2年生以下保護者同伴)/15人
  • 参加料:500円
  • 申込先:新潟市こども創造センター tel. 025-281-3715
  • 協力:新潟絵屋

新潟市美術館 関連記事

からっぽの画廊の、星たちを縫う。

8月19日wed

松尾和夏(SKETCH NOTE)さんを案内人に、展示室壁面のピンの穴を写し取って、それを起点に、星座を作るように絵を描いてみようという試みでした。これまで穴を最も数多く作ってきた人物—大倉宏も参加し、「無心になれた」「夏休みを感じた」と話していました。翌日には、出品点数67点の「西村陽一郎展」展示作業で、さらに穴は増殖しました。いずれ再びこのドローイングワークをやってみたいです。(井上)

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日光写真(サイアノタイプ)体験

8月22日sat―30日sun

西村陽一郎展 関連イベント 日光写真(サイアノタイプ)体験

8/23 新潟市美術館・実習室
8/27 新潟市こども創造センター

両方で26人が参加。天候が悪ければ版画で使う感光装置を活用する予定でしたが、幸いお天気に恵まれました。写真は変化を見守るこどもたち。見本ではモチーフにモノクロのネガと画鋲を使いました。初体験の方が多かったですが、写真家や陶芸家の方にもご参加いただきました。27日のアンケートの一枚に「だいまんぞく!」とあり、いまもその字が目に焼きついています。(井上)

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みやがわともこ写真展「蒼魂」

8月2日sun―10日mon

vol.469

 水は魅力的な物質だから、レンズを向ける写真家は多いに違いない。みやがわともこの、6年前の新潟絵屋での個展のモチーフも水だった。いい写真展だったが、水の魅力の前に興奮する写真家の方が見えて、思い返そうとすると、そちらが浮かんで水が見えない。
 去年の夏、久しぶりに新しく撮ったという水のシリーズを見せられたとき、見はじめて数枚で、そこにいる写真家を忘れた。
 写真家は興奮しているだろう。だがその興奮を表に出さず、息をひそめることを覚えた。水が見えた。水が皮膚であることが、皮膚が、皮膚であるというそれだけで、こんなにも多くを語るということが。2度、通覧して、目が水の色に染まっていた。 (企画 大倉 宏)

PROFILE
みやがわともこ
名古屋市生まれ。学生時代に写真に興味を持ち写真部に所属する。卒業後は中断していたが、その後東京へ移り2002年から松本路子主催の写真ワークショップに参加。03年秋から新潟市在住。09年新潟絵屋、15年3月ルーニィ・247フォトグラフィー、7月cafe&galeria PARADAにて個展。

PHOTO: 2013年 16.0×20.0cm