井田英夫遺作展 4

8/3[木]― 16[水]

niigata eya exhibition 655

 井田英夫が亡くなって3年が過ぎた。春には440点の絵を収録した画集が刊行された。編集に関わり知ったのは、画集で紹介した数倍の絵を彼が残していたことだった。描き、描き、描いた人生だった。これからは、彼が描いたのと同じくらいの時間をかけ、息長く紹介する展示を続けて井田を知らなかった人たちも、彼の絵に出会ってもらえる場にしていきたい。
 今回は一部を除き画集未収録の絵を紹介する。できたばかりの画集と合わせて見てほしい。(企画者:大倉宏)
Three years have elapsed since Hideo Ida passed away. In the spring an art book containing 440 of his paintings was published. Involved in the editing process, I learned that he had left behind several times as many paintings as were featured in the book. It was a life of drawing, drawing, and drawing. From now on, I would like to take as much time as he spent painting, and continue the exhibition to introduce his paintings for a long time so that people who did not know Ida can also appreciate his paintings.
This time, with the exception of a few paintings, I will introduce paintings that are not included in the book. I hope you will take a look at them along with the newly completed book. (Exhibition Planner: Hiroshi Okura)

井田英夫(いだ ひでお)
1975年旧新津市生まれ。97年新潟デザイン専門学校卒業。99年モンセラート美術大学卒業(米国)。ミンゴーギャラリーで二人展。2002年より新潟絵屋、05年ギャラリーEMU-st(新潟)、 11年久留米市一番街多目的ギャラリー、12年三方舎書斎ギャラリー(新潟)、15年天仁庵(広島)で個展開催。 15年8月~20年4月広島県呉市音戸町に滞在。17年は新潟絵屋とギャラリーみつけ(新潟)で新作展、砂丘館で回顧展を開催。18年4月、新潟市の2会場で有志の企画による「井田英夫支援展」が開催される。19年新潟絵屋で個展開催。20年4月27日逝去。23年4月『井田英夫画集』発行(井田英夫画集刊行委員会)。

Hideo Ida
Born in 1975 in the former Niitsu City, graduated from Niigata College of Art & Design in 1997, graduated from Montserrat College of Art (USA) in 1999. Ida had two-person exhibitions at Mingo Gallery. He has had solo exhibitions at Niigata Eya since 2002, Gallery EMU-st (Niigata) in 2005, Kurume Ichibangai Multipurpose Gallery (Kurume) in 2011, Sanpousha Shosai Gallery (Niigata) in 2012, and Tenjinan (Hiroshima) in 2015. From August 2015 to April 2020, he lived in Ondo-cho, Kure City, Hiroshima Prefecture. In 2017, he held exhibitions of new works at Niigata Eya and Gallery Mitsuke (Niigata), and a retrospective at Sakyukan. In April 2018, the “Hideo Ida Support Exhibition” was organized by volunteers at two venues in Niigata City. In 2019, he held a solo exhibition at Niigata Eya. He passed away on April 27, 2020. Hideo Ida Artworks was published by the Hideo Ida Artworks Publication Committee in April 2023.


PHOTO:無題 2015年 コンテ/紙

井田英夫

PHOTO(上): タイトル・制作年不詳 油彩/キャンバス

「白い花」
PHOTO:「白い花」2010年 油彩/キャンバス 41.0×24.2cm

(東堀通10番町交差点)
PHOTO:(東堀通10番町交差点)制作年不明 オイルバー/キャンバス 50.7×38.2cm

2015年から使っていたそうじき
PHOTO:「2015年から使っていたそうじき 18年にゴミパックライトがずっとてんとうのためすてることに」2019年 色鉛筆/紙 18.5×12.9cm


〈本展の作品販売は店頭のみとさせていただきます〉

この数年、「井田英夫展」では抽選による作品販売を行ってまいりましたが、このたびは先着順にてご対応いたします。初日には混み合うことも予想されますので、当日10時より整理券を発行し、11時になりましたら、整理券順にご入場いただき、お買い上げのご希望がある方は整理券順にてお手続きをさせていただきます。


井田英夫画集
井田英夫画集
旧新津市(現新潟市秋葉区)出身の画家、井田英夫さん(1975-2020)の1999年~2020年までの約440点を掲載した画集です。

収録作品:彩色画/スケッチ、素描/小さい絵
新にいがた市紀行映像作品「井田英夫展」(2010より)
寄稿:荒井直美・近藤達雄・大倉宏
発行者:井田英夫画集刊行委員会/事務局:新潟絵屋
3,300円〈税込〉

取扱店
:新潟市 新潟絵屋/砂丘館北書店シネ・ウインド三方舎書斎ギャラリー
新潟県内 燕市・ツバメコーヒー/見附市ギャラリーみつけ/長岡市・たびのそら屋
広島県呉市音戸 天仁庵

句集『猫』 田代草猫 著
井田さんの作品を表紙・中頁に使った句集。第二刷・増補版を発行します。

句集『猫』

文庫本サイズ/102頁/初版2017年発行
発行者:認定特定非営利活動法人 新潟絵屋
編集・装丁デザイン:dododo
表紙・イラストレーション:井田英夫
1,100円〈税込〉

「井田英夫遺作展」関連企画 8/3[木]より販売開始

天仁庵


井田さんが暮らした呉市音戸の〈天仁庵〉シリーズ。井田さんの絵を使ったパッケージも素敵です。

音戸ちりめんせんべい

音戸ちりめんせんべい

倉橋島周辺の豊かな海で採れたちりめんが、パリッとした食感のおせんべいに。
塩味 864円
一味/山椒 890円 〈各税込〉

++++

音戸ちりめんとかつおぶしのふりかけ

音戸ちりめんと かつおぶしのふりかけ

井田さんが暮らした呉市音戸の〈天仁庵〉シリーズ。井田さんの絵を使ったパッケージです。
スタンダード 1,080円
青山椒 1,296円 〈各税込〉

++++

HATSUME


HATSUME

村上市産 ナチュラルアロマスプレー 黒文字
新潟県関川村の黒文字の枝から蒸留して作ったエッセンシャルオイルと水のみで作ったアルコール不使用のスプレー。衣類に、空気のリフレッシュに。パッケージの絵を井田さんが描いています。
30ml 1,320円 / 100ml 3,300円 〈各税込〉

++++


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