ギャラリー&ミュージアムマップ 5/20~6/25 2017

私たちは、画廊や美術館を巡るひとが増えるにはどんな環境が必要か、考えています。
2008年創刊、毎月無料配布の情報冊子です。

新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ | gallery & Museum Schedule 2017.5-6

2017年5月20日(土)- 6月25日(日)

2017年春 アンケートを実施

 2017年春、これまでさまざまな立場で新潟絵屋の活動に関わって下さった方々、関心を寄せて下さった方々にご協力いただき、アンケートを実施しました。

新潟絵屋並木町

質問

1 新潟絵屋のイメージ

たとえば、新潟絵屋が誕生したこと、あるいはこれまでの活動によって生まれたこと、変化したと感じること、新潟絵屋を支援したり、関わってこられた理由など。

2 新潟絵屋へのご意見や期待すること

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1 新潟絵屋のイメージ

Nさん 女性

 個展の際は、絵屋の二階に滞在させていただきました。自分自身の作品と一緒に暮らした十日間だったと感じています。絵屋はとても風通しが良い感じがしました。新潟で初めて展示する私と私の作品を、とてもしなやかに受け入れて下さいました。もともとそこに居たかのようなすごく自然な気持ちで暮らすことができました。いろいろなバックグラウンドを持った方々が共同で運営されているNPOというあり方が、「絵屋」という場を形作っている一因なのだろうと思います。
 絵屋での個展後も私自身の心もとなさは相変わらずですが、それでも以前よりほんの少しだけ「進んでいくための軸」に近づけた気がしています。

Nさん 男性

 アート作品の評価というものは難しく、現在たとえ評価が高くないものであったとしても、後に評価が高くなる場合がある。反対に現在評価が高くとも、後に人々に忘れ去られるというものもある。
 新潟絵屋で紹介されてきた作家のなかでも、十年後、百年後に残っていくような作家がいるように思える。そのような作家たちを応援してきた新潟絵屋の活動を応援したいと思っている。アートは人間の本質であり、人間存在の証しであるように思える。これからも新潟絵屋の活動を楽しみにしている。

Aさん 男性

 私が画廊に通うようになったのは、自分が画家になれず、しかし夢の続きを見たい、あるいは自分が世界と関われるのは絵によってしかないというネガティブな考えの時期があったからでした。
 いくつかの画廊に通い、自分の給料で絵を買うようになって、自分が好きだと思う絵が画廊の方や画家にとっても好きな絵であったりする喜びや、良いと言われる絵が多くの人の心の栄養になる事を、身をもって知りました。
 絵屋では特に、長い年月をかけて画家さんを見守る、応援する事の大切さを知りました。良いもの、大切なものが、私自身も育ててくれています。

Kさん 男性

 日常や日々の生活から少し離れた場所
 絵屋や美術を身近なものとして、ふらっと立ち寄れる場
 さまざまな企画の作品があり、思わぬ出会いがある
 足を運ぶたびに新たな出会いがある
 絵屋は街の心のオアシスであり、刺激的な場所である

Kさん 男性

 多くの作家の多様な作品を見る機会を得ることができた。時には作家と直接話をする機会に恵まれ、新たな視点を発見する事もある。作家と作品を身近に感じることができる場所が絵屋だと思います。市内の他の画廊に足を運ぶきっかけとなり、絵屋周辺の施設(旧小澤家住宅、旧齋藤家別邸、砂丘館、他)を回るスタート地点であったり、「たごさく」でラーメンを食べて、本町のお店を見て回り、買物を楽しんだりと、私の中では新潟の文化を楽しむ拠点になっていると思います。

Iさん 女性

 私にとっての「新潟絵屋」は「画廊たべ」の延長で、いつ伺っても「よう来なさった。お茶でもなじらね」と暖かく迎えてくれる場所です。

Sさん 女性

 絵屋が生まれた経緯をよく知っているわけでも理解しているわけでもないので、ほとんど直カンでの意見になりますが、絵屋誕生の種となった根本概念や考えや、そこに集結したご縁や意志などは、とても貴重で、とても大切なもののように感じます。私も含めて、その大事な礎をよく知らない、もしくは忘れてしまった人たちも多いのではないでしょうか。絵屋がどんな考え、流れの中から、どんなふうに生まれたのか、どんな役割を担う存在なのか、なぜ絵屋が、芸術が必要であるのか…………そのあたりのことをまとめた文章を、寄付関連の資料だけではなく、絵屋便にも、毎号もしくは時に掲載したら良いのになあと思っています。(私にとっては個人的ご縁と、直カンによって、絵屋は大切な存在です。)
 展示を毎回観ているわけではないので、ちょっと決めつけになってしまうかも知れませんが、展示内容がいつも似たような波長を出しているようで、同じような、領域の狭いその波長が常に絵屋をつらぬいていて、その領域に入り込めない人たちを拒んでしまっているように感じます。

