2013年8月


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ナイトエヤ

2013年8月2日〜4日

企画 大倉 宏 井上美雪
 
佐佐木實「家族」2012年
鉛筆 色鉛筆 シャープペンシル ペン グラファイト
パステル 墨・紙 25.8×36.4cm
■佐佐木實(書):1969年盛岡市生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程芸術学専攻修了(美学)。フランス国立社会科学高等研究院博士課程言語学専攻修了。博士(言語学)。平成22年度岩手県美術選奨受賞。2011年新潟絵屋・砂丘館、12年「書書葉葉」(Cyg art gallery・盛岡)で個展開催。
■信田俊郎(水彩画):1953年佐渡市赤泊生まれ。78年新潟大学教育学部美術科卒業。30年余り抽象絵画を考えている。88年ニューヨーク近代美術館で見た主にバーネット・ニューマンの作品によってカラーフィールドペインティングの意味をはっきり知り、以後の制作の出発点となる。個展・グループ展多数。
■山谷秀昭(照明):1954年三条市生まれ。プロダクトデザイナー。95年BOTTEGA GIRASOLE設立。以後、鉄とガラスの可能性をコンセプトに照明を主体としたデザインアートを制作する。
■Nob Craft Homenade Furniture:1995年設立。伊藤信行主宰の家具工房?
 絵屋の展示室は10帖ほど。生活空間に近いサイズ、木と紙と土でできた素朴さとシンプルなデザインが持ち味です。このお部屋で夏の夜を楽しんでもらえたらと、3日間9時間限定の展覧会を企画しました。(井上美雪)

 


 
華雪と絵屋の3日間

2013年8月6日〜8日

 


「熊」2013年 墨・紙

華雪(かせつ)
■ 1975年京都府生まれ。書家。92年より個展を中心に活動。著書に『書の棲処』(赤々舎)、『石の遊び』(平凡社)など。そのほか『コレクション 戦争×文学』(集英社)、『石原慎太郎の文学』(文藝春秋)をはじめ書籍の題字も手がける。東京都在住。

■8月6日(火)ワークショップ「動・物を書く」
11時、16時、19時(要申込)
各1時間半ずつ/定員15名/1000円/汚れてもよい服装で
持ち物・清書する紙:和紙、新聞紙、包装紙・・・どんな紙でも構いません。
※紙以外の道具はこちらでご用意します。

あなたを表す動物の文字を書きます
プロセス/あなたを表す動物は何だろう、イメージを膨らませてください
からっぽの絵屋の空間にみなさんの動物を並べてみます
■8月7日(水)・8日(木)公開制作
両日とも11時〜18時(入退室自由)
14時間、刻々と変化する空間にお立ち合いください
ワークショップ参加者の動物も参加します(希望制)
●入場料1,000円(入退室自由/2日間有効)
※最初の入場受付時チケットをお渡しします。
堀川久子・舞 ●8月7日(水)11時〜/8日(木)18時前〜(公開制作終了前より開始)
※公開制作の入場券が必要です。

堀川久子(ほりかわ ひさこ)
1955年新潟市生まれ。即興する身体を求め、田中泯に師事、踊り始める。98年まで活動を共に行う。その後新潟市へ移住。独舞公演、ワークショップ、現地人との共同作業などを国内外で展開。

華雪(書)、堀川久子(舞)合同パフォーマンスは、これまでに「刺心」展(2009年/二宮家米蔵)、「動・物」(12年/万代島旧水揚場 かもめシアター)などがありました。

 


 
友長勇介 下平竜矢 写真展「 Landscape of Particle 粒子の景色」

2013年8月17日〜30日

企画 石井仁志
 
友長勇介「終焉」2001年 モノクロ  下平竜矢「星霜連関」2006年 モノクロ

友長勇介 (ともなが ゆうすけ)
■ 1972年大阪府生まれ。94年北京電院学院漢語科修了。2000年東京工芸大学芸術別科優秀賞。写真のほか映画助監督、録音技師助手のキャリアもある。

下平竜矢(しもひら たつや)
■ 1980年神奈川県生まれ。2003年東京ビジュアルアーツ専門学校卒業。08年TOTEM POLE PHOTO GALLERY (新宿)設立に関わる。個展・グループ展多数。
共に夜韻の会メンバー。2012年「私たちは、写真で、未来に、何を残せるのか?」(砂丘館)に出品。


