井田英夫カレンダー2016 発売しました

カレンダー2016

2人の画家のカレンダーを作りました
絵と対話する静かな時間をおすごしください

●井田英夫カレンダー

「走る粗大ゴミIII号」は年季の入ったTさんの自転車を、「空き家」は画家が2015年に数ヶ月間滞在した家を描きました。井田英夫は見て描く画家。その井田の絵を、1枚ずつ、あるいは2枚を組み合わせ、時間をかけて眺めてみませんか。

¥500(税込)
半年毎/2シート/297×210mm*A4

取扱店:新潟絵屋、砂丘館売店、北書店
通信販売も可能(別途送料@350〜)shop@niigata-eya.jp TEL 025-222-6888
1.お名前、ご住所、電話番号、希望部数をお知らせ下さい 
2.品物を送ります
3.同封のゆうちょ銀行払い込み票にてお支払いをお願い致します

 井田英夫は見て描く。
 「走る粗大ゴミⅢ号」はTさんの愛乗する自転車を室内に持ち込んで描いた。
 背景は描写されていないが、室内にある感じが見てとれる。器用な画家だったら、自転車らしく屋外にあるかのように描いただろう。そうしなかった、というか、そうならなかったのは、彼が「見て描く」からだ。見ていないものを見ているように描くことができない。絵は遠近法的にちょっと歪んでいる。そして、自分がそこにいて、見ている気がしてくる。写真よりずっと、ありありと。つまり人の目は、遠近法で見るカメラの目とは違うのだ。
 空き家も井田英夫の絵によく登場する。存分に見て描くことができるからだ。美しいとか、みすぼらしいとか、そんなメッセージでも、操作可能な画像でもない、見て描いた絵がここにある。大倉 宏(美術評論家)

IDA Hideo 2015
写真:井田英夫 2015.11 広島県呉市にて

「俳誌 白茅」と蓮池もも カレンダー2016はこちら