NOBINOVI展・ただいま 齋藤伸絵&阿部信子

2021年 1/6[水]―17[日]

niigata eya exhibition 602

作家在廊予定日 齋藤伸絵:6日、9・14日の午後/阿部信子:8・10・12・15日、ほか

 糸を紡ぎ、染め、織り上げ、作品を生み出す齋藤伸絵さん。金属を自在に操り、石などの異素材も使いながら作品を造形する阿部信子さん。いずれも絵屋では約10年ぶり、2人展としては初めての企画だ。
 前回の齋藤さんの個展は2009年。風に揺らいで光を受け、柔らかく表情が変化する布作品が印象的だった。阿部さんは2004年のジュエリー作品に加え、2008年の小鳥の造形作品を記憶している人も多いのでは。今回、齋藤さんは暖かく身を包むもの、阿部さんはジュエリー作品が中心となる。
 絵を壁に飾ると、場の空気まで変わるのを感じるが、彼女たちの作品を身につけると、自分自身が作品と「ともにある」という感覚を抱く。時を重ね、強さとしなやかさを増した作家の指から生まれるものたちを「おかえり」と迎え、新しい年を始めたい。 (企画:上田浩子)

齋藤 伸絵(さいとう のぶえ)
手紡ぎの技法を軸に、ウール、絹、麻、綿、ステンレス線など様々な素材で身につけるものを中心に織りの作品を制作。使う方の一部になって寄り添う作品を心がけている。新潟、長岡、柏崎、他札幌、東京、福島などで個展、グループ展開催。宮城県仙台市生まれ。新潟市在住。長岡造形大学市民工房染織講師。

阿部信子(あべ のぶこ)
いろいろな金属を用いてジュエリーをメインに制作。シンプルで美しく、人が身につけて完成する形を目指している。県内外で個展、グループ展を開催。アトリエNOVI主宰、新潟デザイン専門学校非常勤講師。新潟市在住。

NOBINOVI展・ただいま 齋藤伸絵&阿部信子

photo(左): 齋藤伸絵 (右): 阿部信子

NOBINOVI展・ただいま 齋藤伸絵

photo: 齋藤伸絵

NOBINOVI展・ただいま 阿部信子

photo: 阿部信子


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ギャラリー&ミュージアムマップ 2020.11/20~12/25

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新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ
gallery & Museum Schedule 2020.11-12

2020年11月20日(金)- 12月25日(金)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2020年11-12月号

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東区 巻菱湖時代記念館
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江南区 小さな美術館季、エムスタジオ、北方文化博物館
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西区 雪梁舎美術館ギャラリー潟道、こんぺいとう
西蒲区 浜つばきギャラリー野衣、いわむろや

新発田市 清水園草舟(菅谷)  
村上市 Toi陶房(瀬波温泉)
柏崎市 游文舎gallery tanne(谷根)
長岡市 たびのそら屋県立近代美術館、長岡造形大
見附市 ギャラリーみつけ
燕市 燕市産業史料館、ツバメコーヒー  
三条市 D+5 ART、三条ものづくり学校
栃尾市 栃尾美術館
弥彦村 弥彦の丘美術館

佐々木卓也の動物

11/21[土]発売開始

SHOP INFORMATION

 粘土と陶芸の動物をショップにご紹介します。

佐々木卓也(ささき たくや)
1975年生まれ。幼少期より、絵を描いたり粘土細工をすることを好み、動物や人物をモチーフに制作する。25歳のときに写真絵本佐々木卓也作品集『おかあさん』(文・岸田今日子 写真・堀口真澄/小学館)が刊行される。

佐々木卓也の動物

PHOTO(上): 「ホワイトタイガー」
PHOTO(下): 「鳥」
各税込 3,000円


足立茂久商店の曲物

openeya

フ ル イ 屋 ノ 
ア タ ラ シ イ  
  カ タ チ 展

11月12日[木]~15日[日]

伝統を守りながら、新たな分野での作品作りに挑戦する曲物の展覧会です。

 日本海に面した新潟県寺泊の山田は古くから篩(ふるい)作りが盛んで、その歴史は少なくとも江戸後期(天保時代)までさかのぼります。
 足立茂久商店は現在もこの地で操業を続けるただ一軒の「篩屋(ふるいや)」です。
 主な製品は篩(ふるい)・裏漉し(うらごし)・蒸籠(せいろ)。その製作技術は「寺泊山田の曲物」として長岡市の無形文化財(工芸技術)に指定されています。
 11代目の足立照久は受け継がれてきた伝統を守りつつ、新たな分野での作品作りに挑戦しています。
 細く割った曲輪を組んで作る「曲輪の球体」、小国和紙を使った照明器具「ゆきほのか」、スツールに曲輪を取り入れた「曲輪スツール」、「曲輪の球体」と花びんを組んだ「花結び」、ウルトラセブンをモチーフとした「ウルトラセブン スツール」「ウルトラセブン小物入れ」「ウルトラ警備隊エンブレム オブジェ」など、これまでの曲物には無い新しい形を作り出してきました。
 今回の展示では「篩屋(ふるいや)」として培われた技術で作り出される「新しい形」の作品と、その作品で彩られる大正時代の町屋を再生した空間「新潟絵屋」をお楽しみください。

