坂爪 勝幸 展

7月12日tue―20日wed

vol. 499

作家在廊予定日: 7/12・15〜18・20
ギャラリートーク 7/15[金] 19:00~20:00

 新潟絵屋での前回の坂爪勝幸展は12年前。
 アメリカ時代のモノタイプを中心に紹介したその個展の2日目に、中越地震が起きた。
 大地震はあれからもあり、世の中もいろいろあったけれど、坂爪にも京都で数ヶ月入院するという事件があって、その折病院を抜け出して古寺の庭を見て歩いたのが陶器による「石庭」シリーズのきっかけだったいう。
 作品撮影に胎内市の工房へ行き、シリーズの新旧作に花器の新作などをレンズごしに覗いて発見があった。例えばこの耳のついた花器は花器でありながら、火山の噴火口や平安期の仏像、はてまた後ろ姿の羅漢のようにも見える。若き日のモノタイプを閃光とすれば、光の残像が闇に重なる多重世界の気配が深まってきた。茶道を育んだ中世仏教の空気を思い出す。(企画 大倉 宏)

坂爪勝幸(さかづめ かつゆき)
1947年村上市生まれ。九州・韓国で陶芸、築窯技術を習得。1979年に国際交流基金より客員教授として米国ニュージャージー州立アートセンターへ派遣。アメリカ各地で作品展開催、陶芸・築窯指導を行う。86年帰国。胎内市(旧中条町)に築窯。越後妻有アートトリエンナーレ2000、水と土の芸術祭2009・2012出品。03年万代島美術館、04~09・12年画廊Full Moon、05年砂丘館、10・15年燕市産業史料館、13年カールベンクス古民家ギャラリーで個展。新潟絵屋は04年ぶり。

PHOTO: 「おりべ」2016年 h29cm


Event 夜間営業 7/8[金]・15[金]・22[金] 21:00まで開廊!

作家ギャラリートーク
7/15[金]19:00~20:00 聞き手・大倉 宏 参加料500円 予約不要