ギャラリー&ミュージアムマップ 2022.10/20~11/25

展覧会を見に行こう!
2008年創刊、毎月無料配布の展覧会情報紙です。

新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ
Gallery & Museum Schedule 2022.09-10

2022年9月20日(火)- 10月25日(火)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2022年9-10月号

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ギャラリー&ミュージアムマップ 2022年9-10月号

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本紙 配布場所のご案内

中央区 aigallery、ニカイギャラリー、STACK-BOARDアートギャラリー万代島ギャラリー長美堂、メディアシップ、hickory03travelers蔵織コンチェルト・西堀ゆきわ、にいがた銀花医学町ビル、医学町画廊、 新潟美術学園、あらきギャラリー、羊画廊、新潟絵屋、万代島美術館敦井美術館新潟市美術館砂丘館NSG美術館安吾風の館、篠田桃紅作品館、北方文化博物館新潟分館新津記念館あさひまち展示館(休館中)旧齋藤家別邸旧小澤家住宅みなとぴあ知足美術館、新潟駅観光案内所、なり、五徳屋十兵衛、クロスパル、シネ・ウインド、三宮商店、ナガイ画材、器、SWAN、パルム、涼蔵、ぽるとカーブドッチ、竹野、ノ縞屋、新潟県民会館、吉川酒店、新潟デザイン専門学校、市民活動支援センター、ホテル日航新潟、りゅーとぴあ、NHK文化センター、峰村醸造直売店、今代司酒造、新潟大学駅南キャンパスときめいと、絵画教室ウニアトリエ、新潟県立生涯学習推進センター、新潟NPO協会、栄楽亭、エフスタイル、日和山五合目、i media専門学校、アートホテル新潟

北区 楓画廊てんゆう花、nico、ビュー福島潟、ARTギャラリーHAFU
東区 巻菱湖時代記念館
南区 SHIRONE PRESSO
江南区 小さな美術館季、エムスタジオ、北方文化博物館
秋葉区 やまぼうし三方舎新潟市新津美術館
西区 雪梁舎美術館ギャラリー潟道、こんぺいとう
西蒲区 浜つばきギャラリー野衣、いわむろや

新発田市 清水園草舟(菅谷)  
村上市 Toi陶房(瀬波温泉)
柏崎市 游文舎gallery tanne(谷根)
長岡市 たびのそら屋県立近代美術館、長岡造形大
見附市 ギャラリーみつけ
燕市 燕市産業史料館、ツバメコーヒー  
三条市 D+5 ART、三条ものづくり学校
栃尾市 栃尾美術館
弥彦村 弥彦の丘美術館

SHOP 佐佐木實 関連書籍

▶ イは 佐佐木實展 
10/4[火]―16[日]

関連 SHOP INFO.

佐佐木實 関連書籍

佐佐木實 関連書籍
『書書葉葉』
2012年10月、盛岡での個展の公式カタログ。「故郷を探して」「言葉」「生野菜」「ううううう…」など2011~12年に制作された22点の作品と1997年の大作1点を収録。
21.0×12.7cm/24ページ
企画・発行:Cyg art gallery/2012年発行
税込 1,200円

佐佐木實 関連書籍
『イ充つ』
2015年以降継続している「イ充つ」のシリーズから14点の「イ」の図版+αを収録。これもまた、本の形をした佐佐木實の作品です。
18.2×16.2cm/20ページ著者:佐佐木實/2021年発行
税込 1,500円

カテゴリー: SHOP

SHOP 井田英夫作品 通信販売

10/10[月祝]11:00〜10/31[月]18:00

「井田英夫遺作展3 」(9/17 – 10/2)出品作品のうち、会期中にご購入のお申込みがなかった作品は、新潟絵屋の通信販売サイトeyashop にてお求めいただけます。

井田英夫遺作展3
9/17[土]―10/2[日]
「井田英夫遺作展3」 は、多くの方がインターネット上で絵をご覧になれるよう、新潟絵屋の店舗とWEB、同時開催です。WEB会場はこちらをクリックしてください。

WEB個展は10/31[月]まで公開しております。

末松 由華利展ー砂の縁を歩くー

10/18[火]―31[月]

作家在廊日:10/30終日・10/31(-17:00)
niigata eya exhibition 639

 末松由華利の目は風景の構造をとらえるふしぎな触覚を持っている。
 新潟の、くもりがちな空、強風にさらされる松林、夕日を溶かしてひかる海。図様のようにも、抽象画のようにも見える横長の絵の前で、一挙に体験されるわけでは必ずしもないそれらが、清冽な色光に照らされた一体の構造体のように、具体的な感覚までともなってあらわれていた。昨年のゆいぽーとでの展示での記憶だ。
 その感覚はけれど、あわせて展示された自然の、場所のディテールのスケッチ風の色絵の数々が示すような小さい体験の積み重ねから析出されてきたのだろう。末松のどの抽象画にも、そんな現実や風景とのこまやかな交流の時間の厚みが基層にあるに違いない。だからシンプルなのに、風景のようにゆらぐ深い奥行きがある。(企画者:大倉宏)