Wさん 男性

 商業ベースで運営されている他の多くの画廊と異なり、或る主張を持って運営しているように感じられる点が第一にあげられます。そのことで一定の質を保っているように思われ、ひとつの権威が感じられます。

Nさん 男性

 新発田の田部さんの意志を継いで、「良質な絵画を広め、安価で買ってもらい、画家を支援したい」という気持ちに賛同して会員として支援してきた。なかなか、画廊には入りにくいが「新潟絵屋」は気軽に入れることも魅力と感じた。
 また絵を買いたい、飾りたいと思っても「高価」であるため、普通の市民としてなかなか購入することができなかった。その点、そこそこの値段で頒布されることが良いと思った。
 ときどき新潟に出たついでに寄らせていただいている。

Tさん 女性

 過去において美術、アート等はあまり気さくな印象ではなく、比較的、心構えを持って“さぁ 行こう”と見に行っていたように思う。が、絵屋さんは知人の作品を応援しに行ったりするうち、とても身近な存在になった。ひいては美術、アート、全般において気軽な存在になってきた。自分の広告を(「ギャラリー&ミュージアムマップ」に)出すにあたり、“作る”ということに思いをはせるようになった。
 イメージは、やわらかな光、です。

Wさん 女性

 新発田の田部さんの画廊が無くなり、美術館以外では絵を観る等と言う事は殆どなくなりました。画廊と名の付く所は絵を購入する為と言う目的がなければ、入れないような敷居の高さを感じていました。
 でも「新潟絵屋」さんはちょっと違う。今迄、知らなかった作家の方達、若い方の作品…等々、興味深くて、純粋に「観てみたいあぁ〜」と思う。絵屋さんが独自の視点から選ばれた作品が…じゃ、行ってみようか…に変わったと思います。良いなぁ〜と思う絵は、欲しいなぁ〜となります。金額を見て、あきらめる事が多いのですが、それは納得。絵との出会いも一期一会だから、とっても残念で、ずっと心に残っている事もありますが…。絵屋さんを支援する事にいたらない状況だと思いますが、今とても大事な重要な場所だと思っています。
 建物と内容について。小さなスペースですが、伺うとそれを感じない空間にいつも不思議だなぁ〜と感じています。壁の小さな穴もホントニおもしろいですネ。
 絵屋、砂丘館、ギャラリーみつけ、等、更に広がり、更につながっていかれますよう!
 ギャラリー&ミュージアムマップの田代草猫さんの今月の一句…本当にありがとうございます。個人的にはいつも「みるく歯科クリニック」の広告が気になって…。絵も文も……的を得ているなぁ〜。

Tさん 女性

 私にとっては、他のスタッフの方をそれほど知らないこともありますが、井上美雪さんという絵屋を象徴する人物が絵屋そのものとなっています。その独特な雰囲気、お人柄、その時展示されている作品あるいは作家さんとの二者が混ざってひとつの空間ができていると思います。
 アンケートの資料にこれまで520もの企画展を開催とありましたが、井上さんを通して、<絵屋さん<新潟の作家さん<全国の作家さん…<<と広がっていくことに情報源としても心強く感じています。
 移転後の方がよく伺うようになったのですが、当初は大通り沿いの佇まいに違和感を感じていましたが、最近は随分景色に馴染んできました。
 実は、DMの送付に色々好きな点が。チラシの三つ折の仕方とか(タイトルが出るように工夫されてますよね)、束ねるときの帯びの印刷された挨拶文面とか、あと裏紙の活用とか、いいな、と思う点が随所にあります。

Oさん 男性

 長い間、絵屋さんの存在は知っていましたが、私が最初に足を踏み入れたのは、阿部信子さんの作品展だったように思います。勿論作品展によって空気感は違うことと思いますが、私が伺った時々に共通するのは、空間に温もりを感じることです。
 その作品を包み込む温もりの中で観たいと思うから足を運ぶのだろうと。我が家へ作品が移った時のイメージが出来る場であるとも感じています。

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2 新潟絵屋へのご意見や期待すること

Nさん 女性

 「絵屋」が、NPOという新しいギャラリーの姿を、見る人や作る人や作品とともに緩やかに変化しながら探っていく過程は、それ自体が一つの作品のようだと感じています。その「制作過程」を進行形で見せて頂き、ほんのわずかばかりですが、作品を通して関わらせて頂いていることを、とても光栄で嬉しいことだと感じています。
 絵屋の運営委員の皆さんや、絵屋で出会った皆さんの一言一言が、その後の制作の中でふとよみがえって気づきを与えてくれることが何度となくあり、その度に貴重な経験だったのだと実感しています。

Nさん 男性

 現代アート作品を絵屋でもっと沢山観たい。工芸も含めて。

Aさん 男性

 水土、大地の芸術祭よりも、もっと身近な感じで、やさしい感じで町の人達が芸術、絵画などにふれあえる場が、私の住んでいる所にあったらと思います。色々な町にあったらと思います。シュミの人たちとつながって。
 病院や公共の場、普通のお店にも絵がたくさんあったらいいなと思ったりします。(ホスピタル・アート・ディレクターというのをテレビで見ました。)先進的な絵屋の絵たちが世に出て、他の画廊も続いてほしいですね。

