渡辺リリコ展  共に時を慈しむ

6/1[木]―13[火]

niigata eya exhibition 652
会期中は毎日作家が在廊します(12-16時)

 リリコさんは東京暮らしが長かったが、2011年末から新潟市西区を活動の拠点に変えた。こちらでは、日にあたり、ダイコンやタマネギ、冬菜などを育て、空や畑を眺め、海を感じ、採れたて野菜を食べる毎日。新しい日常に味わうことがたくさんで、そうした日々をたいせつに過ごした12年間だった。そして、本のなかにいることが多いリリコさんは、どこにいても空想を楽しんできた。新作は、日記と空想が混ざった、コラージュとドローイングのミックス。だれかに話しかけているみたいな連作だ。(企画者:井上美雪)

渡辺リリコ(わたなべ りりこ)
新潟市生まれ。灘本唯人氏に師事後、宇野亜喜良事務所、灘本唯人事務所を経てフリーのイラストレーターに。2005年画廊full moon upstairsと15年砂丘館でマッチ箱のシリーズを発表。近年は、北原白秋の「五十音」にイラストを添えたポストカードや、ダイコンをモチーフにしたミニ絵本『しろい一日』を自主制作。近年手がけた挿絵に『和歌でみる源氏物語~おばあさん的~』(田辺真知子・著)、『てのひら句集』(喜怒哀楽書房・発行)がある。 rico-w.jimdofree.com

PHOTO(上):「宙のむこうに 陽なたの匂いを求めて」2022年 33.3×24.2cm

渡辺リリコ展
PHOTO:「ダイコン讃歌」2022年 紙コラージュ・ペン・クレヨン 36.2×27.2cm

渡辺リリコ展
PHOTO:「夏の満ち欠け」2022年 紙コラージュ・ペン・クレヨン 36.2×27.2cm

渡辺リリコ展
PHOTO:「小さなハミング」2023年 紙コラージュ・ペン・クレヨン 24.2×16.5cm


▶ 2008年 06月
▶ 2008年 12月
▶ 2009年 12月

関連イベント

Shop Info.1 〈渡辺リリコ オリジナルグッズ〉

渡辺リリコ
「五十音」カード
老人介護施設の口腔体操で「五十音」を読むと聞き、作ったカード。
11枚セット 
ポストカードサイズ/両面印刷 
作:北原白秋 画:渡辺リリコ
税込 1,000

冊子『しろい一日 ―ちくちく小人と遊ぶ―』
作・画:渡辺リリコ 
ちくちく布:水上惠子 
8.2×12.3cm/27頁/2020年発行
税込 1,000