川上鈴子展

3/12[金]―15[月]

Open Eya

 コロナ禍で旅行も難しいこの頃ですが、私の制作したヨーロッパなどの町並みの立体作品で、旅する気分を味わって頂ければと思い作りました。ヨーロッパの好きな方見に来て頂ければ幸いです。(川上鈴子)

川上鈴子(かわかみ すずこ)
新潟県上越市(旧直江津)出身。新潟と東京を拠点に創作活動を行う。
展覧会
2016年ギャラリー郁(新潟県上越市)
2017年カフェギャラリー椿(東京都江戸川区)
2017・20年ZEN展選抜展出展(銀座大黒屋ギャラリー)
2018年大島画廊(新潟県上越市)
2018年第50回欧美国際スペイン美術償展出展
2019・20年カフェモフリ
2019年ギャラリー潟道(新潟市西区)
2020年アートギャラリー万代島(新潟市中央区)
2021年銀座ギャラリー美庵 如月展出展など

受賞歴
2016年
日本手工芸美術協会新人の部 芸術新聞社賞
2017年
ZEN展立体工芸部門 優秀賞
日本工芸美術協会 特別賞
ZEN展蓼科テディベア賞美術館賞特別賞
2018年
サロンブラウン美術協会 佳作
日本手工芸美術協会 会報アジャスタ賞
2019年
DISCOVER THE ONE JAPANESE ART IN PARIS 審査員特別賞

2018・19年RBAイギリス王立美術家協会名誉会員認定

川上鈴子
川上鈴子
川上鈴子
写真を立体化した、細やかでたのしいデコラティブアレンジアートです。


しんぞう展

3/17[水]―30[火]

niigata eya exhibition 606

作家在廊日:3/17、18、22、23、26、27、29、30

 遠い表現がふっと重なることがある。先日たまたま見たスイス映画「山の焚火」のラストに、姉と弟が死んだ両親を雪に埋め、顔だけにガラス戸をかぶせ明かりを灯すシーンがあった。畑の畔に死者が埋まっている、しんぞうの「有機肥料」という5年前の絵を思い出した。映画は人も豚や牛や岩と同じ自然物だと言っていた。しんぞうの絵が言っているのと同じだ。UFOキャチャーでつまみ上げられる人を描く「選ばれる」も、体が土壌になっている「ほこら」も、現代日本から生まれたイメージであるはずなのに、映画の山中世界と地続きに見える。情報や消費に(そして今はコロナに)閉じ込められた生活は、山に閉ざされた生活と等価であり、そのどちらでも人は理性であり、本能であり、欲望であり、衝動であり、自然物なのだ。忘れがちな普遍を、絵と向き合いながら思い出したい。(企画 大倉宏)

しんぞう
1974年横浜市生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。個展は、新宿眼科画廊(東京)、DAMギャラリー(韓国)、福住画廊(大阪)、ギャラリーsfera (京都)、2012年砂丘館 「あなたの心の裏の河」(新潟市)、13~16・18年新潟絵屋など。そのほか09年 「大地の芸術祭」に出品。芸術道場GP(グランプリ)銀賞、第29回損保ジャパン美術財団選抜奨励展入選、第44回神奈川美術展入選など受賞。装画に 「臨床の詩学」(春日武彦・著/医学書院)がある。新潟市在住。 www.sinzow.com

PHOTO(上):「選ばれる No.2」 2020年 アクリル/キャンバス100×80.3cm


PHOTO: 「ほこら」 2021年 モノタイプ/小国和紙 25.0×33.0cm

しんぞう
PHOTO: 「Warming」2020年 コラグラフ/小国和紙/18.0×25.5cm


関連記事

しんぞうさん ラジオ出演!
3/23(火)BSN新潟放送ラジオ「四畳半スタジオ」
パーソナリティ:遠藤麻理
番組放送時間:13:00~14:40*10分間くらい
初日の3/17に、遠藤麻理さんが新潟絵屋に来られて、しんぞうさんにインタビューしていただきます。


関連イベント

ワークショップ
水と土の文化創造都市 こどもプロジェクト2020
絵の具であそぼう!

