佐々木卓也展

12/15[木]―26[月]

niigata eya exhibition 642

作家在廊日:12/19・20

 佐々木卓也さんは幼い頃から絵や粘土細工を好み、主に女性や動物をモチーフに制作をしています。11月に那須のアトリエをお訪ねして、膨大な作品のほんの一部を見せていただいたのですが、このたびは動物の方をご紹介することにしました。大の動物好きと日頃の人間観察が加わって、どこかにいそうな「誰か」を思わせる、陶や粘土や絵の動物たち。この現実味は味わい深く、「ぼくからみると」の目が魅力でした。
 その日は、一日中陶土で集合体うさぎなど複数の作品を同時に制作してた卓也さんでしたが、最後にわたしと犬(は、1枚の写真から)の似顔絵を描いてくれました。そちらも動物の群衆に交え、展示します。どうぞおたのしみに。(企画者:井上美雪)

佐々木卓也(ささき たくや)
1975年生まれ。96年INAXギャラリー2(銀座)にて初個展で今回が58回目の個展。2006年「ライフ展」(水戸芸術館)、10年「イノセンス展」(栃木県立美術館)、12年「モナリザを描く」(金沢21世紀美術館)、「79億の他人-この星に住む、すべての『わたし』へ」(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA)などさまざまな企画展に出品する。刊行物に、10代後半に制作した動物の親子の作品をまとめた写真絵本『おかあさん』(文・岸田今日子、写真・堀口真澄/小学館)がある。takuya.page.ne.jp/profile.htm

*新潟では、2020年2月に砂丘館で映像作品「フッテージを見る 佐々木卓也さんの指先から生まれるカタチ」(大川景子)公開の折に作品を展示。



PHOTO:「クリスマス」 2021年 アクリル/キャンバス 45.6×53.2cm


PHOTO:「レッサーパンダ」 2022年 クーピー・水彩色鉛筆/紙 18×14cm


PHOTO:「たぬき」 2022年 クーピー・水彩色鉛筆/紙 18×14cm


PHOTO:「マウンテンプレーリードッグ」 石粉粘土 W5.6×D5.7×H5.5cm


佐々木卓也の平べったい動物

展示室での「佐々木卓也展」と連動して、愛らしいどうぶつビスケットみたいな小物を約30点展示即売します。佐々木卓也さんならではの迫力と色彩は小さくなっても健在です。

石粉粘土に手彩色
税込 1,650 円~
陶製
税込 2,200 円~


これまで

▶ 2020年 「大川景子 フッテージを見る 佐々木卓也さんの指先から生まれるカタチ」(映像展/会場:砂丘館)