西野一男 展

7月2日mon―10日tue

vol.556

作家在廊予定日:7/2.3

夜間営業お知らせ:7/2は夜9時まで開廊します!

 西野さんは口数の少ない人だが、人も絵も明るい。
 その明るさをうまく説明できずにきたが、最近送ってもらった「西野一男画文集 写生地 骨董蒐集とその周辺」で、こまかいことにこだわらないことと旺盛な好奇心に、それは由来するのだと悟った。
 モチーフにするため以上に、各地を旅し、見、会い、聞き、調べ、好奇心の赴くまま買った結果が、骨董蒐集になった。蒐集というコトバに付随しがちなねちっこいこだわりがない。絵も同じだ。
 タッチも色も、ますます大らかになってきた近作のガラス絵や油彩のほか、西野さんの絵で私が最初に惹かれた郷土人形の旧作木版画も、久々の個展になる今回、送ってもらうことにした。(文・企画者:大倉宏/共同企画者:伊藤純一)

西野一男 展

西野一男(にしの かずお)
1939年埼玉県入間市生まれ。66年高橋絵画研究所に入り油彩を学ぶ。78年アテネ画廊、80年現代画廊、83年ブロードウェイギャラリー、86・88・98・2000年画廊宮坂、96年ヤマハ家具吉祥寺ショップギャラリーで個展。新潟絵屋で00・01・08年個展、04年「花のイメージ」に出品。元日本板画院同人。入間市在住。

西野一男 展

西野一男 展

PHOTO(上から): 「椿」油彩
「霞ヶ浦・帆引船」ガラス絵
「茶畑から奥多摩富士を望む」木版画
「亀」木版画