林 哲夫 展

4月17日tue―30日mon

vol.553 作家在廊予定日: 4/17

 

淡味のある写実

 林哲夫の描くマロニエの樹は、さらりと描いてあるようだけれど、目を近づけると枝の先の小枝の先の小小枝まで描きこまれ、さらに枝と枝の入り組んだ空間的位置まで把握できる。
 細密写実と言っていいほどなのに、そういう絵にありがちの力こぶ感がなく、不思議な淡味がある。昆布やカツオや椎茸のだしは、それだけでは物足りないが、くせになり、さまざまな味を引き立てる淡味なのだそうだが、そういうだしのような味が、どの絵にもきいている。
 このだしは、<文学>かもしれない。文学が大げさなら、言葉。
 言葉を扱うことは一種の抽象の作業だから、絵と同じくらい(それ以上に?)言葉に浸かっているもうひとりの林が、細密写実の固くなりがりな画面を、ほどよく緩め、すき間を作っているのだ。
 そのすき間にふきこむ明るい、灰色の、知的な微風が、静かな画面を波立てることなく、絵をリアルから浮遊させる。 (企画者:大倉 宏)

林哲夫(はやし てつお)
1955年香川県生まれ。画家。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。「創と造」 展(五都美術商連合会, 2016~)出品。編著・装幀に『書影でたどる関西の出 版100』(創元社, 2010)、『書影の森ー筑摩書房の装幀 1940-2014』(みずのわ 出版, 2015)、『花森安治装釘集成』(みずのわ出版, 2016)他。 https://sumus2013.exblog.jp

201804_210omote

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関連イベント

ギャラリートーク

4/17tue 19:00-20:00

新潟絵屋で林哲夫さんを迎えてお話を伺います。
聞き手:大倉宏 参加料:500円(申込不要)

<林哲夫展 巡回>

5/3thu – 27sun

新潟市役所前の北書店へ巡回します。
新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町101
営業時間:月~金 10:00~20:00/土日祝 12:00~20:00
定休日:第1・第3日曜日
TEL&FAX 025-201-7466

北村美咲展

4/2 mon 〜 10 tue

Open eya no.1 作家在廊予定日:4/2・7・8・10

 
オープン絵屋(Open eya)の最初の展覧会。
北村美咲さんは、2015年から急速にペンで絵を描くようになりました。
作品を発表するようになって2年。
新潟絵屋では、初期から最新作までを見渡す展覧会にします。

北村美咲(きたむら みさき)
ペンアート作家。1985年新潟県南魚沼市生まれ。2005年新潟デザイン専門学校写真科卒業。2015年より絵をかきはじめる。八海山を撮影した1枚の写真の展示をきっかけに、2016・17年にトミオカホワイト美術館の市民ギャラリーでペン画の個展を開催(18年10月にも予定)。金谷美術館コンクール2016褒状入賞。金谷美術館コンクール2017入選。

北村美咲

PHOTO(上から)
2017年 ペン・紙 21.0×29.7cm
2017年 ペン・紙 72.7×60.6cm

ギャラリー&ミュージアムマップ 3/20~4/25 2018

展覧会を見に行こう!
2008年創刊、毎月無料配布の展覧会情報紙です。

新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ | gallery & Museum Schedule 2018.3-4

2018年3月20日(火)- 2018年4月25日(水)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2018年3-4月号

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ギャラリー&ミュージアムマップ 2018年3-4月号

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新潟島とその周辺
ギャラリーミュージアムマップ
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中央区 aigallery、ニカイギャラリー、BOOKS f3、アートギャラリー万代島、ギャラリー長美堂、メディアシップ、kaede+fullmoon、hickory03travelers、蔵織・コンチェルト、にいがた銀花、医学町ビル、新潟美術学園、あらきギャラリー、羊画廊、新潟絵屋、二代目アートサロン環、万代島美術館、敦井美術館、新潟市美術館、砂丘館、NSG美術館、安吾風の館、篠田桃紅作品館、北方文化博物館新潟分館、新津記念館、あさひまち展示館、旧齋藤家別邸、旧小澤家住宅、みなとぴあ、知足美術館、新潟駅観光案内所、きさらぎギャラリー、五徳屋十兵衛、花きりん、クロスパル、シネ・ウインド、三宮商店、ナガイ画材、marilou、北書店、器、SWAN、パルム、山浦珈琲、涼蔵、ぽるとカーブドッチ、竹野、鳥の歌、ノ縞屋、新潟県民会館、吉川酒店、新潟デザイン専門学校、市民活動支援センター、ホテル日航新潟、りゅーとぴあ、NHK文化センター、峰村醸造直売店、今代司酒造、新潟大学駅南キャンパスときめいと、絵画教室ウニアトリエ、新潟県立生涯学習推進センター、新潟NPO協会、栄楽亭、エフスタイル、日和山五合目、i media専門学校、アートホテル新潟

北区 楓画廊、てんゆう花、nico
東区 巻菱湖時代記念館、六丁目ギャラリー
南区 SHIRONE PRESSO
江南区 小さな美術館季、エムスタジオ、北方文化博物館
秋葉区 やまぼうし、三方舎、VUCA、新潟市新津美術館
西区 雪梁舎美術館、ギャラリー潟道、こんぺいとう、ろば屋
西蒲区 浜つばき、ギャラリー野衣、いわむろや

新発田市 清水園、草舟(菅谷)  
村上市 Toi陶房(瀬波温泉)
柏崎市 游文舎、gallery tanne(谷根)
長岡市 県立近代美術館、長岡造形大、栃尾美術館
見附市 ギャラリーみつけ
燕市 燕市産業史料館、ツバメコーヒー  
三条市 D+5 ART、三条ものづくり学校
弥彦村 弥彦の丘美術館
佐渡 城南窯

石田佳子展 “はなをそえ” およびstudio mon-門のアクセサリー展示

3月12日mon―14日wed

vol.551 

★夜間営業 3.12は21時まで!

