カレンダー2016
2人の画家のカレンダーを作りました
絵と対話する静かな時間をおすごしください
●井田英夫カレンダー
「走る粗大ゴミIII号」は年季の入ったTさんの自転車を、「空き家」は画家が2015年に数ヶ月間滞在した家を描きました。井田英夫は見て描く画家。その井田の絵を、1枚ずつ、あるいは2枚を組み合わせ、時間をかけて眺めてみませんか。
¥500(税込)
半年毎/2シート/297×210mm*A4
取扱店:新潟絵屋、砂丘館売店、北書店
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井田英夫は見て描く。
「走る粗大ゴミⅢ号」はTさんの愛乗する自転車を室内に持ち込んで描いた。
背景は描写されていないが、室内にある感じが見てとれる。器用な画家だったら、自転車らしく屋外にあるかのように描いただろう。そうしなかった、というか、そうならなかったのは、彼が「見て描く」からだ。見ていないものを見ているように描くことができない。絵は遠近法的にちょっと歪んでいる。そして、自分がそこにいて、見ている気がしてくる。写真よりずっと、ありありと。つまり人の目は、遠近法で見るカメラの目とは違うのだ。
空き家も井田英夫の絵によく登場する。存分に見て描くことができるからだ。美しいとか、みすぼらしいとか、そんなメッセージでも、操作可能な画像でもない、見て描いた絵がここにある。大倉 宏(美術評論家)
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