2010年1月


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2010年1月12日〜1月20日

企画 新潟絵屋オークション実行委員会

■作品リスト 2009年12月10日現在受付分
(下記以外にも出品受付の可能性もあります。)
徐白「Scene4 -The end」/ペータ・トゥロイ「タイトル不明」/秋田寅雄「卓上静物」/鈴木吐志哉「A.FRAGMENT-32」/篠原由香「景」/本郷尚保子「Meaningless」/松橋孝「降りつもる時 0402」/丹野香織「水中花」/小高里枝子「昨日見た夢」/石原実「タイトル不明」/エドワード・レビンソン「Harmony」/西村満「茜」/高橋信一「双」/幸野義「猫」/渡辺富栄「華」/作者不詳「blue seed」/作者不詳「タイトル不明」/柄沢齊「窓 T」/四谷十三雄「K(タケノコ)」 他2点/下川 勝「タイトル不明」/世一安子「いかれなぐさ」/五十嵐さやか「タイトル不明」/中村忠二 絵日記 「ランプを描く」 他8点/小野隆生「横顔」/緑川俊一「女の顔」

←柄沢齊 「窓 T」 1979年
 木口木版画コラージュ 39.3×23.9cm

「絵のある生活」の楽しさ、豊かさ。新潟絵屋の活動―企画展の開催、ギャラリー&ミュージアムマップの制作、ブログ「見るものとよいところ」などは、その事を伝えるために行ってきました。オークショ ンもまた、そのひとつ。「絵のある生活」は人にとって楽しいばかりでなく、「絵」にとってもそう。愛する人とめぐりあい、生活を共にでき る、人生ならぬ「絵生」を送ることのできる絵が一枚でも多くあってほしい。3回目となる年初めの新潟絵屋オークション。今回もさまざまな所蔵者、コレクターの方々から素敵な作品が出品されます。いつもは「買う」という気持ちから離れて見ている皆様も、思いがけない出会いを期待して、新春の絵屋にぜひお出で下さい。(大倉 宏)
■入札方法について
●「二枚札方式」で入札を行います。
●「入札カード」にお名前、ご住所、お電話番号と「上限価格」と「下限価格」を記入して入札します。下限価格(最低この価格で購入するという価格)は、表示されている最低価格と同じか、それより高い金額を記入します。上限価格(この金額までは支払うという価格)は、下限価格と同じかそれより高い金額を記入します。
●ほかに入札者のない場合は「下限価格」で落札します。
●上限価格と下限価格の間にほかの入札者の上限価格が入った場合は、自分の上限価格で頒布されます。上限価格が同額の場合は下限価格の高い入札者が落札します。上限価格、下限価格ともに同額の場合は抽選となります。
■落札のとき
落札結果のお知らせはオークションの最終日(1月20日)から3日以内に落札された方へお電話で差し上げます。その際、作品のお渡し方法を確認させていただきます。落札できなかった方には連絡がいきませんので、どうかご了承下さい。なお結果をお知りになりたい場合はお問い合わせ下さい。ただし落札者、落札価格についてはお教えできませんので、ご承知おき下さい。
■作品のお渡しについて
1. 新潟絵屋で直接お渡しする場合:1月22日以降の開廊日の開廊時間中にお渡しできます。なお、直接の場合は2月20日までに、必ずお受け取り下さい。
2. 送付希望の場合:ご希望の場所に作品をご送付いたします。なお、送料につきましては購入者の負担となりますので、ご了承下さい。

 


 

2010年1月22日〜1月31日

企画 小見秀男
 

小林充也(こばやし みつや)
■ 1955年生まれ。新潟大学教育学部卒業。日展、日春展出品。上越大和、加島屋ギャラリー(新潟市)で個展。2009年「記憶のかたち」(新潟県立万代島美術館)出品。現在県立学校教員、日展会友、新潟県美術家連盟理事。

←「散歩道」 2009年 岩彩、麻紙ボード F10号

小林さんのふるさとは上杉氏の城下町、山形県の米沢市。縁と意志があって高田の新大教育学部で日本画を学び、現在は教員生活の傍ら制作に励む日々だ。過去の作品をみると《葱畑》、《白菜》、《大根》、街の《夜景》、《サーカス》、夜行《電車》と日本画には例の少ない画題が選ばれてきた。小林さんは伝統ではなく生活感情、もっと直接に自分の身体感覚を裏切らない絵を描こうとしているかのよう。だから目線はいつも人の温もりに寄り添う。
例えばカラオケで放歌する中年オヤジを暖かく、コミカルに描いて日展に出品する画家だ。自然と人生が織りなす喜怒哀楽を私絵画のように描く作品は新しい日本画の視点を与えてくれるのでは。誰もやらないことをやりたいという「自己流」絵画で小林さんの息づかいを感じていただきたいと思う。 (小見秀男)

 



新潟絵屋を始めようと決めた1999年の大晦日の夜、やがて絵屋になる建物の前で、村井勇さんと2000年を迎えた。闇の中でその瞬間はあっという間に来て、過ぎていった。それから10年。うーん、正直誰も10年後があるとは思っていなかった気がします。でも来てしまいました。いろいろな人たちに支えられて。本年も(そしてそしてこれからの10年も!)どうかよろしくお願いします。(代表・大倉 宏)

◎本間印鋪 判子フェア 2010年1月30日まで開催中
牧場シリーズ、「ねこ」の牧舎は絵屋。
ほかに「うし」「しか」「ひつじ」「ダチョウ」「うさぎ」「とき」
のシリーズがあります。
わたしの牧場「ねこ」(4個セット)・・・2,300円


◎ウェブショップ『ウェブ絵屋』オープン
新潟絵屋のウェブショップ、『ウェブ絵屋』が2009年12月25日にオープンします。関わりの深い作家たちの作品から、私たちのお気に入りを紹介する、もうひとつの絵屋。私たちが実際に見て感動や共感を持った作品を紹介し、見る人との出合いの機会を広げたいと考えています。( I )


●常設作家(今後も増えていきます)
・井田英夫 ・華雪 ・フジタ ヨウコ(準備中)


絵屋便、DMの配達を担当する絵屋運営委員・田代のはみだし連載コラム
タシロ便がゆく ―熱く赤い道 編その7―

「翌日はね隅田川にいっぱい人が流れているんですね」と淡々と語るSさんに思わず「そんなに死体が流れていたんですか」と言えば「いやあ、死にきれなくてね、みんな口をぱくぱくさせているんですて」と答えられる。返す言葉もない。人生の前半の方でそんな地獄をみてしまうなんて想像することも出来ない。(つづく)
タシロ…田代早苗(俳人・新潟絵屋運営委員)

   

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