『森の天界図像 わがイコン 胞子紋 渡辺隆次きのこ画文集』

発売開始

B5版・96ページ/ソフトカバー  
販売価格2,200円(税別)

若き日に天の高みにあこがれ濃厚細密な曼荼羅的図像を描きだした画家が霊峰八ヶ岳山麓に移り住み、裾野の森でめぐり会ったきのこの内襞から音もなく落下する粉(胞子)がたった一夜で紙上に描く紋様のふしぎに眼をうばわれ絵筆を介添えに誕生させたやわらかで、チャーミングで、魂を揺らす聖画像(イコン)たち。
カラー図版40点、きのこと人生をめぐる思索と夢想と哲学を語るエッセイを収録。

新潟絵屋でも個展を開催してくださっている渡辺隆次さんの画文集です。
新潟市や山梨県北杜市ほかで、刊行記念展覧会も予定しています。

著者:渡辺隆次
寄稿:飯沢耕太郎(きのこ文学研究家・写真評論家)/宇井浩一(医師・美術コレクター)/四釜裕子(編集者・詩人)/大倉宏(美術評論家)
企画制作:渡辺隆次画文集刊行委員会   
発行・発売:株式会社 大日本絵画

〈通信販売〉
eya shopにてお取り扱い中
*送料310円
*amazon、楽天市場等でもご購入いただけます(送料無料)


渡辺隆次画文集刊行記念展への支援のお願い


ご支援いただいた方には、渡辺さんのサイン入り画文集1冊と渡辺さん作品の特製絵葉書をお送りいたします。

刊行を記念し、砂丘館では5/27(木)~7/11(日)に「画文集刊行記念 渡辺隆次展(仮称)」を開催します。また、同展はフィリア美術館(山梨県北杜市小淵沢町)でも、9/12(日)~10/24(日)に開催予定です。両館での展示をより充実したものにするため、現在、刊行記念展支援金を募集しています。

〈受付期間〉
~2021.7.11(日)

ご支援の方法について詳しくは…

渡辺隆次
渡辺隆次

渡辺隆次

渡辺隆次

渡辺隆次

渡辺隆次


4月発売予定
▶ 渡辺隆次『森の天界図像』特製絵葉書

6種類:各税込150円

渡辺隆次『森の天界図像』特製葉書

TOLEDO×七里知子

NEWS

6/12[土]―8/29[日]

会場 オーダーカーテンと家具・インテリア TOLEDO
新潟市中央区万代3丁目5-36
TEL.025-255-5502
営業時間/10:30~18:00 
定休日/水曜日・駐車場有

「七里知子作品展 杳杳」(5/29~6/9 於:新潟絵屋)終了後に、出品作品の一部、約30点が家具とインテリアのショールームに巡回します。Porter’s Paintsの美しい色合いの空間に七里さんの絵を加えた、絵のある暮らしのイメージをおたのしみください。巡回中の作品と展示風景は、新潟絵屋の通信販売サイト「eyashop」にてご覧いただけます。

*「杳杳(ようよう)」:暗くはっきりしないさま、遠くかすかなさま
PHOTO(上): 「陸離 Ⅲ」2021年/画材:油彩・顔料他/支持体:シナベニヤに綿布・膠・顔料等/作品サイズ:14.8×10cm/作家手製額付

七里知子(しちり ともこ)
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)大学院芸術表現専攻修士課程終了。06・07・09・11・12・13・14年Gallery MIYASHITA、06年きのとやカフェ(札幌)、15年Gallery&Space SIO(大阪)、16年アートスペース虹(京都)、14・16・18年新潟絵屋にて油彩作品の個展。恵文社一乗寺店、kit、ちせ(京都)、ブックギャラリーポポタム(東京)、マゼコゼ(長野)や北書店にてメゾチントによる小品を発表。

七里知子
「滲む花たち Ⅰ」 2021年/油彩・顔料他/支持体:パネルに綿布・膠・顔料等/53×45.5×奥行2cm(F10)

