『柳政利さんのいた新潟』刊行

新潟絵屋は、開設した2000年頃から、ホームページ制作・管理、展覧会の記録などでや柳政利さんに大変お世話になりました。
本書は、柳さんとの交流を約50人が語り合った記録、寄稿、再録した「サブ」で構成されています。

柳政利(1953〜2014)
新潟市生まれ。
デザイナー。反画工房主宰。映画、音楽、写真、舞台、文学などを愛好し、新潟の様々な文化活動を支援した。

目次
1.柳政利さんの時代/新潟のクロニクル 
2.「柳政利さんのいた新潟」を語る会記録 *2015.2.1砂丘館にて
3.寄稿 麗雄・橋本巌・高橋美香・上田浩子・鈴木知子・松浦武利・船山明+インタビュー
4.サブ 1981〜2003年に反画工房が発行したフリーペーパーを再録
191頁/A5サイズ/800円+別途送料でお分けしています。
問い合わせ
「柳政利さんのいた新潟」を刊行する会(事務局・新潟絵屋)
info@niigata-eya.jp

archive-thick
「アーカイブ 2014年までの記録」は、柳さんがベースを作られ、管理してくださっていました。
http://niigata-eya.jp/index_old.html
※それ以降は、パルスデザイン・飯塚由美子さんにバトンタッチしています。

華雪書展「鳥」をめぐるお話とミニワークショップ

11月9日wed 19:00〜

話し手:華雪
聞き手:大倉宏

一幅の「鳥」を、ツバメコーヒーさんへ納品することになりました。
それに同行するため再び来訪される華雪さんを迎え、10月10日に終了した本展覧会のアフタートーク+ミニワークショップを行います。

会場:ツバメコーヒー
959-0264新潟県燕市吉田2760-1
参加料:2000円 【コーヒー付】

華雪ミニワークショップ『日』を書く

あなたにとって今日一日を『日』の字に、
特別な文房具を用意することなく身近にあるもので書いて表わしてみたいと思います。
参加される方は、紙と書くもの(ご自分にとって身近なもの)を持参ください。

・身近な紙(封筒の裏、包装紙、古新聞など)、”白い紙”
・鉛筆、筆、クレヨン、絵の具、化粧品など”黒色の筆記道具”

*進行は、トークを先に行い、後半にミニワークとなります。

→お申し込み方法
1.facebookページで参加するをクリック!
2.新潟絵屋へご一報を!info@niigata-eya.jpまたは025-222-6888

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「華雪書展 鳥」御礼

10月6日thu―10日mon

華雪書展「鳥」華雪書展「鳥」華雪書展「鳥」華雪書展「鳥」華雪書展「鳥」華雪書展「鳥」

 二宮家米蔵との出会いはいつだったか思い出せない。たぶん2000年代の初め。
 一世紀前、秋には天井まで米俵が積み上げられた巨大な虚空が、今は暗い空気をかかえてひっそりしている。華雪がここに「鳥」の字を書きに来たのは3年前の冬。近くの弁天潟に白鳥が帰還するのを見、米の重みの記憶の残る床に紙をひろげた。「鳥」の書をここに展示したいとの構想は、その時伝えられた。
 東日本大震災当日の朝、華雪は東京で無数の鳥たちが鳴く声を聞いたという。姿の見えない鳥たちが一斉に叫び、ささやいた忘れがたい記憶を蔵に広がる時の地層に沈め、放ちたいという。新潟絵屋が認定NPOに認定されたのを記念する展示として、壮大な展示を「寄付」によって実現しようと構想が動き出した。認定NPOへの寄付への税制優遇を実感してもらう機会にしたいという意図もこめて。
 会期は5日間。久しく使われなかった床をまる一日掃除し、庭の草を刈り、果樹園の脚立で7、8メートルはあろうという天梁から「鳥」たちを吊り、照明が仕込まれたとき、書の鳥が文字から抜け出した。境壁で区切られる3つの空間にはばたきが、さえずりが舞いおり、とびたち、空にとどまった。違う位置と視界とで生きる存在が、人間の時空とまぎれもなくつながっていることを伝える、不思議な場があらわれた。
 最終日の夕刻、前晩スイスから戻った堀川久子が踊った。華雪が床に広げた紙に字を書くことから始まり、堀川は「鳥」とともに鳥となり、鳥の横断する時空や記憶の層を切りさき、はなち、鎮めるように3つの部屋を踊り抜けた1時間。50人を超える観客が息をのむようにその時を共有した。
 うすれていく記憶を、新しい時間に呼び返し、現在に向かって創造すること。展示という行為の意味の深さを、改めて実感させられた催しだった。
 華雪さん堀川さん、企画を支えて下さった方々に深く感謝申し上げます。
(大倉宏)

