林 哲夫 巡回展 @北書店画廊

5/3[木・祝]-27[日]10:00―20:00 (土日祝 12:00―)5/20休
北書店画廊(北書店内)
新潟市中央区医学町通2-10-1 ダイアパレス医学町101
Šî–{ CMYK
デカルコマニイ
「岬」(デカルコマニイ)
林哲夫デカルコマニー
林哲夫デカルコマニー

コラージュ
「表紙」(コラージュ)
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まるで、これがそのままランボオの「地獄の季節」の1ページのように見えますが、絵は、たとえば理科の教科書とか、別なものと組み合わせています。
林哲夫コラージュ

4月は、新潟絵屋で林哲夫さんの味わい深い細密写実画をご覧いただきました(4/17-30)。その一部に、ランボオ・小林秀雄訳『地獄の季節』がテーマのコラージュとデカルコマニイ作品を加え、市役所前の本屋さんに巡回展示します。林哲夫さんといえば、画家でエッセイスト。絵の展示とともに、北書店では、林さん関連の書籍とも出会えます。
 実は、北書店での「林哲夫展」は今回で3回目。つい長居をしてしまうような居心地のいい本屋さんで、絵を眺め、さらにゆっくりと書店時間をおたのしみいただけたらと思います。

2014年の巡回展のようす

2014年の巡回展のようす2014年の巡回展のようす

2014年の巡回展のようす

美術講座 「日本美術ぶらぶら歩き」

精細な花咲く可憐な野原のようにイメージされがちな日本美術——さにあらず、立ち入ってみれば山あり谷あり、野獣もうろつく世界です。4つの道で地形を探訪。初心者向けの楽しい講座です。

第1回 6/13[水] 「神と仏のあたり 宗教のみち」
第2回 6/15[金] 「カノジョとカレとわたしとあなた 人のみち」
第3回 7/11[水] 「住まいはたのし 家と庭のみち」
第4回 7/13[金] 「野道をゆけば 動物・植物・自然のみち」

●時間:各回とも19:00〜 ●案内人:大倉 宏
●参加料:各回1000円 ●会場:新潟絵屋展示室

申込受付開始:単発でのお申し込み可能です。
お早めにご予約ください。 025-222-6888またはinfo@niigata-eya.jp

井田英夫 巡回支援展

4/12thu-15sun

井田英夫さんは、新潟市秋葉区出身の画家。
新潟絵屋が紹介してきた画家のひとりです。
その井田さんが、3月22日に大きな手術をすることになりました。
なにか力になりたいと今井正人さん(三方舎書斎ギャラリー 主宰)の発案で、支援のための展覧会を二会場で開催します。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 

「井田英夫 巡回支援展」

前期
期間 4/6.7.8.9
時間 7.8日 11:00-18:00(土.日)
6.9日 11:00-20:00(金.月)
場所 三方舎書斎ギャラリー
新潟市秋葉区新津本町3-3-12

後期
期間4/12.13.14.15
時間 11:00-18:00
場所 新潟絵屋
新潟市中央区上大川前通10-1864

作品販売等で集まったお金は、広島で闘病中の井田さんにお渡しいたします。

発起人
今井正人(三方舎)
大倉 宏 (新潟絵屋)
井上美雪(新潟絵屋)
井上経久 (新潟市民映画館 シネ・ウインド)
高橋トオル(ツムジグラフィカ)
他有志一同

 *井田英夫さんについて

井田英夫 巡回支援展

井田英夫(いだ ひでお)
1975年旧新津市生まれ。97年新潟デザイン専門学校卒。1999年モンセラート美術大学(アメリカ、マサチューセッツ州)卒業。ミンゴーギャラリー(マサチューセッツ州)で二人展。02・04・06・07・09・10・12・13・14・16・17年新潟絵屋、05年ギャラリーEMU-st(新潟)、11年久留米市一番街多目的ギャラリー、12年三方舎書斎ギャラリー(新潟)、15年天仁庵(広島)で個展開催。15年8月以降、広島県呉市音戸町に滞在。
2017年は、7月に新潟絵屋で新作展を、砂丘館でこれまでを振り返る「ふだんを見つめる 井田英夫展」を開催。その後、新作はギャラリーみつけ(新潟)に巡回し、終了後、井田さんは音戸町へと渡った。2018年2月上旬から広島の病院で療養中。

林 哲夫 展

4月17日tue―30日mon

vol.553 作家在廊予定日: 4/17

 

