横山蒼鳳の書

The Calligraphy of Soho Yokoyama

niigata eya exhibition 669

4/17[水]― 5/6[月祝]
砂丘館同時期開催!

 横山蒼鳳の書を見ていると書は声だなぁと思う。同じ言葉でも、言い方や口調や、声によって、印象のみならず意味まで変わることがある。 書の魅力を筆線の勢いや巧みさなどで説明することもあるが、それは言い方や口調の説明に似ている。一方声というものはなかなか説明ができない。そういう説明の難しい魅力が蒼鳳の一見分かりやすい言葉(書)にはある。 ときに強い口調で、大上段に語ることもある言葉が、そんな声の魔法で決してとげとげしくならない。共感する者には深い奥行きを感じさせ、反発する人にもおやっと耳を傾けさせる。書は、書の声はなんとも面白い。(企画者:大倉 宏)

More than 20 years ago, I worked with Mr. Soho Yokoyama on a series of newspaper articles, and we collaborated with each other in advocating for the preservation of several old buildings and on designs of planned buildings, albeit from different perspectives. Mr. Soho had once curated an exhibition at Niigata Eya. It is a curious coincidence that I am planning Mr. Soho’s solo exhibition 12 years after his death. I wrote about the background of the exhibition in the flyer for his other show, which is being held simultaneously at Sakyukan. I would like to add that I had a strong impression that Mr. Soho’s calligraphy was “words” spoken by an individual to another individual, rather than static work of art. I had believed that exhibitions are different from common rooms or council chambers, so probably I have changed. In this park-like room where nostalgic voices and words flit about like chirping birds, I would like to remember Mr. Soho, whose death anniversary falls during the exhibition period. (Exhibition Planner: Hiroshi Okura)

横山蒼鳳の書
PHOTO:「桃栗三年」墨/紙30.050.0㎝

横山蒼鳳(よこやま そうほう)
本名 横山 廣
1934年新潟県下田村(現三条市)生まれ。三条高校卒業。高校時代は江川蒼竹に師事し、青年期は會津八一の薫陶を受け、後年桑原翠邦に益を受ける。63年書壇院展内閣総理大臣賞受賞。 81年~専業書家。朝日新聞新潟版土曜コラム「書一輪」を10年、新潟日報連載「越佐の埋み火」13回執筆。著書に『書一輪』『医者の知事・君健男』『自由が宝生む 書の自由学校から』『篆刻僧 乙川大愚』『出杭人生』『私の書いた言葉たち』等。やすづか自由学園、新潟朝鮮初中級学校、書の自由学園講師を務める。2012年4月29日永眠。

Soho Yokoyama
Real name: Hiroshi Yokoyama
Born in Shimoda Village (currently Sanjo City), Niigata Prefecture in 1934. Graduated from Sanjo High School.
Worked at Niigata Prefectural Sanjo Tuberculosis Hospital and at Niigata Cancer Center in Niigata Hospital for 25 years.
Established Niigata Medical Co-op (Kido Hospital) and became its executive director.
Executive Director of Ashinuma-kai Social Welfare Corporation, founded Ashinuma-So, a special care home.
He had consistently practiced calligraphy and became a full-time calligrapher in 1981.
Studied under Sochiku Egawa in high school.
In his youth, he was trained by Yaishi Aizu, and in later years, he received the benefit of Suiho Kuwahara’s guidance.
In 1963, he received the Prime Minister’s (Hayato Ikeda) Prize at the Shodan-in Exhibition.
Wrote the Saturday column “Sho Ichirin” in the Niigata edition of the Asahi Shimbun newspaper for ten years.
Wrote “Essa no Uzumibi” for Niigata Nippo newspaper 13 times.
Author of “Sho Ichirin”, “Takeo Kimi, Governor of Doctors”, “Jiyu ga Takara Umu Syono Jiyu Gakko kara”, “Tenkoku So Daigu Otogawa”, “Shukkou Jinsei”, “Watashi no Kaita Kotoba tachi” and other works.
He was a curatorial advisor to the Aizu Yaichi Memorial Foundation, a director of the Shodan-in Foundation, and a guest member of the Shosokai.
Lecturer at Yasuzuka Jiyu Gakuen, Niigata Korean Elementary School, and Sho no Jiyu Gakuen.
He passed away on April 29, 2012.