Kさん 男性

 人々のニーズは多種多様で運営は大変でしょうが、絵屋のこれまでの理想や理念を貫いてほしいと思っています。そこに絵屋の個性と価値があると思っています。

Kさん 男性

 購入した作品を家で飾って楽しんでいますが、まとめて飾ることができないので、絵屋のスペースで飾ってみたい。

Iさん 女性

 10年以上前に複数作家で構成された企画展に参加させていただき、同じ作り手である作家さん達と交流もでき、とても有意義かつ楽しかったことを思い出します。こういった企画(夏に「ガラス展」とか)は発表する側にも見る側にも新鮮味があると思います。
 また一度絵屋の2Fを拝見させていただいたことがあって、確かたくさんの本や画集があり、ワクワクしたのを憶えているのですが、「Book & Caféスペース」として少し開放していただければ嬉しいです。(コーヒー代ちゃんといただいて…)

Sさん 女性

 大勢の人が来れば良いということでは絶対なく、高次元の質の中で、領域の幅が広がれば絵屋がもっと生きると。まことに個人的感想ですが、「おおむかし、こういう世界にとらわれてたなあ…こんな世界にハマりこんでいた時代があったなあ……」と、過去にやっとのことふり切り通過してきた暗いトンネルを見るような、そんな感じを抱かせる作品が多い。(もちろん、「これはスゴイ!!」と、ひとつ上の次元に頭が持って行かれるような、頭上の眼が開くような、そんな輝かしい世界を見せてくれた作品もありましたが、)
 人間は暗い、だからこそ、そこを突き抜けた光に浴したい、手に入れたい……
 この意見は(鑑賞者、コレクター)複数名の意見でもあります。その中には絵屋に時々通っている人もいます。本当に必要としている人同士が引き寄せられ結びあえるような、キリキリと引きしまった気の漂う場としてずっと続いてほしいです。

Wさん 男性

 これまでと同じく、解らないとされている(?)現代アートを一般に啓蒙しつつ、解る作品の展示もふやしていただきたいです。

Nさん 男性

 われわれは素人なので、絵については専門家が見た評価を受取る以外ない。どちらかと言うと、私たちは直感やその印象で絵を選択評価するからである。その点、作品は専門家が「評価」して展示されているが少し落差を感じている。だんだん、乖離している。率直に言って、難しい、分かりにくい作品が多い。
 具体的には、大倉宏さんの好みがあり難しい作品ばかりが展示されているように感じる。販売が伸びていないのは、そのせいであると思う。かといって、我々素人の好みに応じた作品を選ぶとなると、大倉さんの素晴らしい批評家としての眼が許さない事になるのではないか、と思う。
 もう少し、他の運営委員から作品を推薦していただき、幅広い作品が飾られることを望みたい。そうすれば、販売が伸び、訪問者も増えていくのではないだろうか。絵屋としての多様性を失ってきているように思えます。
 希望としては、絵画を処分したい人と買い手をつなげる「絵画オークション」をしていただきたい。できれば、絵画だけでなく「日本画(軸物)」「美術的道具類」などのオークションがあれば参加してみたい。

Tさん 女性

 絵屋ファンが集って語らう機会はいいですね。
 酒会とか―。また行きたいです。
 他の何かでもいいし、それこそ、気軽にかまわず参加する機会がふえるといいと思います。

Tさん 女性

 物販スペース(?)が奥まっていて少し入りづらさは感じます。
 18時までというのはありがたいです。もうチョイ、19時とかもいいなと思いますが、もちろん色々諸事情がありますからね。

Oさん 男性

 作品を家に受け入れるとはどういうことなのだろう?と考えられる人が、絵屋さんの活動を通じて増えることを期待します。実際に増えていることと思いますし、私もその一人ですが、更に増える事を望みます。

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このページは、今後も随時更新していきます。
お寄せいただいたご回答をほぼ原文のまま掲載させていただきました。

