10月3日[土]―11日[日]
田村憲一(たむら けんいち)
1982年愛知県生まれ。新潟に移り住み、美術教育に携わりながら、日本画の画材を用いた絵で表現を模索。
今回は、シクラメンを描いた連作など、前回の個展以降の新作を発表。
PHOTO(上):「虚実」
PHOTO(上): 「混」
PHOTO(上): 「送り火」
PHOTO(上): 「いとおしい」
PHOTO(上): 「待ち」
PHOTO(上): 「はざま」
展示風景
前回の記事
▶ 田村憲一展
9/1[火]―10/31[土]
NEWS
会場 オーダーカーテンと家具・インテリア TOLEDO
新潟市中央区万代3丁目5-36
TEL.025-255-5502
営業時間/10:30~18:00
定休日/水曜日・駐車場有
家具とインテリアのショールームで、季節ごとに絵のある空間をコーディネートさせていただいております。Porter’s Paintsの美しい色合いのショールームに、中島世津子さんの水彩とパステル画を組み合わせました。凛とした佇まいの、絵のある空間をおたのしみください。出品作品と展示風景は、新潟絵屋の通信販売サイト「eyashop」にてご覧いただけます。
中島世津子(なかしま せつこ)
1978年パリ エコール・デ・ボザール デッサン科卒業、80年同絵画科卒業。88年帰国後は、現代日本美術展、三重県立美術館「太陽のプロヴァンスにて日本展」、岡田文化財団パラミタミュージアム、亀山トリエンナーレなどに出品し、2000~03年・15年アスクエア神田ギャラリー、新潟絵屋で16年9月に個展。12年作品集『中島世津子 素描』(用美社)刊行。 www.setsukonakashimadameme.com
PHOTO(上): 「ポ・フロリ」2020年 水彩/紙
新潟絵屋の通信販売サイト eya shop
9/5[土]から発売開始
期間中にTOLEDOさんで展示する中島世津子さんの作品を通信販売いたします。中島世津子さんの絵は作家自身の何気ない日常がうつし出されています。美しいものを見つける目が絵になって、日常を心地よいものに変える、そんな力のある作品です。
「eto」は、美術を身近にする活動のひとつです。病院の待合室やオフィスなど、人々がときを過ごす場所に美術品を出前することで、日常生活にくつろぎや安らぎをもたらすお手伝いになればと考えています。
9/17[木]―30[水]
vol.597
作家在廊日:9/19(14時〜)・20(終日)
言葉がもどかしい。久保さんの作品をはじめて目にした際の衝撃を、いったい何と表現しよう。
アートサロン環というギャラリーを運営されていた染色家の神田節子さん。彼女が「ずっと気になっている作家さんがいるの」と見せてくださった久保作品は、暗い、インクの黒以上に黒い画面。なぜ目が離せないのだろう。強い。人の弱さから、人類の弱さ、愚かさを、みつめ続ける強さ。いや、その愚かしさは、また自分の中にもあると認める強さ。そして赦す優しさ。それは「強い」「弱い」「優しい」などという言葉では包括出来ない世界。
だから、久保さんの作品に会いに来て欲しい。夜空に光るどんな小さな恒星ですら、すべて灼熱に燃えている。そんな事をふと思い出す。(企画者:田代早苗)
久保舎己(くぼ すてみ)
1948年三重県津市生まれ。66年東京寛永寺美術研究所に学ぶ。75年木版画を独学ではじめる。三重を中心に、愛知、東京、新潟などで発表。2018年ドイツ・ブッフハイム美術館で企画展。刊行物に『久保舎己 版画集 1977-2012』(ドイツ語/英訳・日本語訳あり)、『ホシヒト ある“個”の軌跡―久保舎己木版画集』(言水制作室)がある。
PHOTO(上): 「横むきの顔」 2018年 木版画 32.5×25.0cm
PHOTO(下): 「手を上げる人 4」 2017年 木版画 26.5×17.0cm
会場のようす
9/2[水]―13[日]
vol.596
雨の朝、久しぶりに安田(阿賀野市)の漆山昌志を訪ねた。仕事場の前の空き地にぎっしり石像がひしめき壮観。どんどん密になっている。新作数点を撮影したあと、ほど近いヤスダヨーグルトの工場前にできた売店「Y&Yガーデン」と禅寺の頼勝寺に行った。売店の前庭には彼が二科展に出品した大きな石像が方々に置かれ、禅寺には釈迦と十人の弟子や十一面観音の像、そして大きな涅槃のレリーフがある。どれも素晴らしかった。前者は彫刻家、後者は石工の仕事なのだろうが、どちらも同じ漆山の作。涅槃の釈迦の顔は、まるで気持ち良く昼寝しているようで、しみじみそれを見て、漆山の像の本質は幸福感なのだと思った。仏教は人生のはかなさを言い、災害や疫病の広がる現代は不安を呼び覚ますけれど、この世に、この体をもって生きていることは、幸せだと、彼の刻む人は言う。人生をはるかに凌駕する時間の中に存在してきた石に、鑿という耳をあてて、その一つの言葉を漆山は聞いている。(企画者:大倉 宏)
