ギャラリー&ミュージアムマップ 2020.02/20~2/25

展覧会を見に行こう!
2008年創刊、毎月無料配布の展覧会情報紙です。

新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ
gallery & Museum Schedule 2020.01-02

2020年1月20日(月)- 2月25日(火)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2020年01-02月号

チラシのダウンロード(PDF)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2020年01-02月号

チラシのダウンロード(PDF)

本紙 配布場所のご案内

中央区 aigallery、ニカイギャラリー、BOOKS f3STACK-BOARDアートギャラリー万代島ギャラリー長美堂、メディアシップ、Kaede Gallery/gallery 827・gallery827hickory03travelers蔵織コンチェルト・西堀ゆきわ、にいがた銀花医学町ビル新潟美術学園、あらきギャラリー、花きりん羊画廊、新潟絵屋、万代島美術館敦井美術館新潟市美術館砂丘館NSG美術館安吾風の館、篠田桃紅作品館、北方文化博物館新潟分館新津記念館あさひまち展示館旧齋藤家別邸旧小澤家住宅みなとぴあ知足美術館、新潟駅観光案内所、きさらぎギャラリー、なり、五徳屋十兵衛、クロスパル、シネ・ウインド、三宮商店、ナガイ画材、北書店、器、SWAN、パルム、涼蔵、ぽるとカーブドッチ、竹野、ノ縞屋、新潟県民会館、吉川酒店、新潟デザイン専門学校、市民活動支援センター、ホテル日航新潟、りゅーとぴあ、NHK文化センター、峰村醸造直売店、今代司酒造、新潟大学駅南キャンパスときめいと、絵画教室ウニアトリエ、新潟県立生涯学習推進センター、新潟NPO協会、栄楽亭、エフスタイル、日和山五合目、i media専門学校、アートホテル新潟

北区 楓画廊てんゆう花、nico、ビュー福島潟、ARTギャラリーHAFU
東区 巻菱湖時代記念館
南区 SHIRONE PRESSO
江南区 小さな美術館季、エムスタジオ、北方文化博物館
秋葉区 やまぼうし三方舎VUCA新潟市新津美術館
西区 雪梁舎美術館ギャラリー潟道、こんぺいとう
西蒲区 浜つばきギャラリー野衣、いわむろや

新発田市 清水園草舟(菅谷)  
村上市 Toi陶房(瀬波温泉)
柏崎市 游文舎gallery tanne(谷根)
長岡市 たびのそら屋県立近代美術館、長岡造形大
見附市 ギャラリーみつけ
燕市 燕市産業史料館、ツバメコーヒー  
三条市 D+5 ART、三条ものづくり学校
栃尾市 栃尾美術館
弥彦村 弥彦の丘美術館

斎藤応志展2

1/30[木]―2/12[水]

〈1月企画展2〉 niigata eya exhibition 588

 新潟市の高台にある斎藤応志の旧宅は、今も画家が住んでいた頃と変わらない姿で残されている。
 大正期建設の市営住宅で、特徴的な半切妻の屋根の下の壁に、ハーフティンバー風に木材の縦のストライプが浮き出ている。和の家しか知らなかっただろう当時の新潟市民には、魅力的に映ったにちがいない。アトリエが増設された室内では壁という壁に、絵がところせましと飾られている。そんな姿のままの家に、半年前から暮らしているOさんは、応志の絵はなぜか「気にならない」、それがいいと言う。
画家はがっかりするだろうか。でも「気にならない」はつまらない、ではない。一緒に暮らす絵がいつも「見て見て」と呼びかけるようでは憩いの場はときに息苦しくなる。黙って視線の通過を許し、語りかければ穏やかに応える。画家の名前のとおりのような美質がこの人の絵にあるということだ。そんな部屋の空気を、絵屋でも感じてもらえるといいのだが。 (企画 大倉 宏)

斎藤応志(さいとう おうし)
1903年中条町(現胎内市)生まれ。24年新潟師範学校卒業。戦前の民間主催の洋画公募展「新潟県展」(旧県展)の企画・運営に参画し、自らも同展に出品した。旧県展第1回で3点の作品が入選し、「選外特選」の「船」は市長賞を受賞。第4回で特選。白日会(大正13年創立)へ出品していた時代がある。戦後は中学校美術教師をしながら、新潟の風景や静物画を描き、数多くの個展を開催した。81年没。2019年6月、新潟絵屋で弟との二人展「斎藤応志・鉄臣展」開催。