2/20[土]14:00-15:30
講師:しんぞう

紙と紙のあいだに絵の具をはさみ、ギュッと押したらどんな模様ができるでしょう?
型にはまった描き方にとらわれない、絵を描く楽しさを感じてもらえるようなワークショップです。ぜひお気軽にご参加ください。

  • 会場:こども創造センター・光と音のホール
    新潟市中央区清五郎375-2
  • 内容:デカルコマニーなど
  • 対象:4歳~小学3年生(小学2年生以下は保護者同伴)
  • 参加料:500円
  • 定員:10名(要申込・応募多数の場合抽選)
  • 申込方法:以下のどちらかの方法でお申し込みください
    〈WEB〉新潟市かんたん申込み (新潟市HP内で検索)
    〈TEL〉025-226-2624(新潟市文化創造推進課)

  • 申込期間:1/18[月]8:30~2/5[金]17:30
  • 主催:新潟市・こども創造センター
  • 協力:新潟絵屋
  • お問い合わせ:025-226-2624(新潟市文化創造推進課/8:30~17:30/土・日・祝日を除く)

しんぞう
しんぞう


過去の関連記事
▶ 2019年3月 しんぞう展 呪いと笑いの日々(於ギャラリーみつけ)


しんぞうグッズ 好評発売中!

駒林修・霜鳥健二展

2/23[火祝]― 3/10[水]

niigata eya exhibition 605

 34年前、霜鳥健二の個展について書いた批評を読み返して、「委ねる」という言葉が、駒林修との共通項として思い浮かんだ。その個展は冬、六日町のギャラリーで開かれた。雪が降っていた。人は雪に働きかけることはできず、しなければならないことに、自らを委ねるしかなくなる。
 霜鳥の鉄の立体の「錆」もまた「委ねる」姿勢につながる。人為的なイメージがあらわれても、それに過度に引きずられないのは、この創作の根っこにあるものの作用かも知れない。
 駒林の絵も後半になるほど、描くという能動でなく、描かせるものに筆を委ねる気配がにじんでくる。病気を知ったのちも描いていたという遺作(砂丘館に展示)では、一個人というより、ひとつの命が、描く時間に自らを委ね、雪となって舞っているようだ。(企画 大倉宏)

駒林 修(こまばやし おさむ)
1951年新潟市生まれ。1974年武蔵野美術大学造形学科油絵専攻卒業。1981年フタバ画廊(東京)で初個展。1983~2014年ギャラリー檜(同)で15回の個展を開催。ほかアトリエ我廊(新潟市)、ギャラリー片桐(同)、かわさきIBMギャラリー(川崎)、村松画廊(東京)、真木画廊(同)ギャラリー山口(同)ほかで個展開催。ほかグループ展多数。2015年没。同年ギャラリー檜で遺作展開催。

霜鳥健二(しもとり けんじ)
1955年六日町(現南魚沼市)生まれ。1979年日本大学芸術学部美術学科彫刻科卒業。1985年以降羊画廊(新潟市)、アトリエ我廊(同)、新潟市豊栄地区公民館(同)、楓画廊(同)、アートギャラリー万代島(同)、ギャラリー六日町(南魚沼市)、今井美術館(見附市)、ギャラリーmu-an、(長岡市)ほか埼玉県立近代美術館、新潟市美術館、新潟県立近代美術館などで個展開催。1997年弥彦のアトリエに霜鳥ギャラリーを創設し自作を展示する。グループ展多数。
霜鳥健二ホームページ

PHOTO(上左): 駒林修 「ザルツ」 2005年 アクリル/キャンバス 50.0×50.0cm
PHOTO(上右): 霜鳥健二 「積層-Ⅳ」 2021年 鉄 8.0×8.0×25.0cm