さらに、長文の回答もご紹介します。

藤嶋俊會さん 会員

 私の新潟との関わりから話を始めると、知人の紹介で新潟日報の美術展評を始めたのは1986年の11月からであった。最初の作家は原裕治さんの彫刻だった。その頃は公募展が主だったが、グループ展、個展、何であろうと新潟に関わりのある美術家を取り上げようと思った。新潟日報の原稿用紙に原稿を書いて東京支社に郵便で送っていた。今では写真も添付してメールで送れるようになり、隔世の感を強くする。2007年1月21日六本木に国立新美術館ができてからは、上野と六本木の両方を見るのはきついので公募展は見るだけにした。後日公募展評を続けて欲しいとう声を何人かの作家から聞いた。以来現在は「ニイガタレビュー」(2014年3月29日から開始)への投稿に主として関わっている。
 私自身は会津若松市に生まれ、母方の祖父は第四銀行に勤めていた銀行マンであり、ルーツは新潟にあるようであった。おかげで新潟との縁が出来、多くの作家を知ることができ、貴重な財産にもなった。また上越市美術展の審査などで新潟県に出掛ける機会もあり、その度に新潟市に立ち寄って市内を歩き回ることもあった。
 よく言われるように新潟は美術に熱心なところであると感じており、新潟の美術情報には敏感になっていた。そうしたところに新潟絵屋の情報も入り、大倉宏さんの名前はすでに知っていたので直ちに入会をしたのだと思う。現在は地元神奈川の美術展評を毎月担当しており、新潟と神奈川という対照的ともいえる地方の美術状況に関心を強めている。

 さて本題だが、外側から眺めている身勝手な見方ではあるが、新潟絵屋の存在は大きな役割を果たしていると思う。確かに新潟には県立、市立の美術館がともに2館ずつあり、財団立や私立の美術館も結構ある。問題はそこで開かれる展覧会も重要だが、現存して活動している作家が集まる場のことである。そこへ行けば誰か見知っている人がいて雑談してひとときを過ごすことができる場のことである。美術館もそういう場ではあるはずなのだが、しばしば敷居が高くなりがちである。絵屋と砂丘館は敷居を外して場作りに貢献しており、その事実自体が重要であると思う。
 美術館の事業の中で必ず取り上げられるのが郷土作家に対するフォローである。グループ展から始まって個展を開いたり、作品を収蔵したり、地方の美術館ならどこでも実施している事業である。若い時は地元の美術館など無視して都会に出て来たが、突然美術館から電話があり作品を出してくれと云う連絡をもらったというような話も聞く。美術館がゴールというわけではないが、絵屋と砂丘館は美術館ではできない裾野作りに役立っており、裾野がなければ峰も頂上もない。本来は美術館がやるべきことだがなかなかできないことを代わってやっている身軽さを発揮している。
 経営的なことについては意見を述べる資格はないと思うが、お金の動きは時代の流行や趣味の傾向に大きな影響を受けるのだと思う。(2017年4月24日)
2000年6月新聞記事絵屋
2000年の紹介記事より

新潟絵屋のこれまでとこれから

 新潟絵屋は2000年に発足し、17年、企画展を行う民営の画廊として、活動を継続してきました。その間、2005年にはNPO法人に、2015年には認定NPO法人になりました。今後は「NPO画廊としての運営」を基盤としながら、新潟市を主なエリアとしつつ、美術に関わる多角的な活動を長期的に行う「場所」にしていきたいと考えています。
 新潟絵屋の運営の一端を担ってきた一人として、これまでを振り返り、現在を見つめ、これからの展望を語ってみたいと思います。

目次
1 画廊とは
2 画廊の「企画展」は地域の美術の基本単位
3 これまで
4 歴史のある場所と美術
5 画廊の経営基盤
6 絵を生活の中へ
7 画廊の増加と経営の困難
8 これから
新潟絵屋外観

1 画廊とは

 画廊は美術品を展示し、販売する場所です。美術品を商う店であり、ショールームです。同じく美術品を展示する場所である美術館より、規模は小さく、個人によって主宰・経営されることがほとんどです。
 美術品に接することのできる身近で、ささやかな場所です。

2 画廊の「企画展」は地域の美術の基本単位

 画廊には大きく分けて、「貸会場」と「企画展」の二つの形があります。
 貸会場は美術家が、画廊から展示スペースを自費で借りて、会場も自ら作ります。美術家の自己プロデュースによる発表と言うことができます。
 一方「企画展」は展覧会の構成に画廊(画廊を主宰・経営する個人である画廊主)が大きく関わります。
 美術家が「作る人」であるとするなら、画廊主は「見る人」です。企画展は、見る人である画廊主が、作る人である美術家の作品を見、「いい」と感じ、その作品を人々に見てほしい、紹介したいと思い立つことから始まります。一つの個展は作品の選択、展示、案内状の作成と発送、来客応対、作品販売など多くの要素で作られますが、画廊主はそのすべてに関わり、自分が「見て」「感じた」ことを基本に、美術家と話し合い、個展の全体を美術家とともに構成していきます。
 美術は、美術品を生み出す美術家に焦点があたりがちですが、その美術品の「価値」を評価し、社会化していく人間の営みが一方にあって、創作物が「美術品」として、美術家が美術家として、社会に認知されていくという過程があることを、忘れてはなりません。
 美術の世界における評価は、これまで「公募展」というコンクール形式の、スポーツでいうならば競技会にあたる展覧会が大きく担ってきました。コンクール形式の評価は、もちろん今も機能しています。しかしその弊害もいろいろ指摘されています。弊害の一つは、全国規模の公募展の開催場所が、限られた大都市に集中し、そこで評価された「価値」が、それが開催されない地域にも広げられた結果、価値を生み出す大都市である「中央」と、価値を受容する「地方」という二極分化が生じ、大都市以外の地域では、美術の評価を自ら主体的に行う作業が減退してしまったことでしょう。また、一つの作品で「競う」ことが評価につながるため、一人の美術家の複数の作品を、ほかから切り離してじっくり見ることで伝わる作品の価値が、見逃されがちであるということもありました。
 画廊の企画展は、規模は小さいながら、そのはじまりが、画廊主という、その地域に暮らす一個人である「見る人」の主体的な判断にあります。その点で、画廊の企画展には、失われた、あるいは減退した地域での主体的な評価活動のささやかな回復という重要な意味があります。また一人の作品を、ひとつの場所で、まとまって見る機会を生み出すことで、公募展ではすくいあげられない価値を発見できる機会にもなります。
 美術は高い質の創作物を生み出す「作る」人と、それを評価し、紹介する「見る人」の出会いから生まれるとするなら、その出会いに始まる、一人の美術家の価値をトータルで伝えようとする画廊の企画展は、「地域の自立した美術の基本単位」だと言うことができます。その地域の美術家が、その地域で評価され、その地域に知られていくという、大都市の価値観に一方的に従属しない地域の美術の健全な姿の原点が、画廊の企画展にあると考えます。

