眞島美代子展

7月12日sun―20日mon

vol.467

 絵屋では二年ぶり、三度目の個展となる。一回目は眞島さんが手がけてきた焼き物のカタログ的な展示。二回目には家や塔をモチーフにした多用途のインテリアクラフトを提案した。今回はどうだろうと長岡を訪ねた。
 未焼成ながらたっぷりとしたボール状の器形や、部分でも単独でオブジェになり、積み上げれば塔にもなる箱型の立方体が用意されていた。構えたところのない大らかな造形で多用途性もありそうだ。
 クライアントの意向におもねらず、自由で素直な自分が表現された作品で展覧会をやりたいという眞島さんの気持ちを伝える。
 制作上のコンセプト「委ねる使用法」も装われている。
工夫しながら使い続け、身辺に置いて欲しい作品だ。(企画 小見秀男)

MASHIMA MIYOKO PROFILE
眞島美代子(ましま みよこ)長岡市生まれ。2006年長岡市内に「みよしの窯」開窯、陶芸教室を始める。2008年第40回日展入選(09・10・11・12・13・14年同)、第46回現代工芸新潟会展県知事賞、09年第64回新潟県展奨励賞、11年第50回日本現代工芸50回記念展現代工芸賞受賞。11・13年新潟絵屋にて個展。その他グループ展多数。現在、日本現代工芸美術家協会本会員。

PHOTO:「trace」2015年 陶 10.0×15.0×h55.0cm

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