NPO法人 新潟絵屋
 新潟市中央区上大川前通10番町1864
 TEL & FAX 025-222-6888
 E-mail info@niigata-eya.jp

 開廊時間 午前11時〜午後6時
 各企画とも最終日は午後5時まで



2015年2月の絵屋

2015年4月の絵屋
  新潟絵屋あんない 作家INDEX Blog  

 
平野照子展
3月 2 3 4 5 6 7 8 9 10
企画 井上 美雪
 
平野照子作品

平野照子(ひらの しょうこ)

■1972年宮城県生まれ。97年〜坂爪勝幸氏に師事。個展は03年ギャラリー炎舎、04・05・06年fullmoon upstairs、07・12年新潟絵屋、08・10・12・13年mu-anなど。松本クラフトフェア、工房からの風に出品。09年独立・築窯(ceramic studio apetpte)、11年ギャラリーショップ草舟開店。新発田市菅谷在住。

■作家在廊予定日:3月2日(月)、6日(金)〜9日(月)

■日本酒の会 金升酒造 篇
3月6日(金)19:00〜20:30 
会場:新潟絵屋展示室 作家を囲み、蔵元の解説を聞きながらいくつかの銘柄を味わいます。
(2,500円/要予約/限定12名/吉川酒店+新潟絵屋共同企画)


「睡れる森」陶 13.0×15.0×h30.0cm

 平野さんの作品にいるひとは、全身から無表情を発している。何やらたくさんのものをかかえていて、待っているようなそのひとは、ときには舟の上に、草の傍らに、穴の前に佇んで、静かなときを過ごしている。ひとと場所から成る土の造形を眺めていると、景色が広がり、遠くへ行くことができた。ある日、陶芸家でギャラリ—のオーナーでもある平野さんがお店の案内を持ってきた。そこには切り絵のあのひとがいて、舟に立っていた。近年の作風を示すひとつのキャラクターにもなっていたのだ。
 近作を見せてもらったら、ひとはうっすらと表情を浮かべていた。目鼻立ちがくっきりとし、体に植物を思わせる部分がある。どきっとしたのは、まだ素焼きだった手や羽を見た時も。温めていた旧作の種、新作の種シリーズと新しいひととを一室に並べてみることにした。平野さんが辿り着いた場所を照らしてみる。(井上美雪)

 


 
はるまち
3月 12 13 14 15 16 17 18 19 20
企画 井上美雪・大倉 宏
 
はるまち西野一男作品はるまち森敬子作品

(左)西野一男「赤マンマ」木版画 (右)森敬子「おはよう」油彩

出品:
浅野紋子・井田英夫・いまきみち・菅野くに子・長尾玲子・西野一男・西巻茅子・西村繁男・野中春花・森 敬子・渡辺リリコ

 まだ寒い3月に、グループ展を企画してみることになった。
 春をイメージして思い浮かんだ作家の方々に、<なんとなく春っぽい絵で>との趣旨で、お話した。グループ展では画家たちの絵が、個展のときとはまた違う口調で、言葉を交わし合う。つられて人も…
西野一男さんの木版画「赤マンマ」は、夏の花を描いた絵だけれど、頼んで出してもらった。美術評論家洲之内徹のエッセイ「赤まんま忌」に紹介された千家元麿の絵「森」(赤まんまが画中に描かれている)の描かれた吾野を、西野さんが訪ねて制作した小品で、唐津焼みたいな触感が素敵だ。西野さんとは20年ほど前、回想集『洲之内徹の風景』の編集に関った時知り合った。当時、まだ小さかった娘とよく読んでいた絵本「わたしのワンピース」の作者西巻茅子さんの絵も、絵屋に初めて並ぶ。数年前に新潟でお会いした時、絵を批評する言葉の適切さに驚いた。
…そんな感じで、久しぶりに開くお茶会でも、絵をめぐるいろんな話に「花の咲く」場所になるといい。(大倉 宏)

 


 
中島尚子展
3月 2 3 4 5 6 7 8 9 10
企画 外山文彦(アトリエZen)+西海由利(art Truth)
 