横山蒼鳳の書
PHOTO:「春は冬のなかで」墨/紙55.045.0㎝

横山蒼鳳の書
PHOTO:「生命無限」制作年不詳 墨/紙 33.5×44.6cm

横山蒼鳳の書
PHOTO:「生れながらにしてひとはひとだが ひとのたからはひとなることもたしかなり」制作年不詳 墨/紙 61.5×31.6cm


同時開催

横山蒼鳳さんの書いたことば

4/10[水]― 5/6[月祝]
会場:砂丘館(新潟市中央区西大畑町5218-1)
〈観覧無料〉
開館時間:9:00 ― 21:00
休館日:4/15.22.30

横山蒼鳳さんの書いたことば

ギャラリートーク「父と語る」

4/21[日]14:00―15:30
横山 純(横山蒼鳳三女)・聞き手:大倉 宏
参加費500円/定員40名/申込受付3/20~
砂丘館へtel、fax、メールにてお申込ください。
砂丘館:新潟市中央区西大畑町5218-1
tel&fax.025-222-2676
申込専用メール: yoyaku@bz04.plala.or.jp

横山蒼鳳さんの書いたことば展

yokoyamasoho
yokoyamasoho
yokoyamasoho
砂丘館・横山蒼鳳展フライヤーpdf

後藤 充 展 色見本-階層

Mitsuru Goto exhibition “Color Sample – Layer”

4/2[火]―15[月]

niigata eya exhibition 668

作家在廊予定:会期中毎日午後(4/8不在)

 後藤充は長年、同時代の尖鋭な表現者たちの展示写真を撮ってきた。 そうしてなじんだ写真に、絵の具を塗り重ねた平面抽象を試み始めたのを目にして、思った。絵のように見えることがあるとしても、写真はやはり絵ではない。でも、絵という新しいペダルを踏むための補助輪として写真が役立つこともあるかも知れないと。 そんなときサドル上の人に多くの声掛けは不要である。 見ていると、やがて、彼は補助輪なしで絵をこぎ(描き)だしていた。ゆらついたり、倒れかけたりもするけれど、だんだん調子が出てきた。
 こんなときは個展という場に思いきってこぎ出て、いろんな目の、通りや路地を曲がり、交差点を越え、休む木陰を見つけたりするといい。(企画者:大倉 宏)

Mitsuru Goto has been taking exhibition photographs of the finest expressionists of his time for many years. I saw that he had begun experimenting with two-dimensional abstraction by applying layers of paint to the photographs he had become so accustomed to. I thought that even though it may look like a painting, a photograph is still not a painting. However, the photograph might be a useful auxiliary wheel for stepping onto a new vehicle called painting. In such a case, it is not necessary to call out much to the person in the saddle. As I watched, he soon began to pedal (paint) his picture without the aid of an auxiliary wheel. He was wobbling and almost falling over, but he was gradually getting into the swing of things.
At times like this, it is good to venture out into the place of a solo exhibition, and be viewed by various people’s eyes, to turn down various streets and alleys in them, cross intersections, and find the shade of a tree to rest. (Exhibition Planner: Hiroshi Okura)

後藤充(ごとう みつる)
1960年新潟市生まれ。84年ヨーゼフ・ボイスが来日した際、東京藝術大学で行った300人との公開対話集会で実行委員長をつとめる。田中一光デザイン室、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科研究室、中西夏之アトリエに在籍。83年ギャラリー檜で初個展。以後、銀座スルガ台画廊、巷房、ぎゃらりー由芽、クラインブルー、ギャラリーなつか(東京)、パートナーズ PLAZA、游文舎(新潟)で個展。2005年トラーべ・アー卜・フェスティバル/郊外の元牛小屋(ドイツ)、09・12年フリー・アート展(彦坂尚嘉アトリエ/神奈川)等に出品。

Mitsuru Goto
Born in Niigata City in 1960. Goto was the chairman of the organizing committee for the public dialogue meeting with 300 people held at Tokyo University of the Arts during Joseph Beuys’ visit to Japan in 1984. He was a member of Ikko Tanaka Design Office, Visual Communication Design Laboratory of Musashino Art University, and NATSUYUKI NAKANISHI Atelier. First solo exhibition at Gallery Hinoki in 1983.Since then, he has had solo exhibitions at Ginza Surugadai Gallery, Gallery Kobo, Gallery Yume, Kurainbru, Gallery Natsuka (Tokyo), Partners Plaza, and Yubunsha (Niigata), etc. He participated in the Trave Art Festival in 2005/a former cow shed outside (Germany), and the Free Art Exhibition in 2009 and 2012 at the Naoyoshi Hikosaka Atelier (Kanagawa), and others.