3 これまで

 新潟絵屋が2000年にオープンした当時の、新潟市の状況は、画廊の数が少なく、画廊の企画展に接する機会もたいへん限られていました。
 そうした中で「見る人による、見る人のための、見る人による企画展空間」という、今振り返ると少々大仰なキャッチフレーズを掲げて新潟絵屋がスタートしたのは、画廊の企画展の原点が「見る人の主体性」にあるという強い思いからでした。「企画展」だけを行う/企画展の「企画者」の個人名を案内状に明記する/個展案内である「絵屋便」に企画者の文章を載せる、など新潟絵屋が選択した方式も、開催される個展が、美術家という「作る人」と、企画者という「見る人」の共同作業で生み出されていることを、個展の開催を知り、実際に見に来る人々に知ってほしいと考えたからでした。
 新潟絵屋は大工、家具職人、文化イベントプロデューサー、デザイナー、写真家、雑誌編集者、建築家、俳人、美術評論家などさまざまな職業の9人の共同運営でスタートしました。それぞれが自分の「企画」を提案し、美術家とともに実施し、また9人以外の「見る人」が企画者になる企画展の開催も可能となる場所にしていきたいという意味をこめて、「企画展をサポートする空間」と呼んだこともありました。「新潟絵屋」の役割は、企画者と美術家という個人が出会い、一緒に企画展を作り上げていく、「主体的な個人たちの営み」をサポートすることでありたいとの思いがありました。
 複数の人間が持ち寄る企画によって、月3回の企画展を継続していくことは、東京の銀座のように、個性豊かな画廊主が経営する画廊が数多くあつまる場所を、一つの画廊で体現しようとした、いささか無謀な試みでもありました。

4 歴史のある場所と美術

 ほかの面についても、語りたいと思います。
 新潟絵屋は新潟下町という古い町屋が多く残る一角に、大正期の町屋の店舗部分を改装して展示室を作りました。そもそもが古い情緒の香る新潟の「下(しも)」に、場所としての魅力を感じたメンバーが抱いた、歴史を刻んだ建築物という魅力ある場所に心引かれる作品を展示することで、場所と作品の魅力が響き合って生まれる場を作りたいとの願いがありました。建物の古さがはっきり見えるようにし、木造の空間の魅力と外と内がやわらかくつながる日本建築のよさも同時に感じられる、そのような「企画展の空間」を作りたいと願いました。
 呼びかけに応えて下さった多くの方々の助力を得て、そのような器(展示室空間)を実際に生み出すことができたことが、画廊の個性となり、継続の推進力にもなりました。500回を越える美術家の個展を開催してきましたが、その都度、まったく新しい場所が生まれたと感じることができたのは、作品の力であると同時に、この展示室空間の魅力でもあったと強く感じています。
 歴史的建造物と美術品の響き合いは、後に新潟絵屋が指定管理者の一員として関わるようになった砂丘館でも、新たに試みられていくことになりました。

