7/15[土]―30[日]
niigata eya exhibition 654
昨年8月に70歳の生涯を閉じた栗田宏の美しい最後の素描を紹介します。あわせて1980年代以降の各時期に描かれた作品を展示し、その豊かな画業を回顧します。(企画者:大倉宏)
7/15[土]―30[日]
niigata eya exhibition 654
昨年8月に70歳の生涯を閉じた栗田宏の美しい最後の素描を紹介します。あわせて1980年代以降の各時期に描かれた作品を展示し、その豊かな画業を回顧します。(企画者:大倉宏)
7/1[土]―9[日]
Open eya
吉田さんは1990年に吉田建具製作所に入社、以来伝統木工技術に新しい意匠を織り交ぜ、風情溢れるモダンな空間を提案しています。
会期中は、新潟絵屋だけでなく、旧齋藤家別邸で作品展示やワークショップ、館内ツアーを開催予定です。続報をおたのしみに!
吉田新弥(よしだ しんや)
1968年新潟県白根市(現・新潟市南区)生まれ。1990年筑波大学第三学群基礎工学類卒業。同年(有)吉田建具製作所入社。木工科職業訓練指導員、一級建具技能士、2020年新潟県知事表彰「にいがたの名工」。
1999年『組木でつくったひめかざり展』『平成の職人』(新潟市 東北電力グリーンプラザ)、『組子でつくった屏障具展』(白根市 白根大凧と歴史の館)、2018年
『矢中の杜の組子展』(つくば市 矢中の杜)出品。2018年全国建具展示会経済産業大臣賞受賞など。2022年10月、旧齋藤家別邸開館10周年秋季特別イベントで建具と組子作品を特別展示。
▶ 吉田建具製作所ホームページ
5/17[水]― 30[火]
niigata eya exhibition 651
しんぞうが立体を作り出した。大きな頭と自由闊達な肢体のこどもを見ていたらヤマビルを思い出した。
ヤマビルは動物(CO2を出すもの)の気配のないときは石みたいに固くなっているが、獲物の存在をキャッチするやたちまちゴムのように体を伸ばし、まがりくねり、どこまでも追い、かみ、食らいつこうとする。まことにすさまじい。
ヒルと人が進化の樹のどこかでつながっているかは知らないけれど、頭だけがとびきり発達した人も、体の方にはヒルのような原生動物の運動感覚と命が、まだ生きているのではないか。しんぞうの表現は、いつもそんな人の、私たちの奥行きに光をあててくる。(企画者:大倉宏)
しんぞう
1974年横浜市生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。個展は、新宿眼科画廊(東京)、DAMギャラリー(韓国)、福住画廊(大阪)、ギャラリーsfera (京都)、2012年砂丘館 「あなたの心の裏の河」(新潟市)、13~16・18・21年新潟絵屋など。そのほか09年 「大地の芸術祭」に出品。芸術道場GP(グランプリ)銀賞、第29回損保ジャパン美術財団選抜奨励展入選、第44回神奈川美術展入選など受賞。装画に 「臨床の詩学」(春日武彦・著/医学書院)がある。新潟市在住。
www.sinzow.com
PHOTO(上):「Ladder」2022年 アクリル/キャンバス 100×80.3cm
「Orange」2022年 アクリル/キャンバス 41.0×31.8cm
「Sheets」2022年 アクリル/キャンバス 41.0×31.8cm
SHOP
4/1[土]―5/15[月]
新作展に先駆けて旧作の陶をショップコーナーで展示販売します。
期間中入れ替えあり
一期: 4/1[土]―14[金]
二期: 4/17[月]―30[日]
三期: 5/2[火]―15[月]
5月に個展を開催予定のしんぞうさんは、近年は、絵と並行して陶芸で作品を制作しています。新作は5月にご紹介しますが、先行して近年の陶芸作品をショップスペースでご紹介することにしました。会期中は「三瓶初美展」「木村千代春展」「菅野くに子展」を開催しておりますので、ご来店の折は、展示室とショップ両方をおたのしみいただけたらと思います。
