伊津野雄二 彫刻展 巡回@ギャラリーみつけ

7/20[金]―8/12[日] 10:00―22:00 

※入館受付21:30まで・休館日:月曜日

会場:ギャラリーみつけ〈展示室1・2〉
見附市昭和町2-4-1 tel.0258-84-7755 www.gallery-mitsuke.com

6月に新潟絵屋でご紹介した彫刻作品。その全作品に数点を加え、巡回展示します。

伊津野雄二 彫刻展 巡回展

PHOTO: 新潟絵屋の展示風景より
(上)「ゆめおくり」 2016-17年 楠、松
(下)「記憶(森)」 2017年 菩提樹(写真・村井勇)

6月に行われた新潟絵屋での展示についてはこちら「伊津野雄二 彫刻展」


関連イベント

ギャラリートーク 8/5(日)11:00−12:00

案内人:大倉宏 参加無料

吉田 明 展「土と語る」

PHOTO:「焼締茶碗」 8×12.5×12.5cm

7月17日tue―30日mon

vol.557

 陶工吉田明の作品は多岐にわたる。
 三嶋・唐津といった技法による器は元より、透き通る肌の粉引や青磁、縄文に遡るような土器、彫塑のような造形作品、日用雑器まで様々だ。そのどれもが鍛えられた「手」に裏打ちされた芯の強い造形の上に、長年にわたる古陶・古窯の研究の末に辿り着いた豊かな「土」の表情を覘かせる。
 物言わぬ、それら土の成れの果てはその静謐な佇まいとは裏腹に、向き合う程に何かを雄弁に語りかけてくる。山に入り土を採り、手で捏ね、火に焚べるを繰り返し、無心となって土と火と対話した結果導かれたそれらは「人の手が産み出す以上の何者か」となって人と土の原初の関係を浮かび上がらせる。
 吉田明の遺した往年の土研究のテストピース資料と共に、土と人の関係を感じる機会となれば幸いである。(企画者:ブリコール 桾沢和典)

吉田 明 展
PHOTO:「焼締花生」 27×19×12cm

吉田 明(よしだ あきら)
1948年東京都青海市生まれ。14歳の時独学で窯をつくり、17歳で轆轤の基礎を江崎一生氏に学ぶ。72年八王子市美山町御屋敷に客窯を築き、以後地元の土に取り組み始める。傍ら磁器を学び、唐津、伊万里の古窯跡発掘。94年青梅市沢井に青梅窯を開窯。98年東京都西多摩郡日の出町大久野に日の出窯を開窯、翌年朝鮮式割竹登窯を築窯。04年ニューヨークで茶陶展。2005年新潟県十日町市「大地の芸術祭」招聘参加、妻有の土を調査し松代・海老集落に粘土層を発見。各所で原土を採取し「妻有焼」にむけ研究・焼成テストを重ねる。08年旧野中小学校に登窯と窖窯を設計、築窯。同年、60歳で急逝。

吉田 明 展
PHOTO:「粉引馬上杯」 7×9.5×9.5cm

吉田 明 展
PHOTO:「焼締徳利」 17.5×9×9cm

吉田 明 展
PHOTO:「裸婦像」 32×14×30cm


関連イベント

ギャラリートーク

7/21[土]14:00―15:30

●ゲスト:吉田文子・聞き手:桾沢和典
●参加費:500円 ●申込不要

西野一男 展

7月2日mon―10日tue

vol.556

作家在廊予定日:7/2.3

夜間営業お知らせ:7/2は夜9時まで開廊します!

