2001年10月

2001年9月の絵屋

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2001年10月2日〜10日


「House-C in the dark」 44×59cm


「ソルダムのある静物」 2001年
油彩、キャンバス 24.2×33.3cm


「柿」 油彩、キャンバス 24.2×33.3cm

 

五十嵐考宏(いからし たかひろ)
■1977年新潟生まれ。98年新潟市展教育長賞受賞。99年新潟デザイン専門学校国際ファインアート科研究課程卒業。
 

 

 

 
  

野本貴章(のもと たかあき)
■1976年見附市生まれ。96年新潟市展奨励賞・見附市展美術振興賞、97年新潟市展市長賞受賞。98年新潟デザイン専門学校国際ファインアート科研究課程卒業。99年第7回見附オリジナル限定酒「織り娘(おりこ)」アートラベル原画制作。現在見附市在住。。
 

 

 

 

三田和久(みた かずひさ)
■新潟市生まれ。2000年新潟デザイン専門学校国際ファインアート科研究課程卒業。
 

新潟デザイン専門学校、国際ファインアート科(現美術造形科)の卒業生3名による展覧会です。ご高覧いただく皆様の暖かいご指導により、この先彼らがどんどん飛躍していってくれることを切に希望しております。尚、この度の展覧会を開催するにあたり、新潟絵屋さんのご理解ご協力に深く感謝の意を表します。(冨所龍人)
  



 


2001年10月12日〜20日


「蘇州運河」木版画 34.5×24.5cm
「蘇州運河」油彩  26.0×21.0cm

西野一男(にしの かずお)
■1939年埼玉県入間市に生まれる。66年高橋絵画研究所に入り油彩を学ぶ。78年アテネ画廊、80年現代画廊、83年ブロードウェイギャラリー、86・88・98・2000年画廊宮坂、96年ヤマハ家具吉祥寺ショップギャラリー、2000年新潟絵屋で個展。日本版画院同人。
 

 


「蘇州運河」 水彩 28.5×23.0cm

街の色を感じる事がどれだけあるだろう。無秩序な外壁、乱立するサイン。そこに色はあるのだけれど、瞬時に色で解析して見ているだろうか。闇夜の街のような、プロポ−ションやスケールが一番際だつモノクロームで解析する癖がついている自分の目に、西野さんが描く街の色が鮮やかに飛び込んできた。きっとその場所へ行けばこの色を感じることができるに違いない。それは西野さんの意識のなかで解析された、その場の空気の色といえるのだろう。「きれいな色」と一言でいってしまいたくない、場の魅力を増幅させる色。そんな色にあふれた版画を中心に、若干の油彩・水彩を加え会場を彩る。是非会場にて西野カラー、「空気の色」を感じていただきたい。(伊藤純一)




2001年10月22日〜30日

木版画 60×50cm
 

笹川周子(ささがわ しゅうこ)
■1974年新潟市生まれ。なんとあの「赤沢保育園」(絵屋のご近所で、ライブペインティングなどでお世話になっている)の出身。今年の夏まで中学校の美術科の講師を務めていた、らしい。以前は某市の博物館でもお目にかかったような気もするし……。大学では家政科(?)を学んだと聞くが、確かに芸術科を終えた者とはひと味違うパワーを感じるものの、今あらためて一から勉強をはじめた期待の新人である。新発田市在住。
 

私にとって、笹川周子さんはまだまだ不思議で謎めいた女(ひと)である。
数年前、豊栄駅前の小さなギャラリーではじめて周子さんの作品を見た。その穏やかな、いつも笑顔が絶えない物腰からは想像できないほどのパワーが溢れ、勢いのある「鳥」たちだった。
二度目は京ヶ瀬村図書館の片隅にあるギャラリーで「ガハッハッハッ」と豪快に笑っている「人の顔」に圧倒された。次の作品を一刻も早く見たいものだと楽しみにしていたのだが、その後はなかなか縁がなかった。
ようやくこの度、絵屋での展示が決まり久しぶりに新作を持参してくれた。「馬の顔」である。面白いと思った。相変わらずの勢いがあり、ユーモラスでちょっと不気味な怪しさをも含んでいる作品だ。
「それが人であれ、動物であれ、風(竜巻のような凄いやつ)に向かって懸命に汗をかいているような、そんなものをいつも彫りたいと思っている」と周子さんは言った。こんな若い人たちを応援できる絵屋にもっともっとならねばと思う。がんばれ、周子さん。(旗野秀人)


 


   

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