斉藤文夫 写真展 『海の村 山の村』

5月2日tue―10日wed

vol.524 作家在廊予定日:5/3・5・8
※在廊予定日を、当初、5/3・5・7・10とお知らせしておりましたが、諸事情により変更となりました。
何卒ご了承ください。

 半世紀余り、去り行く「郷土」を撮り続けた斉藤文夫氏。
 斉藤氏は荒波や豪雪の中で生活する人々の中に入り込み、土地の生活、習俗、様々な道具を記録に残した。厳しい自然と対峙しながらも、どこか可笑しみを含んだ写真もあり、見ている側が様々な感情に包まれる。そこには営々と受け継がれて来た人々の海や山との関わり、それらと混然一体となった人同士の交わりが刻まれている。
  氏がフィルムに収めたものは、時が経つにつれ、現在との「差異」をより明瞭に浮き彫りにする。それは被写体が失われて戻らないからこそ、より深く見るものに変化と喪失を訴えかけ、私たちに現在への眼差しを問う。
  撮影から数十年、すでに埋められぬものとなった差異は、それが一体何であったのかと今静かに私たちに問い続ける。
(Bricole 桾沢和典・桾沢厚子)

斉藤文夫(さいとう ふみお)
1933年新潟市西蒲区(旧巻町)福井生まれ。写真家、郷土研究家。NPO法人福井旧庄屋佐藤家保存会理事。元巻郷土資料館長の石山与五栄門氏や写真家・熊谷元一氏との出会いによって、郷土の風景、暮らし、人々の営みなどドキュメント志向の写真を撮り続ける。地域資源の発掘や文化・研究活動の傍ら、『角海浜物語ー消えた村の記録ー』『蒲原 昭和の記録ーカメラが捉えた昭和の残像ー』写真集も出版。1998年より旧庄屋佐藤家の保存活用を始め、現在も囲炉裏の火を守り続ける。

◆斉藤文夫写真展『海の村・山の村』ギャラリートーク
2017年5月3日(水・祝)14:00~15:00
会場 :新潟絵屋 展示室
ゲスト:斉藤文夫×桾沢厚子(ブリコール)
司会 :大倉宏
参加料:500円 ※満席となりました
お問い合わせ先:新潟絵屋 info@niigata-eya.jp

斉藤文夫 「山村の春」

PHOTO(上): 「海に生きてきた漁師(昭和46年、浦浜)」
PHOTO(下): 「山村の春(昭和49年 下田村大江)」

■斉藤文夫写真集『昭和の記憶 新潟 海の村 山の村』刊行のお知らせと製作資金ご支援のお願い
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