 西野さんは口数の少ない人だが、人も絵も明るい。
 その明るさをうまく説明できずにきたが、最近送ってもらった「西野一男画文集 写生地 骨董蒐集とその周辺」で、こまかいことにこだわらないことと旺盛な好奇心に、それは由来するのだと悟った。
 モチーフにするため以上に、各地を旅し、見、会い、聞き、調べ、好奇心の赴くまま買った結果が、骨董蒐集になった。蒐集というコトバに付随しがちなねちっこいこだわりがない。絵も同じだ。
 タッチも色も、ますます大らかになってきた近作のガラス絵や油彩のほか、西野さんの絵で私が最初に惹かれた郷土人形の旧作木版画も、久々の個展になる今回、送ってもらうことにした。(文・企画者:大倉宏/共同企画者:伊藤純一)

西野一男 展

西野一男(にしの かずお)
1939年埼玉県入間市生まれ。66年高橋絵画研究所に入り油彩を学ぶ。78年アテネ画廊、80年現代画廊、83年ブロードウェイギャラリー、86・88・98・2000年画廊宮坂、96年ヤマハ家具吉祥寺ショップギャラリーで個展。新潟絵屋で00・01・08年個展、04年「花のイメージ」に出品。元日本板画院同人。入間市在住。

西野一男 展

西野一男 展

PHOTO(上から): 「椿」油彩
「霞ヶ浦・帆引船」ガラス絵
「茶畑から奥多摩富士を望む」木版画
「亀」木版画

西野一男 展

7月2日mon―10日tue

vol.556

 埼玉県の画家・西野一男さんの個展は10年ぶり。その大らかな味がますます大らかになって、ほんわりとした空気の漂う風景や人物に、南を感じます。(企画 伊藤純一・大倉宏)

西野一男(にしの かずお)
版画家。画家。1939年埼玉県入間市生まれ。高橋絵画研究所で油彩を学ぶ。現代画廊、画廊宮坂などで個展。

PHOTO: 「青花壺のダリア」ガラス絵 14.5×14.5cm


伊津野雄二展

〈新潟絵屋 6月の企画展〉niigata eya exhibition 555
6/17[日]―30[土]

伊津野雄二展

愛知県岡崎市の山中で制作を続ける彫刻家・伊津野雄二の刻む女性像は、現代に神話をよみがえらせます。大地から、海原から、風や花から生まれてきた清冽な人間像を紹介します。小品も展示予定。ギャラリーみつけにも巡回します。

伊津野雄二 彫刻展

6月17日sun―30日sat

vol.555

  伊津野雄二の彫刻展は数えると6回目。

 伊津野の女性像は、私たちの時代の「母」の像ではないかと近年思い始めた。かつて、女が母になることは、少女であること、女であることを断念することを意味していた—少なくとも、そう要請する社会の無言の規範があった。伊津野の女性像は自らその枠を、殻を破り、少女であることと女であることを、そのたくましい腕で抱きしめながら母になった人という気がするのである。

 昨年の梅野記念絵画館(長野県)での回顧的展示では、そのイメージが早くから完成形に近い姿で彫刻家の鑿(のみ)の下に現れていたこと、それでも時代を追って微妙な変化を見せてきたことを教えてくれた。ことに2010年代以降になると、その母の表情、肢体に、えも言えぬ苦悩の影のようなものが掠めだす。時代の規範を脱ぎ捨てた人が、けれど時代の苦悩を、自らの感情の底で受け止め揺れているのだった。

 この母の像の美しさは、そんな感受性の深みから湧いてくるのだ。 (企画 大倉 宏)

伊津野雄二

伊津野雄二(いづの ゆうじ)
1948年兵庫県生まれ。69年愛知県立芸術大学美術学部彫刻科中退。75年知多工房設立。木彫、家具木工芸を手がける。名古屋画廊(名古屋)、ギャラリー椿(京橋)、ギャラリー島田(神戸)、新潟絵屋で個展開催。作品集に『伊津野雄二作品集 光の井戸』(2013年 芸術新聞社)がある。

伊津野雄二

伊津野雄二

PHOTO(上から):「風の砦 2017」 2016-17年 松 107×28×24cm
「春の書物」2017年 楠 50×12×15cm
「風の音に<オリーブ>」 2017年 ヒメコマツ 27×14×14cm
「木陰の人々 2」2017-18年 楠 24×15×14cm


関連イベント

伊津野雄二 彫刻展 巡回展

7/20[金]―8/12[日]
10:00―22:00(入館受付21:30まで)
ギャラリーみつけ 展示室1・2(1階)
見附市昭和町2-4-1 TEL.0258-84-7755
www.gallery-mitsuke.com