見えないカタチ 見えるカタチ

新潟絵屋企画ワークショップ

3/20[水・祝]
13:30~15:00 講師:星野貴代

 描きたいものはなくていい。線や点、色をのせているうちにきっと何かが生まれてくる…。絵の具やワックスを使い、重ね絵づくりを楽しみます。

会場:新潟市こども創造センター(新潟市中央区清五郎375-2)
対象:小学生~18歳までの子(小学2年生以下は保護者同伴)
定員16名(要申込)/参加費1,000円
*作品は当日持ち帰り/アイロンを使用する内容です
お申し込み先
新潟市こども創造センター tel.025-281-3715(9:00-17:00)
企画:新潟絵屋

星野貴代(ほしの たかよ)
1974年新潟市生まれ。99年佐藤公平氏に師事。 2001年新潟市西蒲区(旧中之口村)に開窯。02年以降毎年個展で発表しており、近年は陶芸のほか絵の制作も行う。

お申し込み受付窓口:こども創造センター

定員状況はこども創造センターへ直接お問い合わせください。

星野貴代

星野貴代
星野貴代
星野貴代
星野貴代

〜講師からの言葉〜
好きに理由はない。私は空が好き。雲が好き。星が好き。ずっと空を見上げている。
写真にうつるのは苦手。スマホで記録するのも苦手。現実(実物)とは違っても心に残ったものを思い返して表現したい。それが土であれ、紙に描いた線であれ。(星野貴代)


▶ 星野貴代展 砂に描いた線(2023)
▶ 星野貴代展「あしたの気配」(2020)
▶ SHOP 星野貴代 陶器

カテゴリー: NEWS

久保舎己展「ひとがゆく」

12/16[土]―27[水]

ギャラリートーク
「久保舎己さんの仕事を語る」

12/20[水]18:00〜19:00

絵巻
特別展示

会場1. 砂丘館 12/16[土]―27[水]
会場2. 正福寺 12/23[土]―24[日]限定2日間

niigata eya exhibition 663

 戦争が今、平和なように見えるここにも、いつになく身近に迫ってきた。

 そんな時期に際会した久保舎己の新作「ひとがゆく」は個人、グループ、集団を表現した連作である。見ながら自然に思い出されたのが、京都の画家北脇昇が敗戦4年後(久保の生まれた翌年の1949年)に描いた「クオ・ヴァディス(何処へ)」だった。空白の大地の隅に本を抱え、袋を肩にかけた男が一歩を踏み出せず立っている。遠方には降りしきる雨とデモ行進する群衆。集団が殺しあい、個が封殺された時代は消えたのか、見えなくなっただけなのか。四日市公害と戦う市民兵の会を支援し、絵、木版画を独学で制作し始め、個であることを問い続けた久保の人生が、北脇の絵の男が歩いたその後だった気がしてくる。
 10月に逝った久保の連作から、まだ見えないひとりが、また最初の一歩を踏み出す光景が浮かぶ。(企画者:大倉宏)

War is now closer than ever, even here in this seemingly peaceful world.
 It is at this juncture that I encountered Sutemi Kubo’s new work, “Hito ga yuku”(Our Path), a series of paintings depicting individuals, groups, and collectives. As I looked at it, I was naturally reminded of “Quo Vadis” (Where to), painted by Kyoto artist Noboru Kitawaki four years after the war’s end (in 1949, one year after Kubo’s birth). A man with a book in his arms and a sack over his shoulder stands in the corner of an empty field, unable to take a step forward. In the distance, the rain was pouring down and crowds were marching. Have the times when groups killed each other and individuals were suppressed vanished, or have they simply disappeared from sight. I feel that the life of Kubo, who supported the Association of Shiminhei Fighting Pollution in Yokkaichi, began to create pictures and woodblock prints on his own, and continued to question being an individual, was what the man in the picture in Kitawaki walked after.
 From the series of works by Kubo, who passed away in October, we can picture a scene of one person, still unseen, taking another first step forward. (Exhibition Planner: Hiroshi Okura)

久保舎己(くぼ すてみ)
1948年三重県津市生まれ。66年東京寛永寺美術研究所に学ぶ。75年木版画を独学ではじめる。三重を中心に、愛知、東京、新潟などで発表。2018年ドイツ・ブッフハイム美術館で企画展、23年5月~6月原爆の図 丸木美術館で「久保舎己木版画展 ひとがゆく」が開催される。刊行物に『久保舎己 版画集 1977-2012』(ドイツ語/英訳・日本語訳あり)、『ホシヒト ある“個”の軌跡―久保舎己木版画集』(言水制作室)などがある。2023年10月4日逝去。

Sutemi Kubo
Born in Tsu City, Mie Prefecture in 1948, studied at the Kan-eiji Art Institute in Tokyo in 1966, and began self-taught woodblock printmaking in 1975. He has exhibited mainly in Mie, but also in Aichi, Tokyo, Niigata, and other cities. An exhibition was held at the Kunstmuseum Buchheim in Germany in 2018, and a Kubo Sutemi Woodblock Print Exhibition: Our Path was held at the Maruki Gallery for the Hiroshima Panels from May to June 2023. Publications include Kubo Sutemi Prints 1977-2012 (German with English and Japanese translations), Hoshihito: The Trajectory of an Individual – Kubo Sutemi Woodblock Prints (Kotomizu Seisakushitsu). He passed away on October 4, 2023.

