藤井シズ子 vs 藤井芳則

7/31[金]― 8/12[水]
niigata eya exhibition 718

 4半世紀前、藤井芳則/チャックは店舗の壁に絵を描く職人だった(今もそれは変わらない)。その後、個展毎にイメージは変わり、気がつくと現代美術/アート作家のグループ展に参加するようになっていた。自らギャラリーを開いたこともある。そんな変貌に刺激されていた人がいた。母、藤井シズ子である。描き、作る器用さは自分譲りとほほえましく見ていた人が、画家になり、現代美術家になっていく。喜びつつ、ライバル心をかきたてられ死の直前「芳則に負けない、現代美術家になる」と呟いた。近年芳則は若き日のやんちゃな友人たちの早すぎた死を思い、ドクロ(死)がバイクで疾走/失踪する立体を刻みだした。お盆を迎える時期に開かれる、そんな死者(たち)との2人展&グループ展だ。
(企画者・文:大倉 宏/主催:新潟絵屋+企画者)

 

藤井シズ子と井芳則

藤井シズ子(ふじい しずこ)
1931年生まれ。疎開生活や父親が肺結核にかかるなど苦労する。交換手として働き結婚後は内職で洋服などを作り家計を支える。社交ダンスを60才近くで再開し、亡くなる4ヶ月前までヒールを履いて踊っていた。2025年11月逝去。

藤井芳則(ふじい よしのり)
1962年新潟市生まれ。美術家。個展、グループ展、ワークショップ多数。作家の個人的関心と場に応じた発想力で作品を制作。近年は台湾での芸術祭「桃園地景藝術節」出品や25年グルグルハウス高柳で個展、26年gallery SAI(燕市)での6人展に出品など。

藤井シズ子
PHOTO: 藤井シズ子「baby shoes」2020年 手芸糸 10×10×5cm

藤井芳則
PHOTO: 藤井芳則「BIKER」2025-26年 桂、桜、アルダー、シナ、アクリル板、アルミなど 180×90×5cm

藤井シズ子 vs 藤井芳則
PHOTO:左:藤井シズ子「私のお気に入りの帽子」2024年 布(綿)25×18×13cm
右:藤井芳則「Choco surfing!」2026年 サクラ、シナ、アクリル絵具 10×8×9cm


▶ 2020年7月 コロナショック 藤井芳則展
▶ 2016年2月 藤井芳則 「カミモッコ」展
▶ 2009年4月 藤井芳則展 floater 2
▶ 2009年4月 藤井芳則展 floater 2
▶ 2007年9月 藤井芳則展 floater
▶ 2005年3月 チャック・全開!