井田 英夫 展

7月2日sat―10日sun

vol. 498

作家在廊予定日: 会期中毎日
ギャラリートーク 7/8[金] 19:00~20:00

 昨夏数ヶ月行って来ると広島呉市に旅立った井田英夫が、年が改まっても戻らず、個展を前にした初夏、ようやく絵を携えて戻ってきた。その絵がよかった。特に夜釣りをする男のいる海辺の絵は、何とも言えない臨場感、空気感がある。新潟の海辺と違い、そこは倉橋島という本土に接触する寸前まで近づいた島の、狭い海峡の海で、アーチ橋はそこに架かる第二音戸大橋とのこと。夜の光に浮かび上がる橋の光と影と色がまた素晴らしい。夜釣りをする人は、毎晩そこに来るそうで、井田もその手前に大きなキャンバスを立てて、絵を描いた。潮の香りと水と自動車の音の入り交じった、どこか時間がとまったような、穏やかな瀬戸内の岸辺の空気が、絵の中で永遠の生命を得ている。
 個展のあとはまた呉に帰るという。渡り鳥のように。(企画 大倉 宏)

井田英夫(いだ ひでお)
1975年旧新津市生まれ。97年新潟デザイン専門学校卒。2000年モンセラート美術大学(アメリカ、マサチューセッツ州)卒業。ミンゴーギャラリー(マサチューセッツ州)で二人展。02・04・06・07・09・10・12・13・14年新潟絵屋、05年ギャラリーEMU-st(新潟)、11年久留米市一番街多目的ギャラリー、12年三方舎書斎ギャラリー(新潟)、15年天仁庵(広島)で個展開催。15年8月下旬から16年5月呉市音戸町に滞在。

PHOTO: 「音戸の夜」2016年 オイルパステル・油彩/キャンバス 72.7×91.0cm


Event 夜間営業 7/8[金]・15[金]・22[金] 21:00まで開廊!

作家ギャラリートーク
7/8[金] 19:00~20:00 聞き手・大倉 宏 参加料500円 予約不要