6/16[金]―29[木]
EVENT 6/17[土]
ギャラリートーク、コーヒーとタープ出店
niigata eya exhibition 653
「物語が、生まれる」といういつか読んだ本の名を、蓮池ももの新作を見て思い出した。
蓮池の初期の絵は、ひとりの心の、とほうもない奥行きを映していた。それは今も変わらない。けれどいつしか彼女の絵に物語が息をしはじめてきた。くり返し語られる物語には、形式的反復がみられる。新作では、ネックレスの輪が二重になり、炎に変じ、やがて舞台の、がっしりとした枠のようになり、そこに夏山に生える羊歯を思わせる紋様がひろがりだした。枠は星や森や光る石や女たちや母子がつむぐふしぎな絵の物語に注意を向けさせる。と同時に、物語を物語の外につなぐ生きた「境界」=形式的反復に成長してきたように見える。(企画者:大倉宏)
蓮池もも(はすいけ もも)
1983年新潟市生まれ。2006年fullmoon upstairs、 07・08・09・10・11年画廊Full Moon、12年砂丘館、15・16年ギャラリー島田(神戸)、16年ギャラリー枝香庵(銀座)、21年ギャラリーみつけで個展。新潟絵屋では10・12~22年毎年個展開催。俳誌『白茅』に画とエッセイの連載「森の奥 湖の底」を発表。近年は「momonote」や「コーヒーとタープ」などオリジナルグッズの絵を手がける。昨年は大地の芸術祭2022に参加し「山の奥 海の底」を発表。十日町市在住。
PHOTO(上):「ばら色の石」2023年 25.2×34.3cm
PHOTO:「お月様まで何マイル?」2023年 水彩/紙31・740・9㎝
PHOTO:「花になった女」2023年 水彩/紙 24.2×33.2cm
PHOTO:「ろばに乗って」2023年 水彩/紙 20.3×25.2cm
ギャラリートーク
6/17[土]18:30-19:30
蓮池もも+聞き手:大倉宏(「蓮池もも展」企画者)
参加方法は、<対面><WEB視聴>の2種類です。
<対面参加の場合>
定員15名/500円/要申込
申込開始:5/25[木]11:00~
新潟絵屋へメールまたは電話で、お名前、電話番号、人数をご連絡ください。
info@niigata-eya.jp
tel. 025-222-6888(11:00~18:00)
<WEB視聴の場合>
おひとり500円/要申込/公開2023.7.31まで
申込開始:5/25[木]11:00~
次のページで、ご入金手続きをお願いいたします。eyashop
お申込受付後にURLをお知らせします。
当日ライブでご覧いただけるほか、公開期間内はいつでもご覧いただけますのですこしずつ見たり、再視聴が可能です。
動画配信:ツムジグラフィカ
コーヒーとタープ出店
6/17[土]11:00-18:00
会場:新潟絵屋の駐車場
十日町市の「やぶこざきキャンプ場」で、週末と祝日だけ営業している自家焙煎コーヒー店が特別出店します。店主が淹れるコーヒーをおたのしみに。
コーヒーとタープの店主は写真家で蓮池ももさんのパートナー、会田法行さん。会田さんがかつて取材した東ティモールのフェアトレード有機豆を使用しています。
★この日のご来場が難しい方にも、豆のご用意がありますので、ぜひご自宅でご賞味くださいね。
関連グッズ
コーヒー豆(200g)税込 1,300円
手ぬぐい(5種)各税込 990円
エコバッグ 大・税込 2,200円
クリアファイル(3種)各税込 550円
ノート(B6:4種)各税込 660円
一筆箋(縦版・横版)各税込 880円
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