2004年5月の絵屋
2004年7月の絵屋
冨長敦也(とみなが あつや) ■1961年大阪生まれ。86年金沢美術工芸大学大学院修了。95年大阪大学聴講生として哲学を学ぶ。97年〜98年(財)ポーラ美術振興財団芸術家在外研修によりイタリアに滞在。個展、グループ展多数。98年神戸学院大学創立30周年モニュメントコンクールで1位指名を受ける。2001年十日町石彫シンポジウムで作品(「座る人物」)を制作、設置。
←「横になる人」 2001年 能勢黒御影石 18×33×11?
←「『農婦百態』より」 油彩、板 サムホール(22.7×15.6?) 9点
←「上権現堂山」 2004年 炭、和紙
冨長敦也展企画者 アートNPO推進ネットワークについて
「アートNPO推進ネットワーク」は市民型コレクター(絵を買うのが好きな普通の人々)の立場から情報発信や展覧会企画を行って行こうとする趣旨で2年前に発足した東京のグループ。新潟絵屋の活動にも当初から関心を持って下さり、昨年7月理事の山下透さん、御子柴大三さんが新潟を訪ねて下さいました。絵屋の空間を見て、ここならこの作家が、と企画して下さったのが今月の冨長敦也展。画廊の多い東京で星の数ほどある展覧会を見続けているコレクターの目で、これからもいい作家を新潟に紹介して下さるご意向とのこと。早くも来年の企画の話も進行中です。お楽しみに。
新潟絵屋4周年 「絵屋の2階」で4年 新潟絵屋が4周年ということは、私の写真アトリエも4周年を迎えたことになる。もともとが私の事務所移転先の空きスペースを共同利用する話から、新潟絵屋は誕生している。当初は、私が物件の借り主であり、1階部分を絵屋に又貸しするという形をとっていた。つまり私は形式上の大家さん。建物にも実は「クダンハウス」という意味不明ながらも立派な名前が付いていて、私のアトリエの所在は本当は「クダンハウス2F」だ。私のアトリエの優位性(?)は揺るぎないかのように思っていたのだが、今では、誰もが私のアトリエを呼ぶ、「絵屋の2階」と。そして悔しいかな私自身も場所の説明でつい「絵屋の2階」と言ってしまう。なにか、庇を貸して母屋を取られたような気もしないでもないが、ここはとりあえず新潟絵屋が無事4周年を迎えられたことを喜び、「絵屋の2階」4周年もついでに皆さんに喜んでもらえたら嬉しい。 (新潟絵屋運営委員・村井勇)
5月より、外山文彦さんが企画委員に加わりました。 新たな企画の広がりにご期待ください。
おかげさまで今月絵屋は開廊4周年を迎えることができました。企画委員も増員し、小さな画廊の大きなチャレンジ精神はさらにパワーアップ。これからも確かな歩みで少しずつ進化し続ける新潟絵屋にご期待ください。また企画や運営面でのご意見やご要望など、お気づきの点がありましたら、いつでも気軽にお申しつけください。開かれたアート空間として、地域に育まれる存在でありたいと願っています。(小川)