中島尚子作品

中島尚子(なかしま なおこ)

■1981年神奈川県生まれ。2006年武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻卒業。08年「宝物図鑑[あ]〜[こ]」と題し、ぎゃるりじん(横浜市)にて初個展。以降、art Truth(横浜市)をはじめ横浜・鎌倉を中心に個展、14年長府毛利邸(山口県下関市)にて個展開催。横浜市在住。

■作家在廊予定日:3月22日(日)、26日(木)〜30日(月)

■中島尚子木口木版画展・・・2月2日(月)〜3月27日(金)
会場:cafe 郭公
(長岡市東坂之上2-3-1磯部ビル2階 tel. 0258-36-4453 日祝休み)
老舗喫茶店内に、動物をテーマに制作した木口木版画4点を展示しています。


「S市庭之図-犬」2014年 木口木版画 直径約20.0cm

 誰もが中島尚子の作品を観て、まず感じることはその技術の高さだろう。対象物そのものを正確にとらえ、精緻な線で画面を作り上げる。その巧みな技のすごさにまず圧倒される。
 しかし中島のすごいところはその精緻な表現の奥にある。描かれている対象物そのものの背景を感じさせる力。そのものの色、匂い。たとえ無生物であっても、そのものの性格や感情、想い、生い立ちなどがしゅんしゅんと感じられるのだ。
 上手いと言われる作家はいくらでもいる。しかし作家が作家として生涯続けていくことは、技術に溺れず、自分の表現する世界からきちんと観る人の心に届く表現ができるか否かということだ。中島はそれができる作家である。観る相手にささやかな幸せを届けられる作家なのである。
 七年前の初個展以降、横浜を拠点に活発に個展発表してきた作家の、新潟での初展示となる。「宝物」をテーマに制作した木口木版画を中心に、掛け軸やドローイングも併せ約60点を展示する。(西海由利)

 




4月の
新潟絵屋
02日(木)〜10日(金)石井一男展
012日(日)〜20日(月)小木曽瑞枝展
022日(水)〜30日(木)佐佐木實 書展
3月の
砂丘館
0有元伸也写真展 ariphoto in Niigata 2015 2/17(火)〜3/22(日)
0ギャラリ—(蔵)+ 一階全室 観覧無料
0詳細は砂丘館ホームページへ
Information
新潟絵屋の企画について

2014年の絵屋便表紙絵から便箋ができました


蓮池ももレターセット絵・蓮池もも 15枚入り(3種各5枚)
下敷き付録
600円 限定100部 
発売予定日:1/17
*先行して発売した同シリーズの封筒もあります

蓮池ももレターセット
 

①3/6(金)19:00 〜 20:30
日本酒の会 金升酒造 篇
会場:新潟絵屋展示室
作家を囲み、蔵元の解説を聞きながらいくつかの銘柄を味わいます。
2,500円/要予約/限定12名/吉川酒店+新潟絵屋共同企画

②3/14(土)15:00〜16:00
小さなお茶会 −はるまち出品作家を囲んで−
会場:新潟絵屋展示室
700円/要予約/限定10名 協力:日本茶インストラクター協会
砂丘館情報

有元伸也 写真展 airphoto in niigata 2015
2/17(火) 〜3/22(日) 9:00〜21:00(月曜休館)
砂丘館ギャラリー(蔵)+1F全室 閲覧無料
主催:砂丘館 企画協力:石井仁志
(1F和室は市民利用等で閲覧できない場合があります)

有元伸也 フォトワークショップ
3/1(日) 14:00〜16:00
砂丘館集合 定員15名 先着順・要申し込み 参加料:一般 2,000円 学生 1,500円
持ち物:デジタルカメラ、講評をご希望の方は作品をご持参ください
お申し込み:TEL/FAX 025-222-2676 / E-mail sakyukan@bz03.plala.or.jp
(連絡先、TEL番号、参加人数をお知らせください)