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5 画廊の経営基盤

 もう一つは「商」行為に関わる側面です。
 画廊は冒頭でも書いたように美術品という「商品」を提示するショールームであり、それを実際に販売する商店でもあります。美術館(とくに公立美術館)と画廊の大きな違いも、そこにあります。公立美術館は純粋に美術文化を支え、創造する施設であり、画廊は美術品の販売によって、美術を利用して利益を追求する民間企業であるという単純な見方をされることもあります。
 画廊の経営基盤は先に書いた「貸会場」と「企画展」では異なります。貸し会場は場所のレンタル料金を主な収入源としますが、企画展は画廊自らが展覧会を主催するため、そのようなレンタル料金が基本的にありません。何が経営の基盤になるかと言えば、美術品の販売であり、その販売利益です。
 美術品は、生活必需品とは異なり、継続的な需要は少なく、なかなか販売が難しい商品でもあります。美術家の作品の魅力を、魅力ある場所で、より効果的に伝えようという気持ちで構成される企画展会場は、販売を主目的で構成される展示会場とは異なり、購買意欲をかきたてるのではなく、鑑賞行為に没頭できるように配慮された空間であることが、商行為の成立をさらに難しくする悩みも、商店としての画廊は抱えています。
 新潟絵屋は画廊の少ない新潟市で、絵を販売することだけを経営基盤とする困難を見通し、「企画展をサポートする空間」の実現と維持が、地域の文化に貢献する公的価値を持つという考えを訴え、会員(正会員・賛助会員・寄付会員)の会費収入をもうひとつの経営基盤とする方法を選択しました。その会員の方々の力で、これまでの継続がなんとか可能になりました。

6 絵を生活の中へ

 新潟絵屋は、しかし、絵を販売するという「商」行為を、利益を得るという面とは違う側からも捉え、考えてきました。ほかの画廊やほかの商店でも同じ面があるのだと思いますが、絵は買われることで、個人の生活の中へ入っていきます。「美術品」は美術館や展覧会で見る、遠い、高尚なものという感覚を持つ人がまだまだ多いのですが、実際に生活の場で絵に接すると、絵はまた違う、親密な声で語りかけてきます。それは生活の質が、より豊かに変わることでもあります。
 私たちは絵を売ることを、絵が生活に入っていくことだと考えました。画廊の展示室を土壁や格子戸や漆喰の壁など、日本の家(生活の空間)につながる内装としたのも、画廊の営みが、販売を通じて、生活の場に絵をつなげていくことでもあると考えたためです。
 販売行為には、そのように美術を鑑賞する空間を多様化していくという大切な意味があると、いまも考えています。だからこそ単純に「売れやすい」絵ではなく、自分(企画者)が「いい」と心から思える絵を、企画展によって、画廊に展示しつづけていくことが重要なことだと考えてきました。
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7 画廊の増加と経営の困難

 新潟絵屋が発足して17年。新潟市には、美術に関わることでも、さまざまな変化がありました。
 そのひとつに画廊の増加がありました。画廊を訪れ、回遊する人々が増えてほしい、また、そういう人たちへの手助けとなればとの思いから作り始めたのが「新潟島とその周辺 ギャラリー&ミュージアムマップ」の発行でした。画廊の展覧会情報を掲載したマップを毎月発行しつづけて、まもなく10年になります。
 月に3回という企画展を続けることは、新潟絵屋というひとつの画廊の中に、多様な画廊がある状態にしたいということだったと書きましたが、民営画廊の増加によって、実際に新潟市は多様な画廊が独自の活動を行う状態になりました。2000年のスタート時とは状況が明確に変化してきたということです。それはほかの画廊と新潟絵屋の違いは何かが、見えにくくなってきたということでもありました。
 どの民営画廊も困難な状況で経営努力を続けているなかで、会費や寄付を基盤とする新潟絵屋のあり方への疑問が、素朴に問われることも増えてきました。
 そのような現況をふまえて、これからの新潟絵屋のあり方を、考え直さなくてはならない時期になりました。
 NPO法人となり、またパブリックサポートテストというハードルを越える努力をして、認定NPO法人の認定を得たのも、今後の新潟絵屋のあり方を見据えてのことでした。認定NPO法人は、寄付者への税制優遇があります。具体的には確定申告により寄付金の一部が還付されます。それによって「寄付が集めやすくなる」という、NPOを税制の面で支援する制度です。
 しかし認定NPO法人になっただけで、寄付が集まるということではなく、活動の「公共性」を訴え、寄付を集めていく努力が必要です。そのためにも、新潟絵屋とはどのような活動をしてきたのか、していこうとしているのかを、明確に伝えることが、より一層必要になってきました。
 企画展を行う民営画廊としてスタートした新潟絵屋が、より「パブリック(公的)」な活動体となることを選択したということでもありました。
 しかし実際には、活動内容を大きく変えることが、すぐにはできませんでした。ほかの画廊との違いを大きく打ち出すことができないなか、寄付の呼びかけを行う難しさも実感しました。そして長引く不況のなかで、絵の販売はさらに難しい状況になり、経営状況からも、これからのあり方を、あたらめて考えなくてはならない事態に迫られました。

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8 これから

 17年がたち、数も増え、内容も充実してきたほかの民営画廊との差異と、寄付を求める根拠としての「公的性格」をもっと明確にしていかなくてはならないのですが、劇的な変化は、簡単にはできません。しかし徐々に、将来の新潟絵屋像に向かって、脱皮をしていきたいと思います。
 そのことをめぐって、メンバーたちと議論をすすめていますが、これまでの話し合いで合意されてきた、今後の新しい方針を記します。