漆山昌志(うるしやま まさし)
1955年安田町(現阿賀野市)生まれ。愛知県岡崎市で石工修業。88年から県展、芸展に石彫を出品。2000年二科展特選受賞。04年十日町石彫シンポジウムに参加。二科会会友、新潟県美術家連盟理事。新潟絵屋では01・03・06・08年に個展、14年書家の故小山素雲との2人展を開催。阿賀野市在住。
PHOTO(上): 「お地蔵さん」 2020年 インド砂岩 H30.0cm
PHOTO(下):「望」 2020年 安田石 H59.0cm
8/2[日]―10[祝・月]
別々に活動してきた二人の画家のはじめての二人展。
葉っぱにも、虫にも、人の中にもあって、それは歌のような、言葉のような、数字のような。カオスの中で見つけた地図のようで、でもパンドラの箱のような。
平らな紙の上で、ちょっとしたボタンの掛け違いがもとで出会う不思議な真実がある。それもまた地図にもパンドラの箱にもなるのだけれど、自分にとっては唯一頼りになる羅針盤。 (熊谷宗一)
熊谷宗一「きのうときょうのあいだ」鉛筆・水性絵具/白亜地の板 91.0×60.0cm(未完)
熊谷宗一(くまがい むねかず)
1962年神奈川県生まれ。86年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。88年東京芸術大学大学院修士課程修了。97年ウィーン応用美術大学ィーン卒業、Magister取得。個展は2007・09・11年GalleryARK、13年アトリエスズキ、18年光画廊などで発表。2000年以降、GalleryARKを中心に毎年企画展への参加多数。
作家在廊日 熊谷宗一:8/2・9・10(予定)
八木なぎさ「scene2019-4」2019年 リトグラフ 34.5×102.0cm
八木なぎさ(やぎ なぎさ)
1961年横浜市生まれ。個展は94年シロタ画廊(銀座)、97・99年三木ギャラリー(銀座)、2000年木の葉画廊(神田)、08・13・16・18年 NICHE GALLERY(銀座)、12・14年新潟絵屋など。97年トリエンナーレ97’(ポーランド)、04年 「日本の版画展」(グラバド国際美術館/アルゼンチン)、「現代版画 技術と表現」(黒部市美術館/富山)、06年 「ART Shanghai2006」(上海)、07年 「15th International Triennial of Graphic Arts, Sofia」(ブルガリア)、10年 「今日の版画・10」(南魚沼市立今泉博物館/新潟)などに出品。
作家在廊日 八木なぎさ:8/2・8・9(予定)
「scene」2017年 リトグラフ 31.4×46.5cm
「scene 18-11」2019年 リトグラフ 14.5×20.4cm

熊谷宗一「子供のための社 I」鉛筆・水性絵具 44.0×33.3cm

熊谷宗一「子供のための社 II」鉛筆・水性絵具 44.0×33.3cm
8/17[月]―30[日]
vol.595
作家在廊日:8/22・23(予定)
長岡から長野に転居した後藤裕子の新作の風景が、すばらしい。この人の身体が、質の違う自然空間に移動したことが、はっきり絵に出ている。主観的に構成されたように見える画面だが、この主観は、現実という風にやわらかく揺れる敏感さをもっている。
風景は何億年をかけて形成された地形に、何万何千年単位で変成してきた植物相、水の流れなどの自然、人間の営む町や構造物、空気や、そこに降り注ぐ地球外からの光などでできているが、この人の目はそんな多様な風景の時間軸の井戸へ、つるべを投げ、色や筆の顫動や呼吸を汲み取ってくる。
人間の時間と自然の時間というふたつの身体が、絵の中でふれ、はなれ、旋回し、踊っている。(大倉 宏)
後藤裕子(ごとう ひろこ)
1951年東京都生まれ。父に画集を祖母に油絵具箱を贈られる環境で育つ。美大を経て油彩画を組成と技法から学び直そうと仏留学し、帰国後は子育てや介護等家庭の中で過ごす。夫の赴任地新潟県長岡市で病院や施設に風景画を飾る機会があり、スケッチと構成画制作を始めた。2019年~長野県に移り住む。
PHOTO(上): 「尼飾」 2020年 油彩/紙 17.0×50.0cm
PHOTO: 「遊水池」 2020年 油彩/紙 29.0×29.0cm
PHOTO: 「月夜」 2020年 油彩/紙 28.5×28.5cm
PHOTO: 「凍湖」 2020年 油彩/紙 38.0×27.0cm