NPO法人 新潟絵屋
 新潟市中央区上大川前通10番町1864
 TEL & FAX 025-222-6888
 E-mail info@niigata-eya.jp

 開廊時間 午前11時〜午後6時
 各企画とも最終日は午後5時まで



2015年1月の絵屋

2015年3月の絵屋
  新潟絵屋あんない 作家INDEX Blog  

 
野中光正・村山耕二2人展
2月 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
企画 斎藤 久夫
 
野中光正作品 村山耕二作品

野中光正(のなか みつまさ)
■ 1949年東京都鳥越生まれ。67年に絵画を、73年に木版画を始める。68〜71年太平洋美術研究所、73〜82年渋谷洋画(人体)研究所で描く。77年横浜国際船客ターミナルでの初個展。89年新潟県高柳町に移住、紙漉を学ぶ。91年かやぶきの家(高柳)で個展、同年東京に戻る。以後は、ゆーじん画廊、ギャラリーアビアント、ギャラリー枝香庵、高志の生紙工房ギャラリー、画廊Full Moon、砂丘館、新潟絵屋などで個展。

村山耕二(むらやま こうじ)
■ 1967年山形市生まれ。96年仙台に工房「海馬」設立。2001年モロッコへ渡航。サハラ砂漠の砂を融かして作り出す「サハラ」シリーズの考案と研究開始。器をはじめ、オブジェや照明、ガラス素材の研究および造形物の企画・デザイン・制作を手がけている。 游ギャラリー(東京)、杜の未来舎ぎゃらりい(仙台)などで個展開催。07年モロッコ王国・王室へ作品献上品となる。11年宮城県芸術祭 (財)宮城県文化振興財団賞、13年「仙台ガラス」グッドデザイン賞など受賞。

 木版画もガラスも外部との、それは「版木」であったり「火」であったりするが、そうした手強い物質との闘いが制作の大きな要となる。和紙に押し付けた版木は、あるいは、炉から取り出されたガラスは後戻りできない。一瞬にして魂を作品に宿らせる。
 ガラスの村山さんは、制作に先立ち構想をスケッチしたりしない。ぶっつけで溶けたガラスをかたちにしていく。木版の野中さんもほとんどの作品を下絵なしで創る。いずれも生き生きとした命の流れを写すライブ・パフォーマンスなのだ。だが、これがなかなか難しい。心の嫌なものもきっと出てしまうからだ。自然のエッセンスをつかみ、美へと昇華させることができるとしたら、天与のセンスとナイーブさをおいて他にない。かつて「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と評されたボクサーがいたが、力技をエレガントに、豪快に繊細に見せることができる点で、2人のコラボはいつも心地よく響きあうものがある。(杜の未来舎ぎゃらりい 斎藤久夫)

 


 
平澤重信展
2月 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
企画 山下 透
 
野中光正作品

平澤重信(ひらさわ じゅうしん)
■ 1948年長崎市生まれ。日本大学農獣医学部卒業。武蔵野美術大学油絵学科非常勤講師。自由美術協会会員。安井賞展、日本国際美術展、現代日本美術展、シェル美術展などに出品。90年に靉光賞受賞。紀伊国屋画廊(東京)、ギャラリーオキュルス(東京)、アスクエア神田ギャラリー(東京)、山口画廊(千葉)、あらかわ画廊(東京)などで個展。2005〜06年朝日新聞「朝日 歌壇 俳壇」の挿し絵を描く。絵本に『ボクのじてんしゃ』(文・きむらゆういち/芸術新聞社)、画集に『時の三叉路 平澤重信作品集』(ギャラリーステーション)がある。

 平澤重信の作品の主題は過ぎ去りしものたちへの郷愁である。描かれているのは白い煙が立ちのぼる煙突のある家、自転車を走らせる少年、庭の小さな樹や鳥や犬、家に向かう細い道、しかも時刻は夕暮れ、これらは作家の心象風景であり、我々の記憶のなかの心の風景でもある。これらのモチーフがユーモラスに空間に浮遊する作品は、工夫を凝らしたマチエールも美しく、観る人の心にやさしく響く。
 しかし、これらの作品が我々を惹きつけるのはそれだけでない。作家は我々に何かを語りかけようとしているのだ。それは豊かな物質文明の中で失われつつある精神への問いかけかもしれない。特に最近の作品からはモチーフが影を潜め、何か宇宙的な世界が開かれつつある。2014年の自由美術展出品作品を見ると、より抽象化が進み、黄色い画面の下から右へ、そして上へと白い煙が流れているが、これは作家の新たなメッセージに違いない。(山下 透)

 


NEWS
新潟絵屋のホームページを立ち上げ、長らく制作して下さってきたデザイナー(反画工房)の柳政利さんが昨年12月に亡くなられました。 61歳でした。絵屋のみならず、新潟のたくさんの草の根の文化を支援してきた柳さん。その柳さんのいた新潟を語る会が開かれます。 2/1(日)14:30〜19:00 会場・砂丘館 和室 第1部 懇談会 14:30〜17:00 第2部「柳政利さんのいた新潟」を語る会 17:00〜19:00 参加料 お気持ちをカンパ箱へ。当日の内容をまとめ冊子を制作します。 お問合せ:新潟絵屋(025-222-6888)ちらしはこちら


3月の
新潟絵屋
02日(月)〜10日(火)平野照子展
012日(木)〜20日(金)はるまち
022日(日)〜30日(月)中島尚子展「宝日誌」
2月の
砂丘館
0特別展示MIKKYOZ 008 1/20(火)〜2/1(日)1F写真展示/2F映像展示
0有元伸也写真展 ariphoto in Niigata 2015 2/17(火)〜3/22(日)
0詳細は砂丘館ホームページへ
Information
新潟絵屋の企画について