 一つ目の方向は、美術家を志す人々への積極的な支援です。

 そのために創設を考えているのが「オープン絵屋」です。新潟には美術系の大学や学部があり、専門学校がいくつもあります。そういう場で学んでいたり、またそのほかの場にいても、美術の表現者を目指したいと考えている人々に、新潟絵屋を開いて(オープンにして)いきたいと考えます。
 厳しい経営状況から、当初は「貸会場」のように、個展やグループ展を行う方々から会場費を支払っていただく形をとらざるを得ませんが、その場合でも、画廊の担当者が、企画展の企画者のように、作家たちとともに展覧会を作ることで、画廊での発表ということの意味と魅力を、美術家を志す人たちに伝えていきたいと思います。画廊で個展で発表する環境作りの一環とも捉えたいと考えます。

 二つ目の方向は、これまで新潟絵屋が指向してきた「生活と美術」の関わりを深める活動です。

 具体的に現在構想しているのは「絵画と場所のコーディネート事業」です(すでに「eto」の名称でホームページなどでの広報を始めました)。新潟絵屋のこれまで関わってきた画家たちの絵を、希望の場所にコーディネートさせていただき、身近な場所で絵に接する機会を広げる活動としていきたいと思います。

 三つ目の方向は「企画展」のより一層の充実です。

 これまでも、一人ひとりの企画者が、美術家と共に充実した企画展を開催してきたという自負はあるのですが、月に3回というペースに、いささか無理があったのではないかと感じるようになりました。当初は、さまざまなメンバーが企画者になり、多様な企画展に接することができる場になっていましたが、近年はそのメンバーたちも本業に時間をとられることが多くなり、企画者に偏りが見られるようになりました。その結果、個人経営の画廊との差異が一層見えにくいことになってしまいました。
 今後は企画展の数を減らし、会期を長くし、一つの企画展によりじっくり、余裕をもって取り組み、広報や美術家と鑑賞者の交流にも、これまで以上に力を注ぎたいと思います。また独自の視点を持つ方々に委嘱する企画展をもっと増やしていくことで、企画の多様性を広げ、個人が企画する展示を行う場でありつつ、その個人が経営する場ではないという新潟絵屋のあり方を継続します。指定管理に関わる砂丘館やギャラリーみつけなどとの連携も生かしながら、ほかの民営画廊では実現の難しい美術家や表現の紹介も、より積極的に行います。

 四つ目の方向は、美術に関わる多様な事業の展開です。

 これまでは展示室の一角にある売店で、新潟絵屋で展示をした作家たちの協力を得て、カレンダーや便箋などを制作し、販売してきました。今後はさらに、美術に親しんでもらい、美術家の魅力をもっと身近に感じてもらうための印刷物、グッズ類などの制作や、美術家と共同して行う事業にも取り組みます。将来的にはデザイン部門も創設し、新潟絵屋のこれまでの経験を生かし、美術に関わる出版物の制作なども手がけ、より多くの人たちに美術の世界に目を向けてもらうきっかけを生み出していきたいと思います。また美術家によるワークショップなど、美術や美術家との交流事業もより積極的に行っていく予定です。

 経営の基盤としては、これまで会費と寄付金収入、そして作品の販売収入を両輪としてきましたが、今後はここに書いたような新たな展開で、収入源のさらなる多角化を目指します。

 それでも、会費と寄付金収入が、経営基盤の大きな柱の一つであることは変わりません。これまで、会員の方々に新潟絵屋の活動内容や、新潟絵屋のメンバーたちが考えていることを十分にお伝えしきれていなかった面がありました。今回のアンケートの実施で、新潟絵屋を支援して下さってきた方々にも、それぞれの思いや意見があることを、あらためて感じました。
 支えて下さってきた方々との両方向のコミュニケーションを、これまで以上に心がけるよう努めていきながら、新潟絵屋の活動についてご理解いただける方々を、増やしていきたいと思います。

2017年5月
大倉宏(認定NPO法人新潟絵屋代表)
これから新潟絵屋

しんぞう×マトリョーシカ 

作家ものマトリョーシカ

白木のマトリョーシカ人形を作家に手渡し、自由に手を加えていただいたものを、リレー式で紹介します。

第一号はしんぞう作。
大の中に3体入り、個別に置けば収納に。
5月2日にショップに登場します。

はてさて、次はだれでしょう。おたのしみに。

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ギャラリー&ミュージアムマップ 4/20~5/25 2017

私たちは、画廊や美術館を巡るひとが増えるにはどんな環境が必要か、考えています。
2008年創刊、毎月無料配布の情報冊子です。

新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ | gallery & Museum Schedule 2017.4-5

2017年4月20日(木)- 5月25日(木)

Shop 京都の松本健宏さんの 干支もの

12月に入荷しました。

「全てイッテンモノなので、 形や色模様が、 少し変わりますし、 まだ新たなものも出てくるかもしれません」 松本さんのコメント
その後、すてきな3人組が到着しました。

