砂丘館情報 2024年8月〜10月

「砂丘館」は、新潟砂丘の上にある新潟市の芸術文化施設です。2005年7月から、新潟絵屋が株式会社新潟ビルサービスと共同で指定管理をしています。独自の視角による「自主企画展」を柱に、音楽、舞踊、芸能などの「芸術文化の催し」、季節のしつらいや日本の伝統に親しむ「生活文化の催し」などの自主事業をおこなうほか、伝統ある空間は一般の方も借りて利用することができます。
 9月には、砂丘館をゆったりのんびりお愉しみいただけるマルシェ「砂愉日(すなあそび)」や、新潟絵屋の企画展と連動した「栗田宏展」、連続セミナー「新潟はどこにあったのか?」があります。この機会にぜひお立ち寄りください。

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砂丘館会場

栗田宏展
9/25[水]―11/4[振替休日]
9:00-21:00

月曜休館(祝日の場合翌日)

栗田宏(1952-2022)が抽象画の製作を始めた1980年代から、最晩年の2010年代の作品までを紹介する、没後初の回顧展。親族の方々によるギャラリートークも開催します。新潟絵屋(10/17-30)と2会場でぜひおたのしみください。

ギャラリートーク
10/6[日]14:00-15:30
参加費500円

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砂丘館でマルシェ!

「砂愉日」(すなあそび)
9/14[土]・15[日]

たべる・かう
・OldtownDessertCompany
・むすびや百
・農園八兵衛(15日のみ)
・cafe-Pot(15日のみ)
・Pitu(14日のみ)
・テラリウム専門ショップ Terraria
・chou∴ivory
・新潟絵屋
・砂丘館バザー ほか

体験する〈予約不要・一部有料〉
・お抹茶ブース(14日)
・日本茶・バタバタ茶ブース(15日)
・組子ワークショップ
・水引ワークショップ
・箏・尺八 和楽器体験会(15日)

蔵できく〈予約不要・投げ銭制〉
*1ドリンク(500円)ご注文ください
14日 11:00 おうたのかい
14日 14:30 古田春花(うたと弾き語り)
15日 11:00 薫風の音(箏と尺八による日本の古曲)

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連続セミナー

新潟はどこにあったのか?
講師:坂井秀弥(新潟市歴史博物館館長)

1回目 8/30[金]新潟の古代~中世
2回目 9/6[金]「新潟」の登場
3回目 9/13[金]河口への進出(中世後期~近世) 
各日18:30~20:00
料金:各回500円

*10〜11月には、砂丘館で色彩に関する連続セミナーを開催予定です。どうぞおたのしみに。

新潟市中央区西大畑町5218-1
tel.025-222-2676
www.sakyukan.jp


▶ 同時開催 新潟絵屋「栗田宏展」2024.10.17〜30

ワークショップ「きみのおばけをつくろう」

新潟絵屋企画 ワークショップ

10/12[土] 13:30 – 15:00
講師:しんぞう

絵の具でつくった模様をおばけに変身させよう!
広々空間で制作します。
みんなのおばけが集まるとどんな空間になるだろう。

対象:5歳以上の子(小学2年生以下は保護者同伴)
定員:16人(要申込)9/8~先着順
参加費:1,000円
会場:新潟市こども創造センター・光と音のホール(中央区清五郎375-2)
申込方法:新潟市こども創造センターで直接または電話でお申し込みください。
TEL.025‐281‐3715


ダウンロード

しんぞう
1974年神奈川県生まれ、新潟市在住。自分自身の内面を見つめることをテーマに、家族や日常を作品にする。 www.sinzow.com


▶ 2020年 WS「絵の具で遊ぼう」講師:しんぞう
▶ しんぞう展 2023
▶ しんぞう展 2021
▶ しんぞう展 2018
▶ しんぞう展 2016
▶ しんぞう展 2015
▶ しんぞう展 2014
▶ しんぞう展 2013

百都真希子展

10/2[水]― 15[火]