PHOTO(上):「色見本-階層」2023年 アクリル・油彩/キャンバス 54×46cm

後藤充
PHOTO:「色見本-表面性」2023年 アクリル・油彩・研磨材/板 61×45cm

後藤充
PHOTO:「色見本-階層」2023年 アクリル・油彩/キャンバス 41.0 × 32.0cm


田中秀美 展 ~妖精(花)たちのささやき~

~妖精(花)たちのささやき~
5/16[木]― 29[水]
作家在廊日:5/16、18、25、26、29(予定)
niigata eya exhibition 670

 作品展のたびに力をつけている画家田中秀美。打ち合わせに伺った折、自宅裏の堤防の桜並木が目に留まった。きっと見事な桜が咲くのだろう。歴史ある静かな町長岡市与板の自然に恵まれ、植物を好きなように育てられる環境に日々感謝しながら描き続けているという。彼女が育てた花々が鉢植えされ、今年も季節ごとに「私を描いてちょうだい」と声を掛けてくることだろう。花に向き合う姿勢は丁寧で優しい。自然や植物に接する姿は作家自身の生き方だと思う。太神楽椿、イエローポンポンネット(チューリップ)、クリスマスローズなど約20点を展示する。〈企画者:横木裕子〉

田中秀美(たなか ひでみ)
長岡市生まれ。2000年頃から自己流に描きはじめる。新潟絵屋では2005年と07年に銅版画の個展を開催。その他、ギャラリー沙蔵、たびのそら屋(長岡市)、今井美術館(見附市)、ギャラリーやまぼうし、二代目アートサロン環(新潟市)などで個展。長岡市美術協会会員。市展入賞 4 回、芸展入賞。 植物を丹念に観察することにより、心の中に滲み出てくる何か、を表現できる楽しさを大切に創作を続ける。長岡市与板在住。ブログ「つるつるにんじんの豆絵画館」ameblo.jp/douganebuibui9

PHOTO(上): 作品「太神楽椿」2023年 岩絵具・水干絵具・アクリル/紙 28.0×40.0㎝

イエローポンポンネット
PHOTO: 作品「イエローポンポンネット」2021年 水干絵具/紙 38.0×26.2cm

田中秀美
PHOTO: 作品「ウィンターキャロル」2023年 26×38.2cm


▶ 2005年「田中秀美 銅版画展」
▶ 2007年「田中秀美 銅版画展」

小さな一輪挿しと絵本

春をより一層たのしめるグッズをご紹介します。

NOB CRAFT Homemade Furniture
小さな一輪挿し

木製のベースにガラスの試験管を入れてお使いいただく仕様です。

〈サイズ〉
木製ベース:左・H8.8cm 右・H9.5cm
試験管:5ml/口径1cm/高さ7.5cm
1,320円〈税込〉

NOB CRAFT Homemade Furniture
注文家具を製作する工房として1995年に開設。ナラ材を中心に広葉樹を使い、和洋折衷な日本人の生活に使い良い家具を製作している。新潟絵屋の開廊と共に、額や生活小物などの製作も始める。
▶ Shop 新潟絵屋の展示室でお馴染みの椅子


長尾玲子絵本

細やかでいきいきとした描写の刺繍絵、やさしい視線が印象的な絵本です。

『ざっそうの名前』

長尾玲子絵本

2013年
福音館書店発行/32頁/1,210円〈税込〉

『ぼくの草のなまえ』

長尾玲子絵本

2017年
福音館書店発行/40頁/1,210円〈税込〉

長尾玲子(ながお れいこ)
1963年東京都生まれ。専門学校東京YMCAデザイン研究所デザイン科卒業。デンマークSKALS手工芸学校終了。オーストラリアNMITイラストレーション科卒業。Diploma取得。絵本に『クリスマス・イブのおはなし』セット全3冊、『サンタさんありがとう』『サンタさんとこいぬ』『ざっそうの名前』『ぼくの草のなまえ』(福音館書店)がある。個展多数。新潟絵屋では2008年「12ケ月のサンプラー」、09年「私的花言葉」、11年「市場のスケッチ」、13年「サンタ展」、21年「クリスマス」開催。2010年より新潟市在住。
▶ 2021年 長尾玲子「クリスマス」
▶ 2023年 SHOP長尾玲子「クリスマス」

