ちいさくておだやかさ 迫 一成 展

8/18[木]―31[水]

niigata eya exhibition 635

 サコさんと会ったのはいつだったろう。
 今は「カミフル」として知られるようになった古町商店街の一角に、小さい店をサコさんたちが始めたころだ。来た人にはめてもらっているんですとピースを渡され、壁のへりのないジグソーパズル(?)にはめた。場所が変わり、空間も広がった今のヒッコリースリートラベラーズの店舗の階段近くにそれが今も飾ってある。
 サコさんの活動はそんなふうに、いろんな人を巻き込み、長い歴史を持つ白山神社門前の商店街を大きく変える役割を果たし、ひろがった。
 クリエーター。「創る人」と訳せば、このクリエイターは自ら創りながら町や人のあり方までもいつのまにか創ってきた。そのサコさんに私からピースを渡して、今度は新潟絵屋の壁にはめてもらうことにした。(企画者:大倉 宏)

迫 一成(さこ かずなり)
1978年福岡県生まれ、97年から新潟暮らし。2001年クリエイト集団hickory03travelers結成。「日常を楽しもう」をコンセプトに新潟市上古町に店を構え、イラストを軸にしたデザインで老舗や地域の技術と穏やかに交わっている。発信。継続。上古町商店街でもイラスト・デザインをいかした活動を展開し、県内外からも注目されている。新潟絵屋での個展は、2006年「Do 迫一成展」、08年「カウントten」、10年「are-colle」以来。arekore000.com

PHOTO(上):「me」砂時計

迫一成_
PHOTO:「うみたろう」砂時計


▶2006年 Do 迫一成展
▶2008年「カウント ten」迫一成展
▶2010年 迫一成展[are colle]