久保舎己展
PHOTO:「ひとがゆく」木版画 50.4×65.3cm

久保舎己展「ひとがゆく」
PHOTO:「ひとがゆく」木版画 23.1×10.0cm

久保舎己展「ひとがゆく」
PHOTO:「ひとがゆく」木版画 29.6×19.9cm


関連イベント

久保舎己展トーク
「久保舎己さんの仕事を語る」
12/20[水]18:00-19:00

岡村幸宣(原爆の図 丸木美術館学芸員)・石崎尚(愛知県美術館学芸員)・大倉宏


特別展示

本シリーズの大作2点をつぎの会場にて特別公開いたします。

会場1.砂丘館
12/16[土]―27[水]

9:00-19:00/月曜日休館
出品「ひとがゆく」木版画 95×約1000cm

会場2.正福寺
12/23[土]―24[日]限定2日間

13:00-17:00
出品「ひとがゆく」木版画 95×約2000cm


▶ 久保舎己展 1980-1999
▶ 久保舎己 木版画展

ナヲシテツカウ うつわのお直し相談受注会 2023年 夏

7/12[水]― 14[金]
11:00 – 15:00

会場:新潟絵屋 展示室

相談役:ナヲシテツカウ(長谷川加奈)
お問い合わせ:新潟絵屋 
tel. 025-222-6888

陶磁器の割れ、欠け、ひびなどのお直しをご相談&お見積もり&ご注文いただけます。今年で相談会は5年目を迎えますが、毎回ご好評いただいております。仕上げの方法は、うるし、錫粉、銀粉、金粉など。器をご持参の上ご来場ください。

*本漆使用のため陶磁器のみ。ガラスはできません。
*欠損部があっても大丈夫。時間はかかりますが成形できます。

長谷川加奈
味処 はせ川(古町9)女将。店で使う器を自分の手で直したいと金継ぎを学ぶ。 2018年5月より金継ぎネットショップ「新潟の金継ぎや ナヲシテツカウ」 を運営。
naoshite-tsukau.com


▶ ナヲシテツカウ うつわのお直し相談受注会 2023年
▶ うつわのお直し相談受注会
▶ ナヲシテツカウうつわの お直し相談受注会
▶ ナヲシテツカウ金継ぎ教室 2019年6月〜

ナヲシテツカウ講座
2018年秋の相談受注会の様子


カテゴリー: NEWS

佐藤竜 作品集/ポストカードセット

5/2[火]―8/31[木]期間限定

 佐藤竜さんは井田さんと同じ旧新津市生まれで同学年。同じ専門学校で学びました。2008年刊行の画集をご紹介します。

佐藤竜 作品集

作品集 『Sato Ryo 1976-2006 ~無垢なるもの~』
2008年発行
A4サイズ/88頁
税込 3,000

『Sato Ryo 1976-2006 ~無垢なるもの~』

ポストカードセット
6枚入り
税込 900

佐藤竜(さとう りょう):1976年新潟市(旧新津市)生まれ。97年新潟デザイン専門学校グラフィックデザイン科ファインアート研究課程卒業。97年以後商業デザインの仕事に携わりながら、作品を制作。99年クリエイターズマーケット、GEISAIなどに出展。2000年第6回ポスタートリエンナーレトヤマ入選。「ROOP BAR」(praha /新潟市)に出展。04年「なくなる工場展」出展。 06年没。06年個展「すべては彼女のために」(BOOK OF DAYS/新潟市)、08年回顧展「佐藤竜展 無垢なるもの」(新津美術館)開催。satoryo.com


器のお直し相談会

7/12[水]― 14[金] 11:00-15:00
会場:新潟絵屋 展示室
相談役:ナヲシテツカウ(長谷川加奈)

陶磁器の割れ、欠け、ひびなどのお直しをご相談&お見積もり&ご注文いただけます。
仕上げの方法は、うるし、錫粉、銀粉、金粉など。
うつわをご持参の上ご来場ください。