七里知子作品展 杳杳

「静かな熱」2021年/画材:油彩・顔料他/支持体:シナベニヤに綿布・膠・顔料等/23×16×奥行1cm

七里知子作品展

「山の聲 Ⅰ」2021年/画材:油彩・顔料他/支持体:シナベニヤに綿布・膠・顔料等/23×13×奥行1cm

はっとするような景色や色彩に触れた時「今、目が喜んでいる」と感じる。それは絵画であれば尚更のこと、色彩の妙というものに身体が反応し、そこから様々なイメージが呼び起こされる。日常に溢れる様々な色彩。その「一瞬の妙」を咀嚼し、なんとか捉えてみたいと、烏滸がましくも思う欲求が常に消えない。 (七里知子)

七里知子
七里知子 トレド

巡回中の作品と展示風景は、新潟絵屋の通信販売サイト「eyashop」にてご覧いただけます。
七里知子 トレド
トレド 七里知子


七里知子作品展 杳杳(ようよう)

5/29[土]―6/9[水]

niigata eya exhibition 611

 七里知子の平面(油彩)がどんどん金属感を増してきた。そのことにぞくぞくする。明るく美しい平面―水に映った空のような絵を描く画家が、銅版画に熱中し始めたのを奇異に感じたことがあった。小さい闇の底に潜み、息づくものたちへの親近と、光を吸い込んで無限定の色の広がりを生む平面のつながりが見えにくかった。
 近作では油彩がまるで、銅版画ならぬ、銅板そのもののような金属的質感を帯び、また銅版画の方の画面も変わってきた。無限定の闇と光が、ひとりの心と体のなかで接触、反応し、あたらしい物質が生まれたような…。ある雨の夕暮れ、西の空を見ていた。雲の切れ目に顔を出した陽が数分部屋の壁を染め、没したとき、残された空に一瞬、金が生まれたように見えた。その金と七里の絵が重なる。(企画者:大倉宏)

七里知子作品展 杳杳
PHOTO: 作品:「夜明け」 2021年 カラーメゾチント/紙 10.0×14.8cm

華雪の篆刻受注会

受付期間 6/1―30

6月は、オリジナル篆刻のオーダーを承ります。篆刻は、お手紙に添えたり、蔵書などお気に入りのものに捺したり、印鑑としてもお使いいただけます。
今回は、ご依頼くださる方の手書きの字を見せていただくことで、その字に似合う雰囲気のデザインを華雪さんに考えていただきます。
下絵は数点提案し、そこからご相談を重ね、最終的なデザインを決定し、印材に刻みます。
仕上がりまではやりとりの回数により、1ヶ月から2ヶ月ほどお時間をいただきます。

華雪(かせつ)
1975年京都府生まれ。立命館大学文学部哲学科心理学専攻修了、東京都在住。幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字のなりたちや意味に興味を持ち、以来、文字の表現の可能性を探求することを主題に、国内外で展示やワークショップを行っている。刊行物に『石の遊び』(平凡社、2003)、『書の棲処』(赤々舎、2006)、『ATO 跡』(between the books、2009)、作品集『ながれる』(2019)など。作家活動の他に、『コレクション 戦争×文学』(集英社)など書籍の題字なども手がける。
instagram kasetsu_sho

料金:1cm四方・1文字~ 33,000円~(税込・桐箱付)

華雪の篆刻

〈お申し込み方法〉

◆「依頼書」をダウンロードし出力紙または新潟絵屋で入手していただき、お名前やご連絡先、刻む文字を直筆でご記入ください。

◆デザインについては、〈朱文・白文〉や〈枠有り・枠無し〉、石のかたち、サイズを選択します。そのほか、刻む文字にまつわる由来や思い入れなどのエピソードも自由にご記入ください。

◆やりとりは、郵便またはメールのいずれかを選択ください。「依頼書」は店頭でも受け付け可能です。

◆期間内はご予約制で見本や価格表をご案内いたします。

〈依頼書送付先・ご案内予約・お問い合わせ〉

篆刻受注会依頼書 ダウンロード


篆刻受注会依頼書 華雪

新潟絵屋(担当/井上美雪)
951-8068 新潟市中央区上大川前通10番町1864番地
info@niigata-eya.jp TEL.025-222-6888


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過去の個展 
2004年
2007年
2008年
2009年
2011年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
ワークショップ「木」を書いて「森」をつくる
華雪による書と篆刻の講座『字がうまれたとき・書がうまれたとき』第3期
華雪による書と篆刻の講座『字がうまれたとき・書がうまれたとき』最終回

