松本冬美展

6/2[火]― 14[日]

niigata eya exhibition 714

同時期開催 「松本全廣ののこしたもの」6/2[火]― 7/5[日]
会場:砂丘館(詳細裏面)

 同じこの6月、砂丘館で回顧展を開催する松本全廣(1952-2008)と出会っていたばかりの彼女、高塚冬美さんは、話して気持ちいい、どこか見えない遠くをみている感じの人だった。そのころ、私たちは一緒に彫塑を学んだ。30数年後に再会した彼女は変わらず気持ちよく、遠くをみている感じも同じだったけれど、その遠くが「見えている」世界の分だけ、広くなっていた。自由人全廣氏との日々が彼女を深くしていた。
 冬美さんが描き、つくるものに、会うことのなかった全廣氏を感じる。さらに独特の平さや、さりげなさ、気持ちよさも。絵肌も、線も、しっかりそこにあるのに、透けている、しずかで心地よい風のように。(企画者・文:大倉 宏/主催:新潟絵屋+企画者)

松本冬美(まつもと ふゆみ)
1953年横浜生まれ。82年東京藝術大学美術学部芸術学科卒。96年長野県北御牧村(現東御市)八重原の工房に移り、松本全廣主宰游印肆玩古堂にて印のデザイン制作に携わる。同時に版画、ドローイング、陶オブジェなどを制作し、展示会活動を続けている。

PHOTO(上):「門」2025年 顔料/経木 11.2×15.0cm

松本冬美
PHOTO:「作業小屋」 2025年 アクリル絵具、板

松本冬美