寄付がつくる展覧会に、個人約44人、4法人からご賛同いただき、18.5万円の寄附をお寄せいただきました。
※2016.10.25現在
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PHOTO: 風間忠雄

華雪書展「鳥」

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10月6日thu―10日mon

ところ 
二宮家住宅 一号米蔵
新潟県北蒲原郡聖籠町蓮野1087・県道204号線沿

じかん
10/6・7 13:00〜20:00
10/8・9 10:00〜20:00
10/10  10:00〜18:00
10/10 ★18:30〜堀川久子踊ル

 豪農の館の米蔵内部の大空間に、書家・華雪(かせつ)の書「鳥」を展示する。会場となる米蔵のある二宮家の日本庭園に接し、かつてはその一部であった湖「弁天潟」は、白鳥の飛来地でもある。華雪は、この地でどんな「鳥」を書こうというのか―
 東日本大震災の日、華雪は東京で姿の見えないたくさんの鳥たちの声を聞いた。今も忘れられない、その「たくさんの鳥の声」。今回は、その声を、鳥を、かたちにすることを試みる。震災の記憶から発する書の「鳥」は、潟を訪れる渡り鳥、日々の生活で目にする鳥、「見る人」一人ひとりの異なる思いを喚起し、それぞれの鳥をめぐる記憶と結びついていくだろう。新潟の蒲原平野の過ぎ去った時を蔵する米蔵で、書を見つめ、鳥を、鳥の声を、歴史を、それぞれの何かと出会う場としたい。
 会期最終日の夜、これまでもこの米蔵で人々の記憶に残るパフォーマンスを行ってきた、新潟市在住のダンサー・堀川久子の公演を、書が展示された空間で開催する。
(大倉宏)

華雪(かせつ)

1975年京都府生まれ。新潟では2004年以来、ほぼ毎年展示を行い、近年を抜粋すると、10年「日」(エフスタイル)、13年「人とひと」(室礼/岩室温泉)、「動/物」(新潟絵屋)、14年「家を巡る」(新潟絵屋)、15年「由」などつながりが深い。刊行物に『石の遊び』(平凡社)、『書の棲処』(赤々舎)、『ATO 跡』(between the books)など。『コレクション 戦争×文学』(集英社)、『石原慎太郎の文学』(文藝春秋)、『木の戦い』 (詩:タリエシン/エクリ)をはじめ書籍の題字も多数手がける。「ただようまなびや 文学の学校」、〈字を書く〉ことを軸としたワークショップを各地で行い、華道家・舞踏家・詩人らとのコラボレーションも多い。水と土の芸術祭2012出品。みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ2016出品。東京都在住。http://www.kasetsu.info

華雪展 「鳥」

photo:「鳥」

照明:伊藤裕一
主催・イベント申込・お問合せ:認定NPO法人新潟絵屋

会場のようす
ブログ「みるものとよいところ」より
1
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■同時期開催情報

・本展にリンクした内容で、別会場でも展覧会があります

10/2(日)~10(月・祝)華雪展「生活」
ところ 新潟絵屋
新潟市中央区上大川前通10-1864
025-222-6888

・そのほか

坂口安吾生誕110関連イベントで華雪作品をご覧いただけます
10/6(木)~10(月)華雪展「ある女―坂口安吾『白痴』より」
ところ 砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)の一室
新潟市中央区西大畑町5218-1 
025-222-2676

  


■関連イベント 

10/10(月・祝)18時30分~ 堀川久子踊ル

 
参加費1,000円 要申込 
info@niigata-eya.jp

堀川久子(ほりかわ ひさこ)
1955年新潟市生まれ。美学校・小杉武久音楽教場で即興音楽について学ぶ。即興する身体を求めて、78年舞踊家田中泯のワークショップを受けて以来、98年までその全活動を共に行う。98年より新潟市を拠点に、独舞、ワークショップなど、新潟とヨーロッパを往復しながら場所に生きる踊りを模索。地域の芸能、特に古い盆踊りを踊り訪ね紹介する仕事にも力を注ぐ。オペラ作品への出演、音楽家、美術家などとの協働作業も多い。2016年オスロでT・ホンジンガー構成の即興音楽劇『Proud Cloud』に参加、新潟では8月に独舞『風と熊と昨日』を踊った。華雪との共演は、二宮家米蔵、新潟絵屋、砂丘館、水と土の芸術祭2012(写真)などで行ってきた。