作家在廊日:10/2〜8、11、13〜15(予定)
niigata eya exhibition 679

 百(もも)さんの料理は美味しい。無駄なものは入っていない。素材の持ち味を生かし、繊細でいて靭い味。舌の喜びだけでなく、身体の奥にすっと染みていく、そんな美味しさ。 作品もまた心に染みる。決して大きくないその画面は内に深く広大な空間を秘めている。時として激しく画面をうねる線も強烈な色彩もどこか懐しい世界に感じられるのは私だけだろうか。心の奥の、感情がまだ感情になり切らず、心が言葉になる前の混沌の底に潜んでいたものを、掴み出して描き出したような。 そう思えるから、ももさんの作品は心にすっと染みてゆくのだろうか。(企画者:田代早苗)

Momo-san’s food is delicious. Nothing is wasted. The taste is delicate and yet robust in utilizing the most of the ingredients’ natural flavors. It is a taste that not only delights the palate, but also penetrates deep into the body. The works of art also touches my heart. The paintings, which are not large in size, have a deep and vast space within them. Is it just me, or do the lines that sometimes swirl violently across the canvas and the intense colors seem somehow nostalgic? It is as if she has grasped and drawn out what lurks deep within, at the bottom of the chaos, where feelings have yet to become emotions, and where the heart has yet to become words. I wonder if it is because I feel that way that Momo-san’s work seeps into my heart so easily. (Exhibition Planner: Sanae Tashiro)

百都真希子(ももつ まきこ)
会津若松市生まれ、新潟市育ち。 幼少期に長谷川貞子氏からものづくりの楽しさを学ぶ。その後、食に関心を持ち、 2009年からおむすびやを営む。18年泉谷眞知子絵画教室に通い始め絵を再開。個展は20年「てんとせん」(蔵織/新潟)、23年「目を澄ますと」(草舟/宮城)。現在、武蔵野美術大学通信教育課程に在籍中。

Makiko Momotsu
Born in Aizuwakamatsu City and raised in Niigata City. She learned the joy of making things from Sadako Hasegawa when she was a child. She then became interested in food and started running an Omusubi (rice balls) shop in 2009.In 2018, she started painting again after attending Machiko Izumitani’s painting class. Her solo exhibitions include “Ten to Sen” (Kuraori, Niigata) in 2020 and “Me wo Sumasuto” (Kusafune, Miyagi) in 2023. Currently enrolled in a correspondence course at Musashino Art University.

PHOTO(上): 無題 2024年 水彩・色鉛筆・テンペラ/紙 12.6×17.7cm

百都真希子展
PHOTO:無題 2024年 水彩・色鉛筆・テンペラ/紙 12.7×8.8cm

百都真希子展
PHOTO: 無題 2023年 ペン/紙 18.2×14.0cm



関連イベント

「むすびや百のおむすび販売」

会期中の金土日曜日に、ご予約制で承ります。
会期中(10/2[水]―15[火])の金土日限定 〈ご予約制〉
自然栽培のお米を炊いて、ふんわりやさしく一つ一つ手で結んだおむすびです。具材はすべて手作りで、化学調味料や着色料は一切使っていません。

絵屋結び おしながき
200円:梅・さつまいもご飯・きのこご飯
250円:豆味噌・栗ご飯・海苔佃煮
300円:鮭・おかか胡桃
350円:ふぐの子混ぜご飯 ほか

■ 予約先:むすびや百/予約締切:ご希望日の前日15:00まで
■ メール musubiyamomo@yahoo.co.jp
■ 公式LINEアカウント@zwg 2708n
■ お名前、ご希望日、種類、数をご入力の上ご送信ください。

栗田宏 展

10/17[木]― 30[水]

砂丘館にて同時期開催→9/25[水]―11/4[月・振替休日]
niigata eya exhibition 680

 1980年代、栗田宏はどこから描き始めるのかと訊かれて、四つの点で自分の住みたい方形をまず作ると答えている。神の降りてくる場所に木を立て、縄で囲うように、画家が入り(住み)こむと、何かがそこを訪れてくる。その何かと「ふれる」時間が、栗田にとって描くことだったのだろう。炎が揺れながら、形を変え、熱や光や火の粉を散らすように、栗田の方形も周囲に、接触の気配を放散させる。後年の白い絵では、結界が解かれたたおやかな空間に、その何かの気配だけが、静かに、息をしながら広がっている。(企画者:大倉宏)