PHOTO:霜鳥健二「stick-Ⅳ」2020年 鉄 10.0×15.0×57.0cm


PHOTO:駒林修 「フェンネル」2005年 アクリル/キャンバス 50.0×50.0cm

駒林修
PHOTO:駒林修「無題」2014年 油彩/ボード 53.0×45.5cm

霜鳥健二
PHOTO:霜鳥健二「移り行く線 ― 4」2021年 鉄・パネル 30.0×30.0×7.0cm

駒林修
PHOTO:駒林修「無題」2014年 油彩/ボード 16.0×10.0cm

霜鳥健二
PHOTO:霜鳥健二「移り行く面-∞-Ⅵ」2021年 鉄 22.0×18.0×18.0cm


同時期開催
2/18[木]- 3/28[日]

会場:砂丘館
新潟市中央区西大畑町5218-1
tel/fax 025-222-2676
www.sakyukan.jp/
開館時間:9:00-21:00
休館日:月曜日、2/24、3/23

関連イベント
ギャラリートーク
駒林文代(駒林修夫人)+霜鳥健二
聞き手:大倉 宏
500円/定員15名/砂丘館へ要申込(受付開始2/10)

駒林修
PHOTO: 駒林修 題不詳(遺作)2015年 油彩/キャンバス 162.0×162.0cm

霜鳥健二
PHOTO: 霜鳥健二Stack-Ⅰ」2021年 鉄 170.0×170.0×70.0cm

駒林修
PHOTO: 駒林修「NEXT」2009年 油彩/キャンバス 100.0×73cm

霜鳥健二
PHOTO: 霜鳥健二「移り行く面」2020年 鉄 175.0×47.0×107.0cm

 駒林修はターメリック、フェンネル、ザルツ(塩)など食品調味料や香辛料を絵のタイトルにすることが多かった。それらは料理に奥行きをもたらす。塩は、なければ人はものを食べられない。駒林は、絵をも、そんなふうに考えていたのかもしれない。
 絵を塩やスパイスだとすると、食べ物は場所だ。部屋、道、町ー人が身を置いて生活する場所に絵が加わると、それは食べられる、見る喜びをもたらす場所になるのだと。
 新潟絵屋は日本の家「的」に造られている。砂丘館は日本の家そのもの。どちらもそれ自体がおいしい空間だが、そこに絵や立体を展示すると、同じ場所が千変万化し、魅力が深まる。霜鳥健二も今回、白一色でない空間に立体を置くのを楽しみにしているようで、いち早く展示の見取り図を送ってきた。
 新潟絵屋では2人の小品を展示する。持ち帰って家を、部屋を、自分の場所を、調理してみてはどうだろう。(企画 大倉宏)

蓮池もも 新作展 @ギャラリーみつけ

1/9[土]―31[日]

会場:ギャラリーみつけ

(みつけ市民ギャラリー)展示室1・2
見附市昭和町2-4-1 
tel.0258-84-7755
10:00-22:00(入館受付は21:30まで)
入場無料
月曜休館

2つの展示室で新作、そして過去の「島」シリーズなどを展示します。新潟絵屋での「聖域/ほろびののち/歩く木」とあわせて、ぜひおたのしみください。

蓮池もも(はすいけ もも)
1983年新潟市生まれ。2006年fullmoon upstairs、07・08・09・10・11年画廊Full Moon、12年砂丘館で個展。新潟絵屋では10・12~20年毎年個展、15・16年ギャラリー島田(神戸)、16年ギャラリー枝香庵(銀座)にて個展開催。俳誌『白茅』に画とエッセイの連載「森の奥 湖の底」を発表。十日町市在住。

作家在廊日
1/22~24・31(予定が変更になることもございます)
蓮池もも


同時開催

▶ 蓮池もも展 新潟絵屋にて
1/20[水]―31[日]

蓮池もも


関連記事

グッズ
▶ 蓮池ももの挿絵の一筆箋
▶ 蓮池ももの挿絵のノート

過去の展覧会
▶ 蓮池もも展 2020年
▶ 蓮池もも展〈前期〉2018年
▶ 蓮池もも展〈後期〉2019年
▶ 蓮池もも展 2017年

蓮池もも展

1.20[水]―31[日]

niigata eya exhibition 603

作家在廊日
1/20・21・30(予定が変更になることもございます)