PHOTO:干支人形・大(高さ25cm/税込5,400円) ・小(高さ12cm/税込2,700円)
手ぬぐい(税込2,160)

大の近影
松本健宏
松本健宏
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松本健宏

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ショップ うつろうもの のこるもの

うつろうもの のこるもの

MADO+ BOOKS 001『うつろうもの のこるもの』取り扱い中

斉藤文夫氏インタビュー「角海浜 ―過疎に消えた村の記憶―」、座談会「角海と阿賀に生きた人々」収録、椹木野衣氏寄稿など。

掲載写真:斉藤文夫(角海浜)、村井勇(映画『阿賀に生きる』)、石山与五栄門(鎧潟)。

企画・編集・発行: Bricole(桾沢和典・桾沢厚子)/A5サイズ/80ページ

税込1,500円

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Report 三つ編み観音の出張

 新潟絵屋の小さな庭に、石像があるのをご存知でしょうか。作者は漆山昌志さん(阿賀野市)。通称三つ編み観音は、いつもはもみじの木陰で、すずらんに囲まれて佇んでいます。砂丘館での「越境する職人の技展」に、三つ編み観音が出張しました。花のないツツジの前に置かれ、いつもは見れない西日に目を細めていました。(レポート 大倉 宏)

PHOTO: 写真・砂丘館の主庭で。

認定特定非営利活動法人 新潟絵屋

全国に所轄庁認定・仮認定NPO法人は892件(2016.4.8現在)あり、新潟絵屋はそのひとつです。

≫ 認定NPO法人制度とは

・運営組織および事業活動が適正であって
・公益の増進に資する

と、所轄庁(都道府県・政令市)から認定を受けたNPO法人に、寄付税制等の優遇税制でNPOの活動支援を行う制度です。


寄付と会費が認定NPO法人新潟絵屋の活動の〈質〉を支えます

≫ 新潟絵屋の活動

・個人が企画する質と自由度を持つ展覧会の開催。
・地域の文化における画廊という場の意義を伝える活動。

新潟絵屋は作品と場所を同時に生かす、独自の展示を、企画展ごとに創造しています。

2008年より、新潟の画廊をめぐる小さい冒険の旅をガイド・サポートする「新潟島とその周辺 ギャラリー&ミュージアムマップ」を月刊で発行しています。

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≫ 新潟絵屋の経営基盤

・作品の販売
・寄付と会費

作品販売には美術と生活をつなぐ大事な意味があります。

画廊は、作品販売のみを基盤にすると、営利に左右され質と自由の維持がむずかしくなるという問題に直面します。活動の〈質〉を維持するために、寄付と会費による基盤の多元化が必要です。

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実際の活動を知り、寄付や会員入会によって
サポートをして下さる方々を新潟絵屋は求めています。


1. 寄付会員になる場合

≫ 寄付会員とは

3,000円以上の寄付をする方が「寄付会員」です。
認定NPO法人への寄付には税制上の優遇があります。

≫ 税制上の優遇

☑ 個人の場合

新潟絵屋への寄付は確定申告により、税金の控除を受けられます。
参考ページリンク http://www.nintei-torou.net/わかる-寄附金控除/

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☑ 法人の場合

認定NPO法人に寄付すると「特別損金算入限度額」の導入で経費扱いの額が上がります。
参考ページリンク http://www.nintei-torou.net/わかる-寄附金控除/はじめての-企業寄付/


2. 相続財産を寄付する場合

≫ 遺言による遺贈や相続財産の寄付もお受けしています

認定NPO法人に相続財産を寄付した場合には

寄贈分の財産の相続税が免除されます。
参考ページリンク http://www.nintei-torou.net/わかる-寄附金控除/はじめての-相続財産寄付/

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「世界内存在」という言葉があります。ブランコがあるとすると、そのブランコに乗っている状態。寄付行為を、ブランコを外から揺らすのではなく、乗って動かすことだと考えてはどうでしょう。自分と寄付相手を含む世界を、世界のなかで動かそうとする行為だと。寄付相手の活動により、世界が自分のイメージする方向へ少しずつ動いていく。そんな行為の日常化が寄付文化の成熟だとすれば、日本でそれはまだまだ進行途上。寄付文化の成長を願いつつ、寄付を受け活動する存在として、認定NPOになったことを一つの契機に、新潟絵屋も活動の意義をもっと明確に発信していかねばと思う昨今です。
大倉 宏 (新潟絵屋代表)


このページはNPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 http://www.npoweb.jp にリンクしています

写真:2015年10月華雪書展「由」
絵:かぜちゃぴ

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ショップ 「日常と不在を見つめて」

ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学 (里山社)

赤坂憲雄 飯沢耕太郎 大倉宏 小林茂 椹木野衣 諏訪敦彦 想田和弘 林海象 原一男 平田オリザ 港千尋 森達也 森まゆみ 他

第1章 「阿賀と日常」では旗野秀人が座談会に登場します。

368頁 (カラー16頁含) 3,780円 (税込)

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