佐藤 美紀 展

p style=”font-size: 18pt; margin-bottom: 20px;”>2月17日sat―28日wed

vol.549 作家在廊予定日: 2/17、18、24〜26、28(いずれも午後)

 昨年末、新潟市と南房総市を車で往復した。途中首都高に入ったが、ここは次々と分かれ道になる。慣れない私は、今回も間違って、呉服橋で町に出てしまった。
 佐藤美紀の絵は、にぎやかな都市のようだ。その中空には、迷路のような道が血管のようにめぐり、そこをなにかが、絶えず、スピーディに行き交っている。この人にとって、絵を描くことは、ランプを上昇し、一気にそれらの道に走り込み、そのなにからとともに、この敏活な都市の迷宮道路を飛ばすことなのではないか。不慣れな私のように、間違って出口から落ちてしまうことはない。ハンドルを切り、アクセルをふかして支えのない道をどこまでもいく。窓を開けると猛烈な風とともに、都市の叫びが、喧噪が、匂いが、まばゆい光と色が、吹き込んでくる。
(企画 大倉 宏)

佐藤美紀「2017136」

佐藤美紀(さとう みき)
1974年 群馬県生まれ。97年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。2002年より新潟市在住。2012年の初個展以来、毎年数回の個展を県内外で開催。キャンバスを支持体にした大作を主軸に、ガラス絵やドローイングなどを制作。油彩に深く心酔しており、技術と身体の完全なる合一を夢見つつ、日々作品を生み出し続けている。

PHOTO(上): 「2017154」2017年 油彩/和紙 96.0×185.0cm
PHOTO(下): 「2017136」2017年 油彩/紙 130.0×130.0cm