足立 照久(あだち てるひさ)
1974年 6月 旧三島郡寺泊町生まれ
1997年 3月 新潟大学理学部地質鉱物学科卒業。卒業と同時に家業の篩製造業に従事。 足立茂久商店11代目
2015年 2月 新潟ふるさと村アピール館にて「足立茂久商店と新潟伝統の技 展」開催
2015年11月 北方文化博物館にて「伊藤家の台所と灯り展」開催
2016年 2月 「ゆきほのか」で第56回(平成27年度)全国推奨観光土産品審査会 日本商工会議所会頭努力賞受賞
2016年 3月 新潟ふるさと村庭園内ふるさとの家にて「寺泊山田の曲げ輪の灯り展」開催
2019年11月 北方文化博物館藤棚にて「曲輪の球体 展 大藤の息吹」開催
2020年 2月 「リメイク曲輪スツール」でニイガタIDSデザインコンペティション2020 IDS審査委員賞受賞


9/5[土]から発売開始

 新潟絵屋では、この秋、江戸時代に創業した足立茂久商店11代目・足立照久氏による伝統技術を生かした新しい曲物をご紹介します。通販サイト eyashopでは、その一部を先駆けてお取り扱いいたします。

足立茂久商店

スツール:税込40,590円

足立茂久商店

花結び:税込13,750円~

足立照久「球体オブジェ・一重 」
球体オブジェ・一重 [1尺2寸]:税込19,800円/[1尺]:税込17,600円

足立照久「ゆきほのか[テーブルライト]」
ゆきほのか[テーブルライト]:税込33,000円

足立茂久商店

わっぱ 5寸:税込9,350円/6寸:税込14,300円(電子レンジで使えます)


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facebookにて「フルイ屋ノアタラシイカタチ展」の情報を発信していきます

 

ささめやゆき展

11/17[火]― 30[月]

niigata eya exhibition 599

作家在廊日:11/20・21(予定)

 写真家の白石ちえこさんのご紹介で、ささめやゆきさんからお手紙が届いた。横に細長ーい紙に、金平糖のような字で。展覧会をいつか開催しましょう、とやりとりがはじまった。リノニューム版画集や新刊の絵本、演劇のチラシ、鎌倉の絵本作家さんが合同でつくっている冊子など、手がけた仕事を、折々に手紙を添えて送ってくださった。
 展覧会が近づいて、こんどは額装された絵がひとつ届いた。箱を開けると、ボクサーがひとり、リングに立っていた。今回は絵で勝負する、ささめやゆきさんの個展。この案内状をつくる間にも、大きくゆれているささめやさんへ、新潟からエールを送っている。 (企画者:井上美雪)


ButとOrのくりかえし/決めるでもなく/決めないでもない/文の頭につくbut/フレーズの後ろにおくor/ゆれるロープの上のよう/曖昧模糊のボクのこと/自分で決めなくてもいいんだよ/なにかがあとで教えてくれる

(著書『ButとOr』より)


ささめやゆき
1943年東京・蒲田うまれ。45年空襲にて家消失。以後68年までボーッとしてくらす。その年にはじめて絵を描く。70年フランスへ。71年ニューヨークへ。72年フランス・シェルブールへ。一年間ただ絵を描きつづける。73年帰国するも仕事なし収入なし。77年油絵のほか銅版画を制作する。絵本や挿絵の仕事多数。『ブリキの音符』(文・片山令子、白泉社)『ガドルフの百合』(文・宮沢賢治、偕成社)、『マルスさんとマダムマルス』(原生林)、『幻燈サーカス』(文・中澤晶子、BL 出版)、『あしたうちにねこがくるの』(文・石津ちひろ、講談社)、『ねこのチャッピー』(小峰書店)、『くうき』(文・まどみちお、理論社)、『椅子』『Butとor』(BL出版)、『あるひ あるとき』(文・あまんきみこ、のら書店)、『ワタシゴト』(文・中澤晶子、汐文社)など。

PHOTO(上):「ボクサー」 版画 20.5×14.2cm

ささめやゆき
「デニス・スウィンナートン」

ささめやゆき

「マヤコフスキーノート」

ささめやゆき

「恐るべき子供たち」


齋藤伸絵 マフラー

SHOP

10/17[土] 発売開始

 羊毛やアンゴラ、アルパカなど、手紡ぎして糸を作った手織りの個性的なマフラーが5本入荷しました。軽くてふっくら、暖かくやさしい手触りです。

齋藤 伸絵(さいとう のぶえ)
手紡ぎの技法を中心にウール、絹、麻、綿、ステンレス線など様々な素材で身につけるものを中心に織りの作品を制作してます。使う方の一部になって寄り添う作品を心がけています。
新潟、長岡、柏崎、他札幌、東京、福島などで個展、グループ展開催。宮城県仙台市生まれ。新潟市在住。長岡造形大学市民工房染織講師。

齋藤伸絵 マフラー

ホームスパン織柄の小さいマフラー
ウール100%/13.5×116.0cm
税込 8,800円

齋藤伸絵 マフラー

ホームスパン ラムウールとアルパカのマフラー
ウール80% アルパカ20%/19.0×133.0cm
税込 11,000円

齋藤伸絵

ホームスパン 焦げ茶色のマフラー
ウール100%/22.5×140.0cm
税込 11,000円

齋藤伸絵

ホームスパン アンゴラミニマフラー
ウール80% アンゴラ20%/9.0×102.0cm
税込 4,950円

通販サイトeyashop同時発売 

お支払い方法:クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、Pay-easy
4万円以上送料無料
新潟絵屋の実店舗のように、いつでもふらりとお立ち寄りください。


NOBINOVI展 齋藤伸絵&阿部信子二人展
2021年1月開催予定(於新潟絵屋)


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