NOBINOVI展・ただいま 齋藤伸絵&阿部信子

2021年 1/6[水]―17[日]

niigata eya exhibition 602

作家在廊予定日 齋藤伸絵:6日、9・14日の午後/阿部信子:8・10・12・15日、ほか

 糸を紡ぎ、染め、織り上げ、作品を生み出す齋藤伸絵さん。金属を自在に操り、石などの異素材も使いながら作品を造形する阿部信子さん。いずれも絵屋では約10年ぶり、2人展としては初めての企画だ。
 前回の齋藤さんの個展は2009年。風に揺らいで光を受け、柔らかく表情が変化する布作品が印象的だった。阿部さんは2004年のジュエリー作品に加え、2008年の小鳥の造形作品を記憶している人も多いのでは。今回、齋藤さんは暖かく身を包むもの、阿部さんはジュエリー作品が中心となる。
 絵を壁に飾ると、場の空気まで変わるのを感じるが、彼女たちの作品を身につけると、自分自身が作品と「ともにある」という感覚を抱く。時を重ね、強さとしなやかさを増した作家の指から生まれるものたちを「おかえり」と迎え、新しい年を始めたい。 (企画:上田浩子)

齋藤 伸絵(さいとう のぶえ)
手紡ぎの技法を軸に、ウール、絹、麻、綿、ステンレス線など様々な素材で身につけるものを中心に織りの作品を制作。使う方の一部になって寄り添う作品を心がけている。新潟、長岡、柏崎、他札幌、東京、福島などで個展、グループ展開催。宮城県仙台市生まれ。新潟市在住。長岡造形大学市民工房染織講師。

阿部信子(あべ のぶこ)
いろいろな金属を用いてジュエリーをメインに制作。シンプルで美しく、人が身につけて完成する形を目指している。県内外で個展、グループ展を開催。アトリエNOVI主宰、新潟デザイン専門学校非常勤講師。新潟市在住。

NOBINOVI展・ただいま 齋藤伸絵&阿部信子

photo(左): 齋藤伸絵 (右): 阿部信子

NOBINOVI展・ただいま 齋藤伸絵

photo: 齋藤伸絵

NOBINOVI展・ただいま 阿部信子

photo: 阿部信子


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齋藤伸絵&阿部信子
▶ NOBINOVI SELECT
齋藤伸絵
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斎藤応志 展 3

2/3[水]―14[日]

niigata eya exhibition 604

 斎藤応志が描いた冬の西堀の絵を部屋に掛けている。どこか幻想的で、エリアーデの不条理な物語の舞台のよう。
 平明なのにそんな夢想を刺激する。描くことが、描きながら新潟の町を見ることが、とにかく好きだったのだろう。スケッチ板に描いた風景が数えきれないほど遺されている。前々回はその一部を紹介した。私なりにいいと思った絵を選んだのだが、人によって感想がひどく違うのが面白かった。よみがえる記憶もそうだが、かきたてられる夢想も人それぞれ。そこで、今回はその折の展示作品の一部に、私ではない人たちに選んだもらった絵を加えて紹介する。リアルでファンタスティックな昭和の新潟を、来場者とともに楽しみたい。(企画:大倉宏)

斎藤応志(さいとう おうし)
1903年中条町(現胎内市)生まれ。24年新潟師範学校卒業。戦前の民間主催の洋画公募展「新潟県展」(旧県展)の企画・運営に参画し、自らも同展に出品した。旧県展第1回で3点の作品が入選し、「選外特選」の「船」は市長賞を受賞。第4回で特選。白日会(大正13年創立)へ出品していた時代がある。戦後は中学校美術教師をしながら、新潟の風景や静物画を描き、数多くの個展を開催した。81年没。2019年新潟絵屋で弟との二人展「斎藤応志・鉄臣展」を、2020年個展開催。


PHOTO:「すすけた土蔵」 1959年 油彩/板 22.9×15.4cm


PHOTO:「雪の西堀(七番町)」 1959年 油彩/板 15.4×22.9cm


PHOTO:「二月の阿賀」 1959年 油彩/板 15.4×22.9cm


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▶ 新潟の画家たち[前期] 斎藤応志・鉄臣展