2006年3月の絵屋
2006年5月の絵屋
漆山昌志(うるしやま まさし) ■1955年安田町(現阿賀野市)生まれ。愛知県岡崎市で石工修業。81年帰郷し漆山石像彫刻を開業。県内各地の寺社などの狛犬、石仏、石燈籠などを制作。88年から県展、芸展に石彫を出品。96、2000年県展で奨励賞。94、96年芸展連盟賞受賞。2000年二科展で特選。01、03、05年新潟絵屋で個展。
←h.23cm(写真:村井勇)
大竹英志(おおたけ えいじ) ■1955年旧新津市生まれ。名古屋芸術大学美術学部卒業。新象展、現代日本美術展、日韓現代美術交流展、シェル石油現代美術大賞展等に参加し、個展も開催。現在千葉県内で高校教師の職と同時に様々な美術活動を行う。
←「TOKI 0509-02」2005年 キャンバスに和紙、アクリル絵の具、鉄さび、ろくしょう(銅のさび) 30×60cm
津田真帆(つだ まほ) ■1966年東京に生まれる。東京芸術大学卒業。子どもの絵画・造形教室に携わる。装丁・挿絵の作品に『デ・ラ・メア物語集』(全3巻・大日本図書)。挿絵の作品に『村野四郎詩集 遠いこえ 近いこえ』(かど創房)、絵本には『うずまき・うずまき・かたつむり』(大日本図書)『巨男/おおおとこの話』(大日本図書)『からすうり』(「がかくのとも」2005年7月号・福音館書店)。『わたしのあかちゃん』(福音館書店)。東京都在住。
←「しずかなたのしみ」2006年 ミクストメディア、24×24cm
昨年7月に砂丘館がオープンして、新潟絵屋が砂丘館に移転したと思われた方もあったようですので、少し説明を。NPO法人新潟絵屋は定款で本来の「特定非営利活動に係わる」事業のほか「その他の事業」として「歴史的建造物などの建物の受託管理、売店、飲食店などの経営、イベントなどの開催」を行う(行ってもよい)と定めています。砂丘館は新潟市が所有する歴史的建造物。(株)新潟ビルサービスと共同で設立した、「新潟絵屋・新潟ビルサービス特定共同企業体」が「指定管理者」となり砂丘館の運営に携わるようになったことは、絵屋の活動としては、定款で言う「その他の事業」展開になります。実際に砂丘館で絵屋が担当する自主事業は、内容的には絵屋の本来の活動と一致しますが、砂丘館の絵屋スタッフ(大倉宏、越野泉、坪井蓉子)が絵屋の運営委員、企画委員とも協議しながら、絵屋の展示室での展覧会を中心とした活動とは別個の独立した事業として行っているものです。
絵本が好きです。絵本は世界の切りとり方を教えてくれます。その日の空気の匂いや空の色によって今日の気分はどの絵本?と考えて、答えてくれる絵本のあることが嬉しいです。絵本には人格のような絵本格があるような気がします。品のある絵本、ゆったりとした絵本、真面目な絵本・・・絵本を選ぶように絵も選べたらなんと贅沢なことでしょう。そう思い、時々絵屋で小さな作品を求めます。今までなぜかカレンダーのあった場所に絵が掛けられます。思えば優れた絵本作家の作品を追って絵屋に通っているうちに企画委員になっていました。企画力のない企画委員ですが、枯れ木も山の賑わいとか、よろしくお願いします。(新潟絵屋企画委員 中山佳奈恵)
2月の井田英夫展では作家が毎日在廊し、共に接客にあたって下さった。そんな中、会期中3回も足を運ばれた常連のお客様がいた。ゆっくりしてしていかれるお客様がいらっしゃると、それだけでうれしいのに。またこんなことがあるといいなあと思う。(I)