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2010年4月2日〜4月10日

準企画

「旅の絵はがき 新潟編<福島潟>」
2010年 白黒写真に油彩 10.0×14.8cm

ワタリドリ計画(ワタリドリケイカク)
■ 麻生知子と武内明子のユニット名。
麻生は1982年埼玉県生まれ、武内は83年熊本県生まれ。
ともに東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業。
<これまで>
2009.5 札幌市資料館ミニギャラリー3
2009.7 新潟県立近代美術館
2009.8 青森県立美術館コミュニティギャラリーB
2009.10 ギャラリーLaVie(盛岡)
2009.11 静岡アートギャラリー
2009.12 ギャラリー早蕨(名古屋)
2010.1-2 ギャラリーARK(横浜)
2010.4新潟絵屋
旅はつづく・・・

※会期中在廊予定

渡り鳥が暖かい場所と餌を求めて旅するように、麻生知子と武内明子が展示場所と題材を求めて日本各地を旅しながら二人展をする計画を「ワタリドリ計画」と名付けました。
2009年4月から旅を始め、今までに札幌、長岡、青森、盛岡、静岡、名古屋、横浜と旅と二人展を続けて来ました。
2月、冬の旅。今までにない雪景色が印象的でした。
新潟に滞在し、旅したことをもとに制作をします。
今回の新潟展は、ワタリドリにとってはじめての冬越しです。
(麻生知子 武内明子)

 


 

2010年4月12日〜4月20日

企画 大倉 宏
 

森敬子(もり けいこ)
■ 1947年兵庫県生まれ。70〜99年まで二科展出品、同千葉支部所属。二科会・藤井二郎氏、同・天野三郎氏師事。銀座プランタン、池袋三越、ギャラリー汲美、ギャラリーテムズ、柏わたくし美術館、ギャラリーゴトウ他個展多数。新潟絵屋では2007年10月、08年10月個展開催。千葉県市川市在住。
※ 作家在廊予定日/4月16日(金)〜18日(日)

←「畑の道」2010年 油彩/キャンバス F8

あーとぴっくす
「「散歩道を」たどるような世界」井上美雪

新潟絵屋 ●2007年10月2日〜10日
●2008年10月2日〜10日
島を描いた森敬子さんの油絵を仕事場に掛けている。2年ほど。なぜだろう、倦むことがない。
その島―仁右衛門島に、40年くらい前行った。千葉の中学の遠足(東京湾一周)。バスを降りて休憩した海岸の、手の届きそうな沖にぽこんと浮かぶ島を見て、「あ」と思った。まるで「島」という言葉で、子供が描くようなシンプルな島がそこにある。その時の驚き、「あ」が、暗い海に突き出た帽子のような森さんのすっかりシンプルな絵を見ると、思い出す、というのでなく、それがそのまま在る、と思う。
シンプルは飽きない、は家具の宣伝みたいだけれど、シンプルな絵は大概は、ほどなく飽きる。飽きやすい。森さんの絵がそうでないのは、ややこしい現実に誤植のように現れるシンプルを、不意打ちを、金魚すくいの網みたいな、破れやすい手で、さっとすくう。そのようなものとして、森さんの絵があるからだろう。 (大倉宏) 

 


 

2010年4月22日〜4月30日

企画 小見秀男、
井上美雪 
 

麻生知子
■ 1982年埼玉県生まれ。東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業。ワタリドリ計画のひとり。

内田美代子
■ 神戸市生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒。パリで活動後2001年から弥彦に移住。新潟絵屋05年1月個展。

長尾玲子
■ 1963年東京都生まれ。デンマークSKALS手工芸学校終了。オーストラリアNMITイラストレーション科卒業。Diploma取得。絵本も手がける。新潟絵屋2008年12月、09年11月個展。
松本健宏:1967年京都市生まれ。京都精華大学テキスタイル科卒業後インテリアデザイナーを経て、人形や染色の創作を始める。新潟絵屋2007年10月個展。

松本健宏
■ 1967年京都市生まれ。京都精華大学テキスタイル科卒業後インテリアデザイナーを経て、人形や染色の創作を始める。新潟絵屋2007年10月個展。

山田ナツミ
■ 1983年生まれ。日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2008、09年羊画廊にて個展。挿絵に『新潟わんこ大好き!』(09年新潟日報事業社刊)他。

※各作家の在廊予定日はお問い合わせ下さい

西洋にはターフェルムジークという音楽がありました。王侯貴族の食事に供される楽曲ですが、18世紀前半のドイツの作曲家テレマンの《ターフェルムジーク》は有名です。それなら美術グルメのための《ターフェルアート》があってもいいと考えて、今回は、絵屋の「食卓」を「料理」や「食材」「食卓風景」で飾ってみることにしました。5人の作家によるグループ展です。
個性的な「レシピ」から生まれた独創的な「メニュー」を用意しました。期間限定で営業中の「レストラン絵屋」に是非ご来店いただき、ご賞味、ご賞眼?下さるようお待ちしております。 (小見秀男)

 



◎ターフェルアート展 関連イベント
●ドイツワインに親しむ  
4月24日(土)午後6時半から/案内人・若林一郎 1,200円(定員10名要予約)
●小さなお茶会
4月29日(木・祝)午後3時から 700円(定員10名要予約)
桜緑茶・雪国紅茶をいただきます。協力・日本茶インストラクター協会

ターフェルムジークならぬ「ターフェルアート」に囲まれてご賞味いただきます。
作家を交えて楽しいひとときになりそう。



2月20日(土)
●備前焼で新潟の山廃仕込みの日本酒を聞き酒した。
ぐい呑みも徳利も備前焼で、お酒をより「味わう」ことができたような気がする。
ワタリドリ飛来
●2月中旬、ワタリドリ計画の2人が新潟を訪ねた。
2人は取材でほとんど日中は外出していたため、
実はあまり会わなかった。
彼女達が去った翌日、この雪だるまが庭先にひっそりといた。
2人が見た新潟がどんな形になるのか、4月の展覧会がたのしみだ。
(井上美雪)

絵屋便、DMの配達を担当する絵屋運営委員・田代のはみだし連載コラム
タシロ便がゆく ―熱く赤い道 編 最終回
映画の資料を読むと、撮影されていた少年の一人は、ある日路上で死んでいるのが発見されたという。病死だったらしい。まだ元気な頃の彼に「こんな生活をしていたら、君は14才で死んでしまう運命。生活を改めた方がいい」と忠告したら、どうだろう。きっと「運命なんてみたこともないね」とか言いながら、熱く赤い道を笑って走り去っていくのがオチだろうな。(終)
タシロ…田代早苗(俳人・新潟絵屋運営委員)

   

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