*ご予約は不要です。
*本漆使用のため陶磁器のみ。ガラスはできません。
*欠損部があっても大丈夫。時間はかかりますが成形できます。


長谷川加奈
味処 はせ川(古町9)女将。店で使う器を自分の手で直したいと金継ぎを学ぶ。
naoshite-tsukau.com

ナヲシテツカウ(長谷川加奈)


▶2022年お直し相談&受注会【終了】
▶2021年お直し相談&受注会【終了】
▶2019年お直し相談&受注会【終了】
▶ナヲシテツカウ金継ぎ教室【終了】

会員募集中

上 左:村井勇作品日暦 中:2020.8後藤裕子展 右:2020.9漆山昌志展 
下 左:2019.9小木曽瑞枝展 中:2018.3伊津野雄二展 右:2015.1蓮池もも展 

新潟絵屋は、気軽に訪れ、多様な「よい美術」に触れることのできる場を目指し、展覧会の企画と開催を主軸に活動しております。1年間に開催する展覧会は約20。企画展の広がりと自由度は、会員制度と寄付金にささえられています。

新潟絵屋

photo: 村井 勇

種別は3種類

寄付会員

3,000円〜

賛助会員

個人賛助会員5,000円/法人賛助会員10,000円

正会員

5,000円

手続きは店頭および通販サイトで随時承ります。

寄付会員
新潟絵屋の活動を支援するための寄付をしてくださる方々の総称です。
会費は、新潟絵屋への寄付になります。2015年に認定NPO法人に認定され、寄付者(寄付会員)は税制上の寄付控除を受けられるようになりました。▶ 認定NPO法人について
認定NPO法人は、3,000円以上の寄付者が5年間で平均100人を超えることが条件のひとつです。寄付会員としてご参加くださることが、新潟絵屋のあり方の支えとなります。

賛助会員
新潟絵屋の活動の趣旨に賛同し、活動を支援する会員です。
特典があるため、作品購入や有料イベントに参加の機会がある方へおすすめです。

正会員
新潟絵屋の運営に関わることができます。正会員のみ、総会での議決権があります。
正会員の方へはより詳しい内容で会計報告・事業報告をいたしておりす。
賛助会員同様、つぎの特典があります。

特 典
  • 作品をご購入の際、1企画展1作品1割引。
  • 入会・更新にて作品購入時1,000円OFF。
  • 有効期間内に更新していただくと作品購入時1,000円OFF。
  • ギャラリートークなど新潟絵屋が単独で開催する有料イベントの参加料を2割引(ただしオンラインイベントを除く)。
  • オリジナル商品「絵屋椅子」割引、など。

有効期間はいずれも1年間です。
会員の方には、新潟絵屋・砂丘館の催し・「新潟島とその周辺 ギャラリーミュージアムマップ」をご案内するほか、実際の活動を知っていただくため、年に一度会計報告・事業報告をさせていただいております。

会員証会員証

新しい会員証は作家とコラボしたオリジナルで、スタンプサービスも開始します。ご来廊時にご提示いただくと、1展覧会につき1回スタンプをおします。スタンプ5つごとにささやかな記念品をご用意しておりますので、ぜひご活用ください!


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相続財産のご寄付などのお問い合わせはこちらからお寄せくださいませ
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斎藤応志

 左:斎藤應志 右:2020.2斎藤應志展

画廊 新潟絵屋
新潟絵屋は、異ジャンルで活動する個人の集団が自主運営する画廊で、2005年に「特定非営利活動(NPO)法人」に認証されました。
画廊は美術家の発表の場で、鑑賞者が表現に出会える場です。経営の基盤は美術品の販売ですが、多様性を維持するために会費収入をもうひとつの基盤とし、企画展の自由度を広げています。

企画展とは
「見る人」である個人が「よい」と思う美術作品や美術家を広く紹介する場が企画展で、企画者は企画展に関わるすべてに責任を持ちます。一個人の鑑賞と評価から発想される企画展は、大都市圏から発信される「情報」の影響から距離を置いた発表と鑑賞の場を作り出すステージです。企画展は月例委員会で提案と検討を行い、開催実現に向け新潟絵屋が全面的にサポートしています。

展示室から外へ
ご自宅や仕事場、病院の待合室などに絵を飾ることで日々の生活が生き生きしたものになることを願い、絵のある空間づくりを推進する事業「eto」を行っています。また、画廊や美術館で気軽に鑑賞をたのしんでいただくための展覧会案内「新潟島とその周辺ギャラリー&ミュージアムマップ」を2008年以来毎月発行し、ご活用いただいています。
絵屋展示

左:2020.2瀬尾夏美展 中:2018.3しんぞう展 右:2019.1蓮池もも展 

会員
会員種別
井田英夫

2017.7井田英夫展


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▶ 「新潟絵屋について」連載 大倉宏(2023.7〜)
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