会場:展示室にて

 3日間限定で「studio mon-門のアクセサリー展示」が拡大し、陶と植物を組み合わせた石田佳子の世界が展示室に広がります。
(企画 井上美雪)

石田佳子(いしだ けいこ)
1960年新潟県燕市生まれ。81年東京デザイナー学院工芸工業デザイン卒業。84年朝日陶芸展入選。85年台北国際陶芸展招待。91年サントリー美術館大賞展。98年ランカイビアマグ展入選。2003年「atelier gallery 開」をひらく。「studio mon-門」で小物を発表。グループ展多数。


studio mon-門のアクセサリー展示

3月2日fri―30日fri

★夜間営業 3.12は21時まで!

会場:展示室に隣接するショップスペースにて

石田佳子

「人生の達人たちにささぐ」

ちいさな世界に無限を感じつくりはじめたアクセサリー
指先で粘土をコロがし生まれた象(カタチ)たち
つくることで象は転がりまた、新たな発想へ

ただ一つのモノ(一点モノ)での展開です
新しいモノを身につけること、オシャレすることで
新たなエネルギーが湧くことと思います

春を楽しむアクセントに!

(studio mon-門)

PHOTO(上): チョーカー


関連イベント

絵本イベント

3/14[水] 10:00〜11:00

studio mon-門のアクセサリー展示に合わせ、「飾る」をテーマに絵本を鑑賞します。いつもとは違う時間の流れに乗ってお話の世界へ。『おさるとぼうしうり』など。 読む人: 豊島京子 参加費:300円

studio mon-門のアクセサリー展示

3月2日fri―30日fri

vol.551 会場:展示室に隣接するショップスペースにて

「人生の達人たちにささぐ」

ちいさな世界に無限を感じつくりはじめたアクセサリー
指先で粘土をコロがし生まれた象(カタチ)たち
つくることで象は転がりまた、新たな発想へ

ただ一つのモノ(一点モノ)での展開です
新しいモノを身につけること、オシャレすることで
新たなエネルギーが湧くことと思います

春を楽しむアクセントに!

(studio mon-門)

PHOTO(上): チョーカー

石田佳子展 “はなをそえ”


関連イベント

絵本イベント

3/14[水] 10:00〜11:00

studio mon-門のアクセサリー展示に合わせ、「飾る」をテーマに絵本を鑑賞します。いつもとは違う時間の流れに乗ってお話の世界へ。『おさるとぼうしうり』など。 読む人: 豊島京子 参加費:300円

カテゴリー: art

しんぞう展

3月17日sat―30日fri

vol.552

 スイスの画家クレーは点、線、面、色など形の要素の種子から発芽し、有機的に成長し、絵が生まれると考えた。
 クレーの絵の豊かなイメージは、造形の果てに実る果実のようなものだったようだ。
 横浜生まれの新潟の画家しんぞうの絵は、イメージから逆に始まる。浜で見かけた鳥の足跡、おしゃべりの中で記憶に残ったこと、子育中に気づいたこと。
 いろいろな場所からイメージが紙に舞い降り、進化や変化(へんげ)して現れる絵は、時にショッキングだったり、謎めいていたりする。発端のイメージを語る画家に耳を傾けていると、目が開かされることが多かった。
 その絵を時折、日本家屋である砂丘館の床の間や壁にかけている。日々目にしていると、絵のイメージが時に遠ざかり、違うものが見えてくる。たとえばこれらの絵には、幾何学的空間である日本間に拮抗する骨格の強さがあるということ。言葉を変えれば造形の確かさ。
 クレーの絵とは逆にイメージの種子より成長し、造形=強度のある絵画空間の果実を実らせる樹がある。(企画 大倉 宏)

しんぞう_視線

しんぞう
1974年横浜市生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。個展は、新宿眼科画廊(東京)、DAMギャラリー(韓国)、福住画廊(大阪)、ギャラリーsfera(京都)、2012年砂丘館 「あなたの心の裏の河」(新潟市)、13~16年新潟絵屋など。そのほか09年 「大地の芸術祭」に出品。芸術道場GP(グランプリ)銀賞、第29回損保ジャパン美術財団選抜奨励展入選、第44回神奈川美術展入選など受賞。装画に 「臨床の詩学」(春日武彦・著/医学書院)がある。新潟市在住。 www.sinzow.com

PHOTO(上): 「最後は自由になる、」2017年 墨/和紙 41.0×66.0cm
PHOTO(下): 「視線」2017年 墨/和紙 47.5×32.0cm


関連イベント

ギャラリートーク 「絵のはじまる場所」

3.24[土]15:00〜16:00
聞き手: 大倉 宏 参加費500円 申込不要