〈memoire de l`eau ~水の記憶~〉
3/18[水]― 30[月]
niigata eya exhibition 709
作家在廊予定日:3/18、20~22、28~30、他
4年ぶりとなる今回は、内田さんの日常にある自然から着想を得た作品が中心である。愛犬との散歩で目にした細流での鮭の遡上と産卵、力尽きた後に鳥に食べられ、卵が孵化し再び海へ向かうという命の循環に深い感動を覚え、こうした原始から続く営みが、身近な生活圏で人知れず行われていたことを目にしたことから勇気をもらい歩みが軽くなったという。日本海と佐渡島や弥彦山、透ける緑が美しいネギ畑、沢に掛かる橋の下を通り抜けるカワセミ、川底で異彩を放つ平行四辺形に割れている石、万葉の道の植物。日常の風景が題材となり、抽象と具象の間を行き来する表現の中に、自然への畏敬と生命のつながりがにじみ出ている。岩絵の具による奥行きあるマチエールも特徴で、是非作品を通して内田さんの自然観に触れてもらいたい。(企画者:伊藤純一)
内田美代子(うちだ みよこ)
神戸市生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。在学中フランス、ブザンソンのエコール・デ・ボザールにて人体をテーマとして油彩を学ぶ。2001年新潟県弥彦村に移り住み、自然の中で創作と発表を続ける。新潟絵屋では、05年 「パリ・新潟の朝市から」、11年「Viva Degustation!」、 13年「Source de vie」、17年「Jouer au vent ~風遊ぶ丘~」、22年「le respect OYAHIKO ~山を見つめて~」個展開催。 www.miyoko-uchida.com
PHOTO(上):「越佐海峡/rolling waves」 2023年 77.5×103.0cm ミクストメディア/紙
PHOTO:「佐渡島<水族館の帰り道> 」2022年 53×100cm
PHOTO:「ちいさな命が泳ぎ始めた/水の記憶」2023年 44×89cm