In the 1980s, when asked how he would start a painting, Hiroshi Kurita replied that he would first create the square he wanted to live in with four points. Just like a place where a god comes down and a tree is erected in that place and enclosed by a rope, when the painter enters (lives in) the place, something comes to visit him. For Kurita, time spent “communing” with something must have been what it meant to paint. Just as a flame flickers, changes shape, and disperses heat, light, and sparks of fire, Kurita’s square also emits signs of contact with something to the surroundings. In the white paintings of later years, there is only a hint that something is spreading quietly, breathing, in the graceful space where the boundary has been lifted. (Exhibition Planner: Hiroshi Okura)

PHOTO(上): 「ここにあるもの」 2005年 油彩/キャンバス 9.2×22.2cm

栗田宏
PHOTO:題不詳 制作年不明 鉛筆/紙 21.9×16.0㎝


栗田 宏(くりた ひろし)
1952年白根市(現新潟市南区)生まれ。「生成」「気」「密」などのテーマで制作を続ける。84・85年現代画廊(東京)、2000・02・04・14・15・16・23年新潟絵屋、04・05・07・08・09・10年画廊Full Moon、07年砂丘館、11年阿彌陀瀬(五泉市)にて個展。砂丘館で11年 「栗田 点 華雪」、13年「平野充・栗田宏」、22年「特別展示 栗田宏 梅田恭子」開催。89年「新潟の絵画100年展」(新潟市美術館)、00年「見えない境界 変貌するアジアの美術 光州ビエンナーレ2000(アジアセクション)日本巡回新潟展」(新潟県民ギャラリー)出品など。2022年8月23日70歳で死去。

Hiroshi Kurita
Kurita was born in 1952 in Shirone City (currently Minami Ward, Niigata City). He worked continuously on themes such as “Seisei” (generation), “Ki” (qi), and “Mitsu” (density). Solo exhibitions were held at Gendai Gallery (Tokyo) in 1984 and 1985, Niigata Eya in 2000, 2002, 2004, 2014, 2015, 2016 and 2023, Full Moon Gallery from 2004 to 2010 except for 2006, Sakyukan in 2007, and Amidase (Gosen City) in 2011. He held dual exhibitions at Sakyukan: “Kurita Ten Kasetsu” in 2011, “Mitsuru Hirano and Hiroshi Kurita” in 2013, and the “Special Exhibition by Hiroshi Kurita and Kyoko Umeda” in 2022. He participated in “100 Years of Niigata Painting” (Niigata City Art Museum, 1989), and “Invisible boundary: metamorphosed Asian art: travelling exhibition: Asian section of Kwangju Biennale 2000 Japan Tour in Niigata” (Niigata Prefectural Gallery, 2000), and others. He died on August 23, 2022 at the age of 70.

栗田宏
PHOTO:無題 制作年不明 14×6.8cm


砂丘館の同時期開催

栗田宏展

心と世界の接がるところ


9/25[水]―11/4[振替休日]
9:00-21:00
休館日:月曜(10/14・11/4開館)11/15
新潟市中央区西大畑町5218-1
tel.025-222-2676

栗田宏(1952-2022)が抽象画の製作を始めた1980年代から、最晩年の2010年代の作品までを紹介する、没後初の回顧展。親族の方々によるギャラリートークも開催します。2会場でぜひおたのしみください。

ギャラリートーク1.「栗田宏を語る」
10/6[日]14:00-15:30
栗田秀子(栗田宏のパートナー)・片山陽子(栗田宏の姉)・大倉宏(砂丘館館長)
定員30人/参加費500円/会場:砂丘館
要予約 tel.fax.025-222-6888
yoyaku@bz04.plala.or.jp
emailまたはfaxでお申込みの場合は、連絡先(電話番号)、人数を明記してください。

ギャラリートーク2.「栗田宏の絵について」
10/22[火]16:30-17:30
大倉宏(砂丘館館長)
予約不要/無料/会場:砂丘館


PHOTO:「密」 2000年 油彩、キャンバス 52.5×40.8cm


振り返る栗田宏展
▶ 2023年
▶ 2022年12月 砂丘館特別展示「栗田宏 梅田恭子」
▶ 2000年
▶ 2002年
▶ 2004年
▶ 2007年 砂丘館
2014年会場のようす
2015年会場のようす
2016年会場のようす