松本健宏展「ヒビノクラシ」@ギャラリーみつけ

2/22[土]―3/13[金]

TOPICS
10:00-22:00(最終入館21:30)
〈入館無料〉 2/25、3/2、3/9休館
ギャラリーみつけ 展示室1・2
見附市昭和町2-4-1 tel. 0258-84-7755
www.gallery-mitsuke.com
指定管理者:新潟絵屋・新潟ビルサービス共同企業体

松本健宏(まつもと たけひろ)
1967年京都市生まれ、在住。京都精華大学 テキスタイル科卒業後インテリアデザイナー経験を経て、染色と人形制作を続ける。染色で1999年京展工芸部門京都市長賞、99・2000・06年日本新工芸展NHK会長賞・日本新工芸賞受賞。京都工芸美術作家協会、日本新工芸家連盟等所属。京都市在住。

PHOTO(上): 「ヒビノクラシ」(部分)2009~19年 200×1456cm(16面屏風)
写真は2014年12月新潟絵屋「松本健宏展 心の素」の展示風景。当時は2面でした。


関連イベント 1 ろうけつ染めで手拭いを染める

2/23[日]14:00〜16:00
・講師:松本健宏
・会場:ギャラリーみつけ・ぶらっとルーム
・参加費:2,000円
・定員15人・小学生以上~(小学1、2年生は保護者同伴)
・要申込:ギャラリーみつけへ TEL. 0258-84-7755
*制作後は作品を預かり、講師が定着処理をして、後日ギャラリーみつけでお渡しします。
*年齢に応じて、常温の着色防染剤ダックを使用することがあります

関連イベント 2 ヒビノクラシ・日々ニ踊ル

2/23[日]18:00〜
・踊り:堀川久子
会場:ギャラリーみつけ展示室1 「ヒビノクラシ」前
参加無料/申し込みは不要です。直接ご来場ください。

堀川久子(ほりかわ ひさこ)
即興舞踊家。新潟市生まれ。20年間の舞踊家・田中泯との活動ののち、1998年より新潟市に活動拠点を移す。独舞を中心に、音楽家、美術家との共同作業、ワークショップなどをヨーロッパでも展開。

松本健宏
松本健宏チラシ表
松本健宏
松本健宏チラシ裏


▶ 2020.02.24魂が喜ぶ絵を描く ワークショップ
▶ SHOP 松本健宏 手拭い&干支人形
▶ SHOP 松本健宏さんの干支もの
▶ 松本健宏展 「花火」2017年

関連イベント 3 松本健宏ろうけつ染めワークショップ

3/15[日]10:00-
講師:松本健宏
会場:新潟絵屋展示室
参加料:2,000円
定員:8名(要予約/新潟絵屋へ)
*所要時間およそ30分~(個人差があります)。
*制作後は一旦作品をお預かりし、松本さんが定着処理をして後日お渡し致します。

斎藤応志 展 3

2/3[水]―14[日]

niigata eya exhibition 604

 斎藤応志が描いた冬の西堀の絵を部屋に掛けている。どこか幻想的で、エリアーデの不条理な物語の舞台のよう。
 平明なのにそんな夢想を刺激する。描くことが、描きながら新潟の町を見ることが、とにかく好きだったのだろう。スケッチ板に描いた風景が数えきれないほど遺されている。前々回はその一部を紹介した。私なりにいいと思った絵を選んだのだが、人によって感想がひどく違うのが面白かった。よみがえる記憶もそうだが、かきたてられる夢想も人それぞれ。そこで、今回はその折の展示作品の一部に、私ではない人たちに選んだもらった絵を加えて紹介する。リアルでファンタスティックな昭和の新潟を、来場者とともに楽しみたい。(企画:大倉宏)

斎藤応志(さいとう おうし)
1903年中条町(現胎内市)生まれ。24年新潟師範学校卒業。戦前の民間主催の洋画公募展「新潟県展」(旧県展)の企画・運営に参画し、自らも同展に出品した。旧県展第1回で3点の作品が入選し、「選外特選」の「船」は市長賞を受賞。第4回で特選。白日会(大正13年創立)へ出品していた時代がある。戦後は中学校美術教師をしながら、新潟の風景や静物画を描き、数多くの個展を開催した。81年没。2019年新潟絵屋で弟との二人展「斎藤応志・鉄臣展」を、2020年個展開催。


PHOTO:「すすけた土蔵」 1959年 油彩/板 22.9×15.4cm


PHOTO:「雪の西堀(七番町)」 1959年 油彩/板 15.4×22.9cm


PHOTO:「二月の阿賀」 1959年 油彩/板 15.4×22.9cm


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▶ 斎藤応志展 2
▶ 新潟の画家たち[前期] 斎藤応志・鉄臣展