末松由華利(すえまつ ゆかり)
埼玉県生まれ、大阪府育ち。2010年多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。近年の個展は、17年長野市芸術村「輪の中で考えたこと」(長野)、19年東京オペラシティアートギャラリー「projectN 76 末松由華利」、20年KURUM’ART contemporary「満ち欠けのあらまし」(東京)、21年ゆいぽーと「空と海を砂で分く」(新潟)、日本橋髙島屋「設える時」(東京)、22年日本橋三越本店「Visions of a Torn World」など。17年9-11月長野、2021年1-2月新潟、22年3月フィンランドにて滞在制作を行い発表。https://yukarisuematsu.wixsite.com/mysite

PHOTO(上):「雪ぐ03」2020年 アクリル・キャンバス 15.8×22.7cm

末松由華利展
PHOTO:「砂のかたち」2022年 アクリル/キャンバス 41.0×31.8cm

末松由華利展
PHOTO:「空と海を砂で分くのためのドローイング01」2021年 アクリル/紙 18.4×26.0cm


イは 佐佐木實展

10/4[火]―16[日]

作家在廊日:10/4.15.16 *10/15は13:30〜
niigata eya exhibition 638

  今回のテーマは、5、7年前の前回、前々回と同じ「イ」。
 夕陽の大手町で往来の人やビルが「イ」に見えたというステイトメント(言明)を読んで、それが強烈な、あるいはささいな体験だったかはともかく、ひどくなまなましい感覚だったのだろうと想像した。そのなまなましさが、今回のどの出品作にもある。
 新内、義太夫など日本の語り物では語尾の母音が揺らされて、イ~エ~とどこまでも伸ばされて続く。物語の意味がそこで断ち切れ、言葉のひだに隠された意味にも言葉にならない感覚が湧出して聴き手を揺らすのだが、延々書かれ、描かれてきた佐佐木の「イ」が感じさせるのは、そんな感覚に似ている。
 よろこびと苦痛を表裏に生きている、無数の個々の生の断面が、イ刀に伐られ、イに流れ、込み、出ている。(文:大倉宏/企画者:大倉宏・井上美雪)

佐佐木實(ささき みのる)
美術家。盛岡市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程藝術学専攻修了(美学)。フランス国立社会科学高等研究院博士課程言語学専攻修了。博士(言語学)。二十代半ばに渡欧。パリでは言語学を学び、制作と学問の双方から言葉/文字を記す行為に向かいあった。 2006年帰国。11年岩手県美術選奨受賞。個展は11年盛久ギャラリー(盛岡)、 12年Cyg art gallery「書書葉葉」(盛岡)、13年OGU MAG「型ハメ 型モレ」(東京)、14年Gallery 彩園子「ヒ象る」(盛岡)、17年Cyg art gallery「イは人の象徴であるかもしれない」、21年G&S根雨「たましいのいろか」(大阪)など。新潟では11年に砂丘館、新潟絵屋、北書店画廊で個展、14・15・17年新潟絵屋で個展。
https://www.minorusasaki.com

PHOTO(上):「イイ」2021年 紙にパステル、インク 18.6×57.1×2.6cm

イは 佐佐木實展

PHOTO(上):「イ」2022年 紙に鉛筆、色鉛筆、木炭、パステル、インク、シール、磁石 20×19×3.2cm

イは 佐佐木實展
佐佐木實

「イ」2022年 布に色鉛筆、グワッシュ、紙、磁石 21.6×15.6×2.7cm

佐佐木實

PHOTO(上):「イ」2022年 紙に鉛筆、色鉛筆、木炭、パステル、インク、粘土、磁石 23.5×27.5×4.7cm

PHOTO(上):「イイ イイ イイ」2021年 紙に鉛筆、木炭、パステル、インク 60.8×18.8cm

(撮影:宮島径)

▶ 2017年 佐佐木 實 展 イ充つ㊁
▶ 2015年 佐佐木 實 展「イ充つ」


SHOP

佐佐木實 関連書籍

会期中、店頭ではサンプルをご覧いただけます。

佐佐木實 関連書籍
『イ充つ』
2015年以降継続している「イ充つ」のシリーズから14点の「イ」の図版+αを収録。
これもまた、本の形をした佐佐木實の作品です。
18.2×16.2cm/20ページ著者:佐佐木實/2021年発行
税込 1,500円

佐佐木實 関連書籍
『書書葉葉』
2012年10月、盛岡での個展の公式カタログ。「故郷を探して」「言葉」「生野菜」「ううううう…」など2011~12年に制作された22点の作品と1997年の大作1点を収録。
21.0×12.7cm/24ページ
企画・発行:Cyg art gallery/2012年発行
税込 1,200円

