7/1[土]― 9[日]
Open eya
在廊日:7/1・2・9
夜間営業:7/8[土]限定 21:00までオープンします★
新潟市南区で三代続く建具屋―しんべろん(新兵衛どん)はその屋号です。障子や襖などの建具(たてぐ)を新潟の住宅へ昭和初期の時代から納め続けてきました。小さな木片を組み合わせた幾何学模様「組子」は建具を飾る伝統的な技法のひとつです。ご自宅に和室が少なくなった現代でも、身近に飾れる額装や普段使いの木工品として組子をもっと日常に取り入れられたら…今回の展示の願いです。木の優しさと直線の作り出す豊かな表現を感じていただければと思っています。
(吉田新弥)
会期中は、新潟絵屋だけでなく、旧齋藤家別邸で作品展示やワークショップ、館内ツアーを開催します。
PHOTO(上):大正期の町屋を再生した新潟絵屋の空間に、「組子」の技術と吉田新弥の感性を織り交ぜたさまざまな作品を展示します。
吉田新弥(よしだ しんや)
1968年新潟県白根市(現・新潟市南区)生まれ。 1990年筑波大学第三学群基礎工学類卒業。同年(有)吉田建具製作所入社。木工科職業訓練指導員、一級建具技能士、2020年新潟県知事表彰「にいがたの名工」。1999年『組木でつくったひめかざり展』『平成の職人』(新潟市 東北電力グリーンプラザ)、『組子でつくった屏障具展』(白根大凧と歴史の館)、2018年『矢中の杜の組子展』(つくば市 矢中の杜)出品。2018年全国建具展示会経済産業大臣賞受賞など。昨年10月、旧齋藤家別邸開館10周年秋季特別イベントで建具と組子作品を特別展示。
▶ 吉田建具製作所ホームページ
展示のようす
photo: 村井 勇
同時期開催
吉田新弥 組子展2023
会場:旧齋藤家別邸
7.4[火]– 27[木]
大正初期の開放的な近代和風建築と砂丘地形を生かした回遊式庭園が見事なお屋敷。その館内に組子品を展示する。
9:30 ~ 18:00
新潟市中央区西大畑町 576 番地
休館日 月曜日(7/17 開館)、7/18
入館料 大人 300 円/小中学生 100 円
*土日は小中学生無料
建具職人による館内ツアー&組子づくり体験
講師 吉田新弥
7.8[土]
10:00 ~ 11:30 麻の葉コース
14:00 ~ 15:30 桐の葉コース
場所 旧齋藤家別邸
募集 各12 名(定員いっぱいになりました)
参加費 各2,000 円
各コースの館内ツアーの内容は基本的に同じ。お申し込みは旧齋藤家別邸へ
tel. 025-210-8350 post@saitouke.jp
主催:旧齋藤家別邸