カテゴリー: SHOP

ギャラリー&ミュージアムマップ 2024.3/20~4/25

展覧会を見に行こう!
2008年創刊、毎月無料配布の展覧会情報紙です。

新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ
Gallery & Museum Schedule 2024.03-04

2024年3月20日(水)- 4月25日(木)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2024年3月-4月号

チラシのダウンロード(PDF)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2024年3月-3月号


チラシのダウンロード(PDF)

本紙 配布場所のご案内

中央区 aigallery、ニカイギャラリー、STACK-BOARDアートギャラリー万代島ギャラリー長美堂、メディアシップ、hickory03travelers蔵織コンチェルト・西堀ゆきわ、にいがた銀花医学町ビル、医学町画廊、 新潟美術学園、あらきギャラリー、羊画廊、新潟絵屋、万代島美術館敦井美術館新潟市美術館砂丘館NSG美術館ゆいぽーと、篠田桃紅作品館、北方文化博物館新潟分館あさひまち展示館旧齋藤家別邸旧小澤家住宅みなとぴあ知足美術館、新潟駅観光案内所、なり、五徳屋十兵衛、クロスパル、シネ・ウインド、三宮商店、ナガイ画材、器、SWAN、パルム、涼蔵、竹野、ノ縞屋、新潟県民会館、新潟デザイン専門学校、市民活動支援センター、ホテル日航新潟、りゅーとぴあ、NHK文化センター、峰村醸造直売店、今代司酒造、新潟大学駅南キャンパスときめいと、絵画教室ウニアトリエ、新潟県立生涯学習推進センター、栄楽亭、エフスタイル、i media専門学校、アートホテル新潟、北書店

北区 楓画廊てんゆう花、nico、ビュー福島潟、ARTギャラリーHAFU
東区 She is、巻菱湖時代記念館、フォトスタジオHOX
南区 SHIRONE PRESSO
江南区 小さな美術館季、エムスタジオ、北方文化博物館
秋葉区 やまぼうし三方舎新潟市新津美術館
西区 雪梁舎美術館ギャラリー潟道
西蒲区 浜つばきギャラリー野衣、いわむろや

新発田市 清水園
胎内市 胎内市美術館
村上市 Toi陶房(瀬波温泉)
柏崎市 游文舎gallery tanne(谷根)グルグルハウス高柳
長岡市 たびのそら屋県立近代美術館、長岡造形大、栃尾美術館
見附市 ギャラリーみつけ
燕市 燕市産業史料館gallery SAI、ツバメコーヒー
三条市 D+5 ART、三条ものづくり学校
栃尾市 栃尾美術館
弥彦村 弥彦の丘美術館

見えないカタチ 見えるカタチ

新潟絵屋企画ワークショップ

3/20[水・祝]
13:30~15:00 講師:星野貴代

 描きたいものはなくていい。線や点、色をのせているうちにきっと何かが生まれてくる…。絵の具やワックスを使い、重ね絵づくりを楽しみます。

会場:新潟市こども創造センター(新潟市中央区清五郎375-2)
対象:小学生~18歳までの子(小学2年生以下は保護者同伴)
定員16名(要申込)/参加費1,000円
*作品は当日持ち帰り/アイロンを使用する内容です
お申し込み先
新潟市こども創造センター tel.025-281-3715(9:00-17:00)
企画:新潟絵屋

星野貴代(ほしの たかよ)
1974年新潟市生まれ。99年佐藤公平氏に師事。 2001年新潟市西蒲区(旧中之口村)に開窯。02年以降毎年個展で発表しており、近年は陶芸のほか絵の制作も行う。

お申し込み受付窓口:こども創造センター

定員状況はこども創造センターへ直接お問い合わせください。

星野貴代

星野貴代
星野貴代
星野貴代
星野貴代

〜講師からの言葉〜
好きに理由はない。私は空が好き。雲が好き。星が好き。ずっと空を見上げている。
写真にうつるのは苦手。スマホで記録するのも苦手。現実(実物)とは違っても心に残ったものを思い返して表現したい。それが土であれ、紙に描いた線であれ。(星野貴代)


▶ 星野貴代展 砂に描いた線(2023)
▶ 星野貴代展「あしたの気配」(2020)
▶ SHOP 星野貴代 陶器