万年カレンダー 日暦

華雪さんの書と篆刻が、毎日、美しい日付の風景をつくりだす「日暦(ひごよみ)」は、新潟の雪深い山から切り出されたブナ材「スノービーチ」スタンドに、月と日のカードをのせて使う、卓上日めくりカレンダーです。

税込 3,960円

カートに入れる




書・篆刻:華雪
企画・制作・デザイン:dododo
スタンド設計:NOB CRAFT Homemade Furniture
スタンド台製作:KOUGI
カード印刷:株式会社博進堂

和の空間はもちろん、仕事場のデスクやリビングにも不思議と馴染み、めくるごとに表情が変化する書と篆刻が新しい一日を新鮮に彩ります。
詳しい使い方はこちらをご覧下さい。
日暦 使い方

書家 華雪

日暦 華雪
「日暦」の書と篆刻の作者の書家・華雪さんが新潟で最初の個展を開いたのは2004年。信濃川と日本海に挟まれた新潟の古い町並にある画廊・新潟絵屋が会場でした。
穏やかなようで、どこかに猛々しさをはらむこの町を華雪さんはとても気に入ってくださって、個展開催の折には長期滞在をすることが常となりました。新潟との縁も深まり、2004年以降は北蒲原郡聖籠町の旧家「二宮家の巨大な米蔵や會津八一の終の住処である「北方文化博物館新潟分館」など新潟の各所で個展を開催してきました。
新潟と深く親しむ華雪さんの書を、新潟の雪深い山で育ったブナの木の上でめくる。幸せなめぐりあわせが形になりました。

1975年京都府生まれ。立命館大学文学部哲学科心理学専攻卒業。幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字のなりたちや意味に興味を持ち、文字の成り立ちを綿密にリサーチし、現代の事象との交錯を漢字一文字として表現する作品づくりに取り組むほか、〈文字を使った表現の可能性を探る〉ことを主題に、国内外でワークショップを開催。最近の展覧会に「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」(奈良)、「とある美術館の夏休み」(千葉市美術館)、「Flower of Life生命の花」(ヴァンジ彫刻庭園美術館)。刊行物に『ATO 跡』(between the books)、『書の棲処』(赤々舎)などがあり、『コレクション 戦争×文学』(集英社)伊集院静『羊の目』(文藝春秋)、円城塔『文字渦』(新潮社)をはじめ書籍の題字なども多く手掛ける。
instagram kasetsu_sho

*写真:志鎌康平

雪国のブナ スノービーチ

日暦 スノービーチ
新潟には、何世代にもわたって守られてきたブナ林が数多くあります。かつては炭焼き等の資源として盛んに使われてきたブナですが、近年はあまり顧みられることがなくなっていました。
2016年、このブナをもう一度有効活用しようと紙谷智彦氏が新潟県内の林業関係者や材木店、家具店、木の工房、建築家などとともに立ち上げた「スノービーチ(雪国のブナ)」の取り組みは、おもちゃ・テーブル・住宅内装・木工製品など、さまざまな分野で裾野を広げています。
「日暦」の台は、魚沼市大白川産の「スノービーチ」を使っています。ひとつとして同じ木目がない、どれもが世界で唯一のものです。暦にはサトウキビの搾りかすからできた非木材紙を採用しました。
木も、紙も、毎日さわって使うことで使い手の個性をうつし味わいを増していきます。めくるたびに変化する書とともに、日々変化する素材も楽しんでいただければ幸いです。

写真は大白川生産森林組合山の神のブナ林
*写真提供:農学博士 紙谷智彦氏(ブナ林業研究所・生態デザイン工房)

印刷について

「日暦」の印刷を手がけた株式会社博進堂は、大正時代創業で新潟市に本社を置く印刷会社です。印刷のメカニズムを通してこそ生まれる表現=「印刷美術」を理念のひとつとし、これまでに多くの美術書を手がけてきました。「日暦」はその知識と経験・技術によって仕上げられています。

日暦
日暦 カード
セット内容
「日」カード (100×100mm):書31日分
「月」カード (148×100mm):篆刻12ヶ月分
スタンド:木台座(スノービーチ材)+アクリル背板
設置時寸法:148×100×153mm
ブックケース型ギフトボックス入
英訳付き説明書、漢数字・算用数字対照表


◎2018年1月10日新潟日報朝刊 日報抄に取り上げていただきました。
日暦 新潟絵屋日報

◎ギフト包装承ります
記念日などご希望の日付にして、お包みいたします。

◎お問い合わせ
新潟絵屋
info@niigata-eya.jp
025-222-6888

いつからでも、いつまででも。


日暦 華雪


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篆刻受注会

過去の個展  
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2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
ワークショップ「木」を書いて「森」をつくる
華雪による書と篆刻の講座『字がうまれたとき・書がうまれたとき』第3期
華雪による書と篆刻の講座『字がうまれたとき・書がうまれたとき』最終回

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