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寄付がつくる展覧会
本展開催にあたり、個人や団体からのご協賛(寄付)を募集中。

個人 一口 3,000円~
法人 一口10,000円~

ご協賛の受付…
1.新潟絵屋にて 
2.本展会期中に二宮家米蔵にて 
3.専用払込票 新潟絵屋および二宮家米蔵でご用意しております

新潟絵屋は2015年12月9日より認定NPO法人に認定されました。認定NPO法人への寄付は税制優遇が受けられます。
認定NPO法人とは?
 NPO法人のなかで、特に公益性の高い活動を行っているとみなされる法人に寄付を行う個人、法人に税制上の優遇を行い、寄付行為をうながすために作られた制度です。
■実質的なNPO(利益を本来の活動費に充てていく団体)として画廊活動を始めた新潟絵屋ですが、作品販売が経営の大きな基盤となっているかぎり、販売見込みにより、企画展活動が制限されるという現実に直面するなかで、販売行為により美術が生活につながっていくという重要性を一方で認識しつつ、より多様な表現を紹介していく場でありたいとの思いから、「認定NPO法人」となるべく努力を続けてきました。
 今回の華雪書展は、この認定NPO法人に認定されたことを記念し、展示にご支援をいただくことで、みなさまに税制優遇を体験・実感していただく機会にしたい考えております。
 
 個人から、認定NPO法人への寄付に対しては、つぎの減税措置があります。
 (寄付金−2,000円)×0.4=減税額  ※税額控除の場合
 たとえば、寄付会員としてすでに3,000円の寄付をして下さっている方は、本展支援のためにさらにもう一口3,000円寄付をしていただくと、確定申告により
 (3,000円+3,000円−2,000円)×0.4=1,600円
の還付が受けられます。税制優遇により、実際の寄付額(=寄付額−還付額)以上の寄付を行うことができます。
 
 歴史を刻んだ二宮家米蔵での華雪の書展は、この数年、私たちが作家とともに温めてきた企画でもあります。ご支援をお願いするとともに、ぜひ会場を訪れ、鑑賞をおたのしみいただければ幸いです。なお、寄付金総額が本展の必要経費を上回った場合、剰余金は他の企画展等の経費に活用させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
 2016.9.15 認定npo法人新潟絵屋代表 大倉宏

▶フライヤー
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カテゴリー: art

ショップ うつろうもの のこるもの

うつろうもの のこるもの

MADO+ BOOKS 001『うつろうもの のこるもの』取り扱い中

斉藤文夫氏インタビュー「角海浜 ―過疎に消えた村の記憶―」、座談会「角海と阿賀に生きた人々」収録、椹木野衣氏寄稿など。

掲載写真:斉藤文夫(角海浜)、村井勇(映画『阿賀に生きる』)、石山与五栄門(鎧潟)。

企画・編集・発行: Bricole(桾沢和典・桾沢厚子)/A5サイズ/80ページ

税込1,500円

カテゴリー: SHOP

2016年7、8月

 7〜8月は全企画展でギャラリートークを開催しました。片桐翠展のトーク(7/22 写真)ではイギリス留学時代から始めたアニメーションも上映、今も好きだという「赤毛のアン」やベン・シャーンのことなど片桐さんの高変さ値の背後のさまざまが話題となりました。井田英夫展(7/8)では話題の大作「音戸の夜」の制作時のエピソードなどを聞き、坂爪展(7/15)では祖父から受け継いだ庭への興味が、長期入院した京都で、病院を抜け出し禅寺の庭を見て回ったことで再燃、新しい制作モチーフとなったこと、そしてミーヨン展(8/6)では十数年の間に撮った写真を、初めての子を亡くし、ひとりで過ごした日々の後で見直すことから写真集『Alone Together』が誕生したことなど、それぞれのドラマに接することができました。ほか神戸のギャラリー島田での蓮池もも展でもトークがありました(7/2)。白い壁の「赤と青」は、新潟絵屋の展示とはずいぶん違って見えました。(大倉宏)

井田英夫

↑PHOTO:井田英夫展トーク

↓PHOTO: 坂爪勝幸展トーク

坂爪勝幸 トーク

片桐翠 トーク

↑PHOTO: 片桐翠展トーク

↓PHOTO: ミーヨン展トーク

ミーヨン トーク

PHOTO: ギャラリー島田での蓮池もも展トーク

蓮池もも 島田