淡味のある写実

 林哲夫の描くマロニエの樹は、さらりと描いてあるようだけれど、目を近づけると枝の先の小枝の先の小小枝まで描きこまれ、さらに枝と枝の入り組んだ空間的位置まで把握できる。
 細密写実と言っていいほどなのに、そういう絵にありがちの力こぶ感がなく、不思議な淡味がある。昆布やカツオや椎茸のだしは、それだけでは物足りないが、くせになり、さまざまな味を引き立てる淡味なのだそうだが、そういうだしのような味が、どの絵にもきいている。
 このだしは、<文学>かもしれない。文学が大げさなら、言葉。
 言葉を扱うことは一種の抽象の作業だから、絵と同じくらい(それ以上に?)言葉に浸かっているもうひとりの林が、細密写実の固くなりがりな画面を、ほどよく緩め、すき間を作っているのだ。
 そのすき間にふきこむ明るい、灰色の、知的な微風が、静かな画面を波立てることなく、絵をリアルから浮遊させる。 (企画者:大倉 宏)

林哲夫(はやし てつお)
1955年香川県生まれ。画家。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。「創と造」 展(五都美術商連合会, 2016~)出品。編著・装幀に『書影でたどる関西の出 版100』(創元社, 2010)、『書影の森ー筑摩書房の装幀 1940-2014』(みずのわ 出版, 2015)、『花森安治装釘集成』(みずのわ出版, 2016)他。 https://sumus2013.exblog.jp

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チラシのダウンロード(PDF)

関連イベント

ギャラリートーク

4/17tue 19:00-20:00

新潟絵屋で林哲夫さんを迎えてお話を伺います。
聞き手:大倉宏 参加料:500円(申込不要)

<林哲夫展 巡回>

5/3thu – 27sun

新潟市役所前の北書店へ巡回します。
新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町101
営業時間:月~金 10:00~20:00/土日祝 12:00~20:00
定休日:第1・第3日曜日
TEL&FAX 025-201-7466

北村美咲展

4/2 mon 〜 10 tue

Open eya no.1 作家在廊予定日:4/2・7・8・10

 
オープン絵屋(Open eya)の最初の展覧会。
北村美咲さんは、2015年から急速にペンで絵を描くようになりました。
作品を発表するようになって2年。
新潟絵屋では、初期から最新作までを見渡す展覧会にします。

北村美咲(きたむら みさき)
ペンアート作家。1985年新潟県南魚沼市生まれ。2005年新潟デザイン専門学校写真科卒業。2015年より絵をかきはじめる。八海山を撮影した1枚の写真の展示をきっかけに、2016・17年にトミオカホワイト美術館の市民ギャラリーでペン画の個展を開催(18年10月にも予定)。金谷美術館コンクール2016褒状入賞。金谷美術館コンクール2017入選。

北村美咲

PHOTO(上から)
2017年 ペン・紙 21.0×29.7cm
2017年 ペン・紙 72.7×60.6cm

石田佳子展 “はなをそえ” およびstudio mon-門のアクセサリー展示

3月12日mon―14日wed

vol.551 

★夜間営業 3.12は21時まで!

会場:展示室にて

 3日間限定で「studio mon-門のアクセサリー展示」が拡大し、陶と植物を組み合わせた石田佳子の世界が展示室に広がります。
(企画 井上美雪)

石田佳子(いしだ けいこ)
1960年新潟県燕市生まれ。81年東京デザイナー学院工芸工業デザイン卒業。84年朝日陶芸展入選。85年台北国際陶芸展招待。91年サントリー美術館大賞展。98年ランカイビアマグ展入選。2003年「atelier gallery 開」をひらく。「studio mon-門」で小物を発表。グループ展多数。


studio mon-門のアクセサリー展示

3月2日fri―30日fri

★夜間営業 3.12は21時まで!

会場:展示室に隣接するショップスペースにて

石田佳子

「人生の達人たちにささぐ」

ちいさな世界に無限を感じつくりはじめたアクセサリー
指先で粘土をコロがし生まれた象(カタチ)たち
つくることで象は転がりまた、新たな発想へ

ただ一つのモノ(一点モノ)での展開です
新しいモノを身につけること、オシャレすることで
新たなエネルギーが湧くことと思います

春を楽しむアクセントに!

(studio mon-門)

PHOTO(上): チョーカー


関連イベント

絵本イベント

3/14[水] 10:00〜11:00

studio mon-門のアクセサリー展示に合わせ、「飾る」をテーマに絵本を鑑賞します。いつもとは違う時間の流れに乗ってお話の世界へ。『おさるとぼうしうり』など。 読む人: 豊島京子 参加費:300円