 黒と白の諧調は、明るさのみを表現する明度であり、あいだには無限の灰が粒子として光を食っている。いわば色を持たぬ印画紙をこの二人は累々と積み上げてきた。誰の為に…自己表現の頂にまたたく記録、芸術、歴史、自我? 刻み込まれた粒子の景色が、観る者を既視感の宇宙に旅立たせる。共感のマナコ、波立つ情緒、引き寄せられた奥深い感動を、彼らの画像が打ち込んでくる。
 まるで煌く光のパウダーのような細やかな肌合い、荒ぶる闇の竜巻が吹き上げたざらつく砂粒。彼ら二人の対照的な粒子の景色は、それぞれの心象風景を湛えて、そこに無限の色を発光している。
 わたくしは見ている。美しい光の景色を。彼らが生み出した粒子の景色を、眼前に据えて見ている。作品はわたくしの未来へ投影し、
透き通った眼差しで過去を反芻する。(石井仁志)

石井仁志(いしい ひとし)■ 夜韻の会主宰。20世紀メディア評論(写真・音楽・映像)。写真展プロデューサーディレクター(最近では2012年細江英公人間写真展「気骨」など)。

■作家在廊日:友長勇介:8/25 下平竜矢:8/1718. 28〜30 石井仁志:8/17.18のみ不在
会場  内 容
8月18日(日)
10:00〜11:30
新潟絵屋 ■トークイベント 下平竜矢×村井勇(写真家) 聞き手:大倉宏
8月24日(土)
15:00〜17:00
砂丘館 ■講座
本展覧会企画者の石井仁志さんによる<写真鑑賞>を極める講座があります。
8月24日(土)15:00〜17:00「写真を撮るという行為から〜写真の多 様性と鑑賞のツボ」
(定員20名/1,000円/申込は砂丘館へ)
8月24日(土)
18:30〜20:30
新潟絵屋 ■こんぴら通り・吉川酒店×新潟絵屋プレゼンツ 日本酒の会「残暑の候・頸城酒造編」
モノクロームの写真展会場で、頸城酒造(上越市柿崎)さんのお酒をじっくり味わいます。
参加費2,500円/限定12名・要予約/ゲスト:友長勇介、石井仁志、蔵元
8月25日(日)
17:00〜18:30
新潟絵屋 ■トークイベント 友長勇介×石井仁志

 


    

トピックス

「アジール/生きる場所―絵画・映像・舞踊・江戸唄による」
今年の秋は、新潟絵屋での展覧会に加え、角田山麓にある築300年の寺院の書院座敷を舞台に、大きな催しを開催します。


ASYL アジール 渡辺隆次展  山里に広がる生命の宇宙
10月19日(土)18:30〜/20日(日)17:30〜
出演者:西松布咏(三味線・唄)、
    寺田みさこ(振付・ダンス)
作・演出・映像:飯名尚人 絵画:渡辺隆次
料金3,000円/定員各回60人/予約は新潟絵屋へ
10月10日(木)〜11月4日(月)
ただし会期中の祝日以外の月火・10/18休 
10:00〜17:00(11/4開場)
会場・妙光寺(新潟市西蒲区角田1056)  (公財)新潟県文化振興財団助成事業

タシロ便がゆく

絵屋便、DMの配達を担当する絵屋運営委員・田代の12ヶ月
タシロ便がゆく ―草猫が詠む編 その32
夏帽子呼べば遠くへ走り出し 草猫

小学1年生の夏休み、家族で弥彦山へ行った。山頂の遊具で遊ぶうち、一人の同じくらいの年頃の女の子と仲良くなった。夕方になり、皆が帰りはじめる。親に手を引かれて帰り道を歩くその子の白い帽子を見ながら、またあの子と会っても、もう今日のような楽しい時間を過すことは出来ないのだなあ、と思った。
タシロ…田代早苗(俳人・新潟絵屋運営委員) 
俳句の会「みんな違って、みんなヘン」

07月31日(水)10:30〜12:00「音は何色」
10月31日(木)10:30〜12:00「キッパリ」
会場:新潟絵屋展示室/各回500円(要予約)

毎回テーマを変え、俳句の解説と実作をします。俳句を通じ、折々の季節を色濃く感じ、言葉の感性を磨きます。

案内人:田代草猫(たしろ そうびょう)2000年より俳句同人誌「童子」にて句作。05年日本伝統俳句協会入会。


   

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