斎藤応志
斎藤応志

斎藤応志展2
題不詳 制作年不明 22.7×15.2cm

斎藤応志展2
題不詳 制作年不明 14.0×18.0cm



新潟の画家たち[前期] 斎藤応志・鉄臣展

PHOTO:「斎藤応志・鉄臣展」のようす

「風景」瀬尾夏美展

PHOTO(上):「宮城県伊具郡丸森町」 2016年 アクリル絵の具/紙 38.0×45.5cm

2/15[土]― 29[土]

vol.589
作家在廊予定日:2/15
ギャラリートーク:2/15

 沖縄生まれの詩人山之口貘があるエッセイで、旅の画家が描いた沖縄は沖縄生まれの目が見るとどこか、なにかが違うと書いていた。
 うまく言えない微妙ななにか。新潟に生き、死んだ佐藤哲三の絵には、風景の外形に内景が織り込まれていると感じる。内景はその風景の中で暮らす人の生活感情である。
 自然災害を契機に小森はるかと三陸に移住した瀬尾夏美が書いたテキスト「二重のまち」は津波に襲われた町が町ごと高台に移転することになったとき、町の人に訪れた大きい声では言えない、言いにくい感情を掬いあげている。日々の暮らしのなかで人は環境を、風景としてはあまり意識しない。けれど風景は意識や言葉から遠い心のどこかで見られている。だからこそそれは生活の奥底にある「感情」と強くつながっているのだろう。
 小さな声に耳を澄まし続けてきた瀬尾が描く「風景」を、目を「澄まして」見つめたい。(企画 大倉 宏)

瀬尾夏美

「草はらのまち」 2017年 アクリル絵の具/紙 38.0×45.5cm

瀬尾夏美(せお・なつみ)
1988年東京都生まれ。宮城県在住。東京藝術大学大学院修士課程絵画専攻修了。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より、映像作家の小森はるかとともに岩手県陸前高田市に拠点を移す。以後、地元写真館で働きながら、まちを歩き、地域の中でワークショップや対話の場を運営。2015年、仙台市で、土地との協同を通した記録活動を行う一般社団法人NOOK(のおく)を立ち上げる。陸前高田での制作を継続しながら、戦争体験をした人たちや障害を持つ人たちの話を聞き、展覧会や企画を行っている。
komori-seo.main.jp


「風景」 瀬尾夏美展 関連イベント

ギャラリートーク

2/15[土]18:30〜

・ゲスト:瀬尾夏美
・聞き手:旗野秀人(冥土のみやげ企画)・大倉宏(本展企画者/美術評論家)
・会場:新潟絵屋展示室
・参加費:500円(予約申込みが必要です)
・申込:新潟絵屋へ電話またはメールでお申込みください。
TEL. 025-222-6888
MAIL. info@niigata-eya.jp


瀬尾夏美 関連ページ
砂丘館での展示の記録
Komori Haruka + Seo Natsumi

村井勇写真展「ツタエナイコトバ」〈前期〉

企画展 niigata eya exhibition 586
前期 2019.12/14[土]―27[金]
後期 2020.1/15[水]―28[火]

 『阿賀に生きる』のスチール写真を、映画の一場面と錯覚していた時期がある。その写真は、映画とともに今も生きているが、映画によりかかって生きているのではない。
 個展毎に新たな面を見せる、村井勇の写真は、その都度の独特の対象への「ためらい」を息づかせていた。その微妙な距離感覚が、映画の質そのものでもあったことに気づく。ボケを共通項とする今回のシリーズもまた、「ブレ、ボケ」の語が、ことに写真を語るときに連想させがちな「荒」や「粗」ではない、映画がそうしたような、「とらえない/ためらう」力――力ではない力で、レンズの向こうに耳をすまそうとしている。(企画 大倉 宏)

村井 勇(むらい いさむ)
1961年東京都生まれ。88年より製作開始された記録映画『阿賀に生きる』で現場スタッフを務める。担当はスチール撮影。93年、記録映画『地域をつむぐ―佐久総合病院付属小海町診療所から』に撮影助手として参加。映画撮影終了後、単独で南佐久のお年寄りの姿を撮り続け、97年に新潟市万代リターナにて初個展「ぼちぼちいこか」開催。その後、98年長野、99年神戸、京都で巡回展を開催。新潟絵屋では2000・04・10・12・15年個展開催。新潟市在住。

◯作家在廊日:土日予定


村井勇写真展
「ツタエナイコトバ」〈後期〉

2020.1/15[水]―28[火]
後期もお見逃しなく!


ギャラリートーク

1/18[土]18:00-19:00
村井勇+聞き手・大倉宏(本展企画者/美術評論家)