2017年8月16日―19日 等々力弘康の色が眼球に入ると、その色の陰に、裏にある、ひそむ、見えない色が匂いたつ。蜜に誘われる蝶のように、その色の底に、吸い寄せられ、一瞬の花芯に目の羽根をたたみ、立ち止まる。(大倉宏)