佐藤家と鈴木家の 雛人形展示
2/17(火) 〜 3/22(日) 9:00 〜 21:00(月曜休館)
砂丘館2F座敷にて 閲覧無料

史佳 fumiyoshi ライブ2015
3/29(日) 14:00 〜
砂丘館にて 定員50名 要申し込み 参加料2,500円
お申し込み:TEL/FAX 025-222-2676 / E-mail sakyukan@bz03.plala.or.jp
(連絡先、TEL番号、参加人数をお知らせください)

砂丘館は展覧会・コンサート・講演会・教室などに貸し室利用ができます。お屋敷を使ってみませんか。
ギャラリー(蔵)での展覧会をピックアップ。



1月31日 蓮池ももギャラリートーク

 絵巻「河」が展示室の中心に流れ、トークの会場としてはとても狭かったですが、その中で約20人が耳を傾けました。
 会期中には毎日在廊された蓮池さん。お客さんとお話する中で自身の絵に発見があったこと、一見違うように見える前回のシリーズとのつながりなどを聞くことができました。

*この機会にマイクセットをとある方に寄贈していただきました。ご支援に感謝申し上げます。

2月1日 柳政利さんのいた新潟

 一部二部で約50名が参加。会場には、1980年代に反画工房・柳政利さんが発行していた「サブ」や、 誌面のデザインをされていた「風だるま」(創刊1993年/発行 文化現場)、「Noismサポーターズ」会報、演劇や映画上映のチラシ、 所蔵CD、撮影された写真などを並べました。現在、「風だるま」のバックナンバーは、砂丘館の応接室でご覧いただけます。
 柳さんを知る人々が集い、新潟の忘れられかけた文化の一断面を見て感じられることのできた貴重なひとときでした。これから、当日話されたことが冊子にまとめられる予定です。
 新潟絵屋は、柳さんにホームページでお世話になっていました。おかげで、新潟絵屋の活動を広く発信することができました。2008年に私たちが新たに立ち上げたブログ「みるものとよいところ」では、wさんこと柳さんが記事を投稿されることもありました。そのひとつが、2009年4月29日に投稿された「つかまえられないもの」です。

絵屋の壁にふっと現れたアート。
もっと見ていたいと思ったのに、
それもつかの間。 薄れて消えていった。 (w)

新潟絵屋サポーター、募集
新潟絵屋について・・・
1 .新潟絵屋の展覧会は、美術家の作品に共感し、それを紹介したいと思う「見る人」が企画しています。複数の運営メンバーで、より多様で、幅のある視点から、新潟の人々に質の高い美術に触れてもらえる場作りをめざしています。
2. 画廊は絵を売る商店であると同時に、無料の小さい美術館とも言われるように、公的な文化性を兼ね備えています。新潟絵屋は会員制度による会費や寄付金で経営の一部を支えられることで、販売の見込みに制限されすぎず、個の目からより自由に構想される企画展を実現できる場になりたいと願っています。
3. 作品販売は画廊の重要な経営基盤ですが、作品が「買われる」ことは、美術が直接個人の生活に入っていくことでもあります。その意味で作品販売も、美術を人々に広げていく活動の一面と考えています。
4. 展示室は、大正期の町屋を改装したもの。柱や欄間や土壁や格子戸もあります。日本の家と美術がもっと親密になることをも期待してのデザインです。
5. 近年、新潟絵屋以外での空間を会場に展覧会を企画開催し、個性的な場所ともの(作品)をつなげる活動も行っています。

種別は4種類。 寄付会員:  年会費03,000円
個人賛助会員:年会費05,000円 特典あり
正会員:   年会費05,000円 特典あり
法人賛助会員:年会費10,000円 特典あり

特典 ■作品1割引(各展覧会1作品)
■ご入会、ご更新にて有効期間中1回に限り作品1,000円割引
■有効期間中に更新でさらに1,000円割引
■新潟絵屋が主催する有料イベント2割引
■珈琲サービス
■絵屋オリジナルアイテム割引…たとえば「絵屋椅子」30,000円→25,000円
※作品1割引・1,000円オフ(併用可)のご利用は、展覧会作品の購入時に有効

   

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