自画像 鉛筆・紙 32.0×22.7cm
梨 油彩・カンバス 16.5×44.5cm
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佐藤清三郎(さとうせいざぶろう)
■1911年新潟市西堀前通2番町に生まれる。新潟尋常高等小学校高等科卒業後、新潟貯蓄銀行に給仕として採用され、のち支店長代理までつとめた。35・38年、神戸清の名で県展に入選。東京に行き三芳悌吉に教示を請う。新潟では小熊金之助、佐藤哲三に批評を求める。42年結婚。45年応召し、4月横須賀でクループ性肺炎のため死去(33歳)。6月30日遺児清子誕生。死後、油絵、堀端や信濃川縁、働く人々、自画像などの素描多数が残される。46年白根市の民衆文庫、72年新発田の田部直枝(清三郎の同僚で友人)宅、73年東京銀座の現代画廊、75・85年新発田の画廊たべ、78年新潟のアトリエ画廊で遺作展。87年「夭折の画家たち展」(新潟市美術館)に作品が展示される。92年『ひたむきな目 佐藤清三郎画集』(佐藤清三郎画集刊行委員会)刊行。画集刊行を記念して新発田(画廊たべ)、新潟(アトリエ我廊)、東京(ギャラリー川船)で遺作展。
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