PHOTO(上):「みてみて」2022 H8×W18×D14cm
税込38,500円
PHOTO:「すぐ上に乗っかってくる」 2021 H10×W28×10cm
税込44,000円
PHOTO:「Swimwear」2022 H14×W8×D7cm
税込38,500円
PHOTO:「Swim ring」2022 H10×W10×10cm
税込33,000円
5/2[火]― 15[月]
niigata eya exhibition 650
作家在廊日:5/2・4・6・8・13・15(予定)
久しぶりに菅野くに子の家を訪ねた。いつもの洋間でなく2階の和室に絵が並んでいた。書の屏風や床のあるおちついた部屋だった。
最近新潟絵屋が企画協力した「土から絵具を作る」という子ども向け講座で、講師のYさんが日本画の絵具(顔料)を紹介し、日本画の色は原材料である物質の質感と一つなんですと語っていた。菅野の絵でも、和紙や旧作の絵を溶かし、どろどろの状態をつなげ、描き足し、はり付けたりして生まれる色と物質感は切り離せない。
外国の町や暮らしを連想させる「洋」風の絵の底にも、日本間のような長い歴史に育まれた「和」が息づいている。と、さわりたくなるような青や赤や黄色に見ほれながら思った。(企画者:大倉宏)
菅野くに子(かんの くにこ)
東京都生まれ。武蔵野美術大学油画科卒業後、リトグラフ、エッチングの制作を続け、98年より手漉き和紙による制作を始める。2001年ガレリアグラフィカ(東京)、05・07年ギャラリー舫(東京)、09年アートスペースエリコーナ(いわき)、11年新発田市市民ギャラリー(第1回アート・ナウしばた)、mu-an(長岡)、12年ギャラリーゴトウ(銀座)、15・17・19・21年ギャラリーアビアント、02・04・06・08・10・13・16・21年新潟絵屋で個展。
PHOTO(上):「楽園」2022年 ミクストメディア 28×20cm
「青い風」2022年 ミクストメディア 40.8×31.7cm
「ゆっくりゆっくり」2023年 ミクストメディア 24.0×18.0cm
「黄色い部屋」2023年 ミクストメディア 34.4×27.3cm
展覧会を見に行こう!
2008年創刊、毎月無料配布の展覧会情報紙です。
新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ
Gallery & Museum Schedule 2023.04-05
2023年4月20日(木)- 5月25日(木)
本紙 配布場所のご案内
中央区 aigallery、ニカイギャラリー、STACK-BOARD、アートギャラリー万代島、ギャラリー長美堂、メディアシップ、hickory03travelers、蔵織、コンチェルト・西堀ゆきわ、にいがた銀花、医学町ビル、医学町画廊、 新潟美術学園、あらきギャラリー、羊画廊、新潟絵屋、万代島美術館、敦井美術館、新潟市美術館、砂丘館、NSG美術館、安吾風の館、ゆいぽーと、篠田桃紅作品館、北方文化博物館新潟分館、新津記念館、あさひまち展示館、旧齋藤家別邸、旧小澤家住宅、みなとぴあ、知足美術館、新潟駅観光案内所、なり、五徳屋十兵衛、クロスパル、シネ・ウインド、三宮商店、ナガイ画材、器、SWAN、パルム、涼蔵、ぽるとカーブドッチ、竹野、ノ縞屋、新潟県民会館、吉川酒店、新潟デザイン専門学校、市民活動支援センター、ホテル日航新潟、りゅーとぴあ、NHK文化センター、峰村醸造直売店、今代司酒造、新潟大学駅南キャンパスときめいと、絵画教室ウニアトリエ、新潟県立生涯学習推進センター、新潟NPO協会、栄楽亭、エフスタイル、i media専門学校、アートホテル新潟、北書店
北区 楓画廊、てんゆう花、nico、ビュー福島潟、ARTギャラリーHAFU
東区 巻菱湖時代記念館、フォトスタジオHOX
南区 SHIRONE PRESSO
江南区 小さな美術館季、エムスタジオ、北方文化博物館
秋葉区 やまぼうし、三方舎、新潟市新津美術館
西区 雪梁舎美術館、ギャラリー潟道
西蒲区 浜つばき、ギャラリー野衣、いわむろや