 イラストレーションと絵の違いを、蓮池ももの最初の数年を見ながら考えていた。今もそうだが、蓮池は優れたイラストレーターとしての面をもっている。イラストも絵だが、画像や印刷物との関係が深い。
 聖域、ほろびののち、歩く木という思いがけないモチーフが登場したのは2011年のことだったけれど、それらを見たときこれは絵だ、と思ったのを覚えている。厚い紙を鋭い筆先が引っ掻いて生まれるささくれだった表面の激しい凹凸は、画像・印刷の効果の感覚を遠く離れ、もの=物質との出会い、接触、交接そのもののがそこに噴出しているかのようで、私の目の奥の体をぶるぶると興奮させた。物質的恍惚というル・クレジオの本の題を思い出した。
 蓮池の創造は川の流れのように穏やかに流れたかと思うと滝のようになだれ落ち、また静かに広がり、細流に散ったりする。そんなふうに絵の山野やイラストレーションの森や平原を、名付け得ない場所に向かって流れていくかのようだ。(企画者:大倉宏)

蓮池もも(はすいけ もも)
1983年新潟市生まれ。2006年fullmoon upstairs、07・08・09・10・11年画廊Full Moon、12年砂丘館で個展。新潟絵屋では10・12~20年毎年個展、15・16年ギャラリー島田(神戸)、16年ギャラリー枝香庵(銀座)にて個展開催。俳誌『白茅』に画とエッセイの連載「森の奥 湖の底」を発表。十日町市在住。

蓮池もも

photo:「聖域」2011年

蓮池もも

photo:「ほろびののち」2011年 アクリルガッシュ/ボール紙 6.8×6.8cm

蓮池もも

photo:「歩く木」2011年 アクリルガッシュ/ボール紙 11.8×11.4cm


同時開催

1/9[土]―31[日]

会場:ギャラリーみつけ

みつけ市民ギャラリー 展示室1・2
蓮池もも
蓮池もも

▶ 蓮池もも 新作展 @ギャラリーみつけ
見附市昭和町2-4-1 tel.0258-84-7755
10:00-22:00(入館受付は21:30まで)入場無料
月曜休館

2つの展示室で新作、そして過去の「島」シリーズなどを展示します。
新潟絵屋での「聖域/ほろびののち/歩く木」とあわせて、ぜひおたのしみください。

*ギャラリーみつけ作家在廊予定
1/22~24・31(予定が変更になることもございます)


関連記事

グッズ
▶ 蓮池ももの挿絵の一筆箋
▶ 蓮池ももの挿絵のノート

過去の展覧会
▶ 蓮池もも展 2020年
▶ 蓮池もも展〈前期〉2018年
▶ 蓮池もも展〈後期〉2019年
▶ 蓮池もも展 2017年

相田諒二写真展 ―コダクロームの時間―

12/16[水]―27[日]

niigata eya exhibition 601

 相田さんの写真はドラマティックだ。同じ風景を誰かが撮影したとしても、相田さんのようにはならない。実景では見落としてしまうほど目立たない石像の少年も生き生きと動き出しそうな、そんな印象的な作品もあった。その要因のひとつが相田さんの写真の持つ豊かな色彩なのではないか。特徴的な赤と青は美しい白日夢を見ているよう。
 コダクロームは2012年に製造中止になったコダック社のリバーサルフィルム。深い色合い、鮮やかな発色は今も多くのカメラマン、写真コレクターに愛されている。
 今回は、あえてのコダクロームで撮影された写真での作品展。デジタルが当たり前の時代のノスタルジーだけではない。写真から溢れてくる激しく熱い時代を体感して欲しい。(企画者 田代早苗)

相田諒二(あいだ りょうじ)
写真家。1947年新潟市生まれ。75年フリーで写真活動を始める。95年北陸ガス・ガスホールで「見慣れた街の光景より」、2006・09・13年新潟絵屋で個展「A SCENE OF NIIGATA」開催。03年新潟日報連載「街はうたう」、04年同連載「万代橋と私」、16年同連載「心の萬代橋」写真掲載。

相田諒二写真展コダクロームの時間
相田諒二


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過去の個展 
▶ 2006年
▶ 2009年
▶ 2013年