いまきみち・西村繁男・ にしむらあつこ展

7/15[金]―28[木]

niigata eya exhibition 633

 きっかけは、いまきみち『さようなら こんにちは』。子が生まれ、八重洲の書店の甘すぎる味の絵本の洪水の中で見つけ、買って、何百回子と読んだ。色と形や「本」であることを生かした構成にその都度感嘆した。新潟絵屋を始めてすぐ藤野に作者を訪ね、パートナーの西村繁男に会った。まるで違う絵本を作る人で、いまき展(2001)、二人展と続いたころ、ホネホネさんシリーズ(にしむら あつこ)が出はじめたのだった。同じ家で暮らした3人の世界の違いと、どこか根っこでつながっている感じが実に面白い。14年ぶりの3人展。一緒に読んだ子の子が今は三人の絵本を楽しんでいる。(企画者:大倉宏)

いまきみち(今木 道)
絵本作家。絵本作家。1944年神戸市生まれ。主な絵本に『あがりめ さがりめ』、『なぞなぞなーに』シリーズ、『ヒコリふねにのる』(福音館書店)など。版画(石版、銅版)の作品も多く、グループ展を多数開催。 2001・02・06年新潟絵屋で個展、二人展。

西村繁男(にしむら しげお)
絵本作家。1947年高知県生まれ。1947年高知県生まれ。自ら観察絵本と名付けた独特の作風をもつ。主な絵本に『おふろやさん』『やこうれっしゃ』『絵で読む広島の原爆』(福音館書店)、『おばけでんしゃ』(童心社)など。2006年新潟絵屋で二人展。

にしむらあつこ(西村 温子)
1972年東京都生まれ。文化服装学園卒業。絵本作品に『ゆうびんやさんのホネホネさん』『ゆきのひのホネホネさん』『コブタくんとコヤギさんのおはなし』『ぐぎがさんとふへほさん』(福音館書店)、『野をこえて』(ビリケン出版)など。

PHOTO(上左): いまきみち「軽石くんと宝貝さん」1993年 版画 全判サイズ
PHOTO(上右): にしむらあつこ「花のまわりで」2022年 インク・アクリル/紙 21.0×21.0cm


PHOTO: いまきみち「軽石くんと宝貝さん」1993年 版画 全判サイズ

西村繁男 「RAKUGAKI界b-3」
PHOTO: 西村繁男「RAKUGAKI界b-3」2022年 10.0×14.8cm

にしむらあつこ 「アクアリウム」
PHOTO: にしむらあつこ「アクアリウム」2022年 インク・アクリル/紙 32.0×32.0cm

3人の絵本や『わがやのホットちゃん』(にしむらあつこ)などの販売もございます。


2006年 いまきみち・西村繁男展
2008年 いまきみち・西村繁男・ にしむらあつこ展
2013年 いまきみち・西村繁男展