新発田市 清水園、草舟(菅谷)
村上市 Toi陶房(瀬波温泉)
柏崎市 游文舎、gallery tanne(谷根)
長岡市 たびのそら屋、県立近代美術館、長岡造形大
見附市 ギャラリーみつけ
燕市 燕市産業史料館、ツバメコーヒー
三条市 D+5 ART、三条ものづくり学校
栃尾市 栃尾美術館
弥彦村 弥彦の丘美術館
6/16[金]―29[木]
EVENT 6/17[土]
ギャラリートーク、コーヒーとタープ出店
niigata eya exhibition 653
「物語が、生まれる」といういつか読んだ本の名を、蓮池ももの新作を見て思い出した。
蓮池の初期の絵は、ひとりの心の、とほうもない奥行きを映していた。それは今も変わらない。けれどいつしか彼女の絵に物語が息をしはじめてきた。くり返し語られる物語には、形式的反復がみられる。新作では、ネックレスの輪が二重になり、炎に変じ、やがて舞台の、がっしりとした枠のようになり、そこに夏山に生える羊歯を思わせる紋様がひろがりだした。枠は星や森や光る石や女たちや母子がつむぐふしぎな絵の物語に注意を向けさせる。と同時に、物語を物語の外につなぐ生きた「境界」=形式的反復に成長してきたように見える。(企画者:大倉宏)
蓮池もも(はすいけ もも)
1983年新潟市生まれ。2006年fullmoon upstairs、 07・08・09・10・11年画廊Full Moon、12年砂丘館、15・16年ギャラリー島田(神戸)、16年ギャラリー枝香庵(銀座)、21年ギャラリーみつけで個展。新潟絵屋では10・12~22年毎年個展開催。俳誌『白茅』に画とエッセイの連載「森の奥 湖の底」を発表。近年は「momonote」や「コーヒーとタープ」などオリジナルグッズの絵を手がける。昨年は大地の芸術祭2022に参加し「山の奥 海の底」を発表。十日町市在住。
PHOTO(上):「ばら色の石」2023年 25.2×34.3cm
PHOTO:「お月様まで何マイル?」2023年 水彩/紙31・740・9㎝
PHOTO:「花になった女」2023年 水彩/紙 24.2×33.2cm
PHOTO:「ろばに乗って」2023年 水彩/紙 20.3×25.2cm
蓮池もも+聞き手:大倉宏(「蓮池もも展」企画者)
参加方法は、<対面><WEB視聴>の2種類です。
<対面参加の場合>
定員15名/500円/要申込
申込開始:5/25[木]11:00~
新潟絵屋へメールまたは電話で、お名前、電話番号、人数をご連絡ください。
info@niigata-eya.jp
tel. 025-222-6888(11:00~18:00)
<WEB視聴の場合>
おひとり500円/要申込/公開2023.7.31まで
申込開始:5/25[木]11:00~
次のページで、ご入金手続きをお願いいたします。eyashop
お申込受付後にURLをお知らせします。
当日ライブでご覧いただけるほか、公開期間内はいつでもご覧いただけますのですこしずつ見たり、再視聴が可能です。
動画配信:ツムジグラフィカ
会場:新潟絵屋の駐車場
十日町市の「やぶこざきキャンプ場」で、週末と祝日だけ営業している自家焙煎コーヒー店が特別出店します。店主が淹れるコーヒーをおたのしみに。
コーヒーとタープの店主は写真家で蓮池ももさんのパートナー、会田法行さん。会田さんがかつて取材した東ティモールのフェアトレード有機豆を使用しています。
★この日のご来場が難しい方にも、豆のご用意がありますので、ぜひご自宅でご賞味くださいね。
コーヒー豆(200g)税込 1,300円
手ぬぐい(5種)各税込 990円
エコバッグ 大・税込 2,200円
クリアファイル(3種)各税込 550円
ノート(B6:4種)各税込 660円
一筆箋(縦版・横版)各税込 880円
関連記事
▶ SHOP 蓮池もも 手拭い
▶ 蓮池もも展 2022年
▶ 蓮池もも展 2021年
▶ 蓮池もも展 2020年
▶ 蓮池もも展〈前期〉2018年
▶ 蓮池もも展〈後期〉2019年
▶ 蓮池もも展 2017年