2014年の絵屋便表紙絵から便箋ができました


蓮池ももレターセット絵・蓮池もも 15枚入り(3種各5枚)
下敷き付録
600円 限定100部 
発売予定日:1/17
*先行して発売した同シリーズの封筒もあります

蓮池ももレターセット
 
2000年以来、月に3つの展覧会開催をベースに活動してきました。基盤には趣旨に賛同し、会員として支えて下さる市民の存在があります。このほど、経営基盤を強化するべく、税制上での優遇がある「認定NPO法人」への認定を目指して、一口3,000円の寄付会員制度を設けました。

「認定NPO法人」認定へのハードルのひとつ、<3,000円以上の寄付者が2年度で平均100人>をクリアするために、2013年3月まで寄付会員をあと55人を目標に募集しています。

※認定NPO…非営利で活動するNPOのなかで、より公益性が高いと「認定」するもの
※購入時の割引等、特典の利用をお求めでない場合は、寄付会員への入会およびお切り替えがおすすめです。
※前年度寄付会員でこのたび更新の場合、前年度で1、今年度で1カウントされます。
 
    
  入会金はいずれも不要。正会員は新潟絵屋の総会に参加でき議決権を有します。

入会方法
■直接絵屋でお申し込みください。郵便振込もご利用になれます。その場合は、郵便振替口座〈新潟絵屋00510-6-61917〉へ住所・氏名・電話番号・入会希望・会員の種類をご記入のうえ、会費をご入金ください。
■会員には1年間有効の会員証を発行します。この会員証の提示により1企画1作品に限り購入が1割引、絵屋で行われる有料の催しが2割引になります。また、コーヒーも無料サービスいたします。どうぞご利用ください。
■更新期間内に継続手続きをされた「継続会員」の方は、会員証の提示により作品購入時に1000円割引(1回のみ)いたします。
■これまでの会員は、引き続き個人賛助会員とさせていただきます。
■常時カンパ(運営協力費)も受け付けています。
※郵便振込でご入金の方には、次回の絵屋便と一緒に新会員証を送付させていただきますが、手続き確認時に会員証を作成しますので、直接絵屋でもお渡しできます。

         
砂丘館情報

ダンスパフォーマンスと絵 平原慎太郎×蓮池もも「狼の中」
12/6(土)15時〜/19時〜、7(日)14時〜/17時〜
各回定員20名 一般2,000円 学生1,000円(複数回割引有)

砂丘館は展覧会・コンサート・講演会・教室などに貸し室利用ができます。お屋敷を使ってみませんか。
ギャラリー(蔵)での展覧会をピックアップ。

■Heart Window Art展 11/20〜24 公開10時〜18時(初日13時-/最終日-17時) 主催/わっぽー
■写真展「平たい暮らし」 11/29〜30 公開9時〜21時(最終日-19時) 主催/角地智史

①1/17(土)19:15〜
絵を見る話の会 会場:砂丘館
今回の一枚・蓮池もも「地図」 案内人:大倉 宏 
700円茶菓付/定員20名※中学生以上/要申込・砂丘館025-222-2676
②1/31(土)18:00〜19:00
蓮池もも ギャラリ—トーク 会場:新潟絵屋
500円/申込不要・直接会場へ?
2015年のカレンダーを、あざかみ美術館(山口県)と共同で制作しました。
峰村リツ子
井田英夫
喜多村知の12枚の絵で12ヶ月を綴りました。

500円(税込)
12頁
12.8×18.2cm
ケース付き
通信販売可能/別途送料/shop@niigata-eya.jp 025-222-6888 
①注文数 ②名前 ③送付先住所 ④メールまたは電話番号をお知らせ下さい
新潟絵屋サポーター、募集
新潟絵屋について・・・
1 .新潟絵屋の展覧会は、美術家の作品に共感し、それを紹介したいと思う「見る人」が企画しています。複数の運営メンバーで、より多様で、幅のある視点から、新潟の人々に質の高い美術に触れてもらえる場作りをめざしています。
2. 画廊は絵を売る商店であると同時に、無料の小さい美術館とも言われるように、公的な文化性を兼ね備えています。新潟絵屋は会員制度による会費や寄付金で経営の一部を支えられることで、販売の見込みに制限されすぎず、個の目からより自由に構想される企画展を実現できる場になりたいと願っています。
3. 作品販売は画廊の重要な経営基盤ですが、作品が「買われる」ことは、美術が直接個人の生活に入っていくことでもあります。その意味で作品販売も、美術を人々に広げていく活動の一面と考えています。
4. 展示室は、大正期の町屋を改装したもの。柱や欄間や土壁や格子戸もあります。日本の家と美術がもっと親密になることをも期待してのデザインです。
5. 近年、新潟絵屋以外での空間を会場に展覧会を企画開催し、個性的な場所ともの(作品)をつなげる活動も行っています。

種別は4種類。 寄付会員:  年会費03,000円
個人賛助会員:年会費05,000円 特典あり
正会員:   年会費05,000円 特典あり
法人賛助会員:年会費10,000円 特典あり

特典 ■作品1割引(各展覧会1作品)
■ご入会、ご更新にて有効期間中1回に限り作品1,000円割引
■有効期間中に更新でさらに1,000円割引
■新潟絵屋が主催する有料イベント2割引
■珈琲サービス
■絵屋オリジナルアイテム割引…たとえば「絵屋椅子」30,000円→25,000円
※作品1割引・1,000円オフ(併用可)のご利用は、展覧会作品の購入時に有効

   

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