絵のある空間コーディネートeto

NEWS

インテリアショップのショールームで展開させていただいている、絵のある空間コーディネート。2月25日までの展示は「清々しさ」をテーマに作品を構成しました。
現在、ご覧いただける作品の作者名:石田佳子・佐佐木實・清水伸・津田真帆・中矢澄子・野中光正ほか

会場: オーダーカーテンと家具・インテリア TOLEDO
新潟市中央区万代3丁目5-36 TEL.025-255-5502
10:30~18:00 水曜定休・駐車場有


絵のある空間コーディネート eto(えと)
佐佐木實展「イ充つ」
清水 伸 展 「夜」

村井勇写真展「ツタエナイコトバ」〈後期〉

企画展 niigata eya exhibition 586
前期 2019.12/14[土]―27[金]
後期 2020.1/15[水]―28[火]
作家在廊日:1/17・18・19・25・26(1/26は15時まで)

 カメラの語源はラテン語の「カメラオブスキューラ(暗い部屋)」。
 今カメラはうら蓋が消え、撮影者の手では開かない部屋になり、時にあまりにくっきり外を写す機械になった。そんな時代に撮られた、ぼけた村井勇の写真を見ていると、カメラのうしろにある、もう一つの部屋を思い出す。
 あまりに明瞭な、明るい画像に、目が、目の暗さがとまどって、ストライキを始めたような、見ることを返せと、小声でシュプレヒコールを叫んでいるようだ。そんな目のデモ行進に、私も参加したい。(企画 大倉 宏)

村井 勇(むらい いさむ)
1961年東京都生まれ。88年より製作開始された記録映画『阿賀に生きる』で現場スタッフを務める。担当はスチール撮影。93年、記録映画『地域をつむぐ―佐久総合病院付属小海町診療所から』に撮影助手として参加。映画撮影終了後、単独で南佐久のお年寄りの姿を撮り続け、97年に新潟市万代リターナにて初個展「ぼちぼちいこか」開催。その後、98年長野、99年神戸、京都で巡回展を開催。新潟絵屋では2000・04・10・12・15年個展開催。新潟市在住。

PHOTO: 2019年 インクジェットプリント


ギャラリートーク

1/18[土]18:00-19:00
村井勇+聞き手・大倉宏(本展企画者/美術評論家)

村井勇写真展「ツタエナイコトバ」〈前期〉

企画展 niigata eya exhibition 586
前期 2019.12/14[土]―27[金]
後期 2020.1/15[水]―28[火]

 『阿賀に生きる』のスチール写真を、映画の一場面と錯覚していた時期がある。その写真は、映画とともに今も生きているが、映画によりかかって生きているのではない。
 個展毎に新たな面を見せる、村井勇の写真は、その都度の独特の対象への「ためらい」を息づかせていた。その微妙な距離感覚が、映画の質そのものでもあったことに気づく。ボケを共通項とする今回のシリーズもまた、「ブレ、ボケ」の語が、ことに写真を語るときに連想させがちな「荒」や「粗」ではない、映画がそうしたような、「とらえない/ためらう」力――力ではない力で、レンズの向こうに耳をすまそうとしている。(企画 大倉 宏)

村井 勇(むらい いさむ)
1961年東京都生まれ。88年より製作開始された記録映画『阿賀に生きる』で現場スタッフを務める。担当はスチール撮影。93年、記録映画『地域をつむぐ―佐久総合病院付属小海町診療所から』に撮影助手として参加。映画撮影終了後、単独で南佐久のお年寄りの姿を撮り続け、97年に新潟市万代リターナにて初個展「ぼちぼちいこか」開催。その後、98年長野、99年神戸、京都で巡回展を開催。新潟絵屋では2000・04・10・12・15年個展開催。新潟市在住。

◯作家在廊日:土日予定


村井勇写真展
「ツタエナイコトバ」〈後期〉

2020.1/15[水]―28[火]
後期もお見逃しなく!


ギャラリートーク

1/18[土]18:00-19:00
村井勇+聞き手・大倉宏(本展企画者/美術評論家)

「異形者(いぎょうのもの)たち」平野照子陶展

12/2[月]―10[火]

Open eya

端っこで
自然や神様と
繋がっていた存在をかたちに。

平野照子(ひらの しょうこ)
1972年宮城県生まれ。97年~坂爪勝幸氏に師事。個展は03年ギャラリー炎舎、04・05・06年fullmoon upstairs、07・12・15年新潟絵屋、08・10・12・13・15・16年mu-an、18年ハチミツ、たびのそら屋など。松本クラフトフェア、工房からの風に出品。09年独立・築窯(ceramic studio apetpte)、11年ギャラリーショップ草舟開店。新発田市菅谷在住。
作家ホームページ
facebook「異形者たち」イベントページ


PHOTO(左): 「マレビト」2019年 陶 19×7×7cm
PHOTO(右): 「狩人」2019年 陶 14×11×8cm

平野照子


前回の新潟絵屋での個展「睡れる森」(2015年)のようす