井田英夫展

7/17[水]―30[火]

vol.578

 昨年3月大手術で新潟の人々を心配させた画家の久々の個展。その経験をぐぐり抜け「ふだんを見つめる」(2017年の砂丘館での個展のサブタイトル)目と手が描き出す新作を展示します。(企画 大倉 宏)

PHOTO(上): 「自画像」 2019年 アクリル/キャンバス 53×45.5cm


前回の記事:井田英夫 巡回支援展
前回の展示会:井田英夫 新作展

「合同船」竹俣勇壱(金工)・華雪(書)

7/2[火]―15[月・祝]

vol.577

 硬く光沢あるもの(金属)と柔らかで薄いもの(紙・墨)。異種のモノに向き合う表現と表現が、ひとつ船に乗り、川に漕ぎ出ます。砂丘館との2会場で開催。(企画 大倉 宏)

竹俣勇壱(たけまた ゆういち)
1975年金沢生まれ。彫金師。95年より彫金を学び始め2002年独立。04年「KiKU」オープン。オーダージュエリーを中心に活動、08年ジュエリーに加え生活道具、茶道具の制作を始める。10年「sayuu」オープン。2店舗のショップを中心に全国で展覧会を開催。機能や技法にとらわれず意匠的な美しさを追求し時を経た様な古色仕上げ精密な鏡面仕上げなど様々な加工を使い分ける。金沢大学非常勤講師。
www.kiku-sayuu.com

華雪(かせつ)
1975年京都生まれ。立命館大学文学部哲学科心理学専攻修了、東京都在住。幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字のなりたちや意味に興味を持ち、以来、文字の表現の可能性を探求することを主題に、国内外で展示やワークショップを行っている。刊行物に『石の遊び』(平凡社、2003)、『書の棲処』(赤々舎、2006)、『ATO 跡』(between the books、2009)など。作家活動の他に、『コレクション 戦争×文学』(集英社)など書籍の題字なども手がける。
kasetsuws.exblog.jp
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竹俣勇壱(金工)
華雪(書)

PHOTO(上): 竹俣勇壱
PHOTO(下): 華雪「舟」2019年 墨/和紙


関連イベント

「Bar 合同船」

7/13[土]①19:00 ②20:30
会場:ツバメコーヒーSTAND(新潟市中央区万代1-2-13 コスモビル2F)

協力:ツバメコーヒー地酒防衛軍吉川酒店


作家を囲むお茶会

7/14[日]①11:00 ②14:00 ③18:00
会場:砂丘館(新潟市中央区西大畑町5218-1)

協力:茶道ユニット○△□

○△□から
2014年結成。メンバーの山口満喜子、二村圭子、荒井直美、三者三様、別々の流派ながら、茶道の精神に惚れこんだというただそれだけで意気投合。現代に生きるわたしたちが等身大で楽しむことのできるお茶席を、おもてなしの心をこめて展開します。禅僧の仙厓義梵(せんがいぎぼん)和尚の書「○△□」にあやかって、だんだん角が取れていく修行の過程のわたしたちを表しました。一説には、○は水、△は火、□は土、とお茶に必要な3つの要素を象徴しているのだそうです。四角いお部屋に丸いお茶碗を囲む三人組…そんな風に見ていただけたらうれしいです。

※詳細は追ってお知らせいたします。

ギャラリー&ミュージアムマップ 5/20~6/25 2019

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新潟島とその周辺のギャラリー&ミュージアムマップ
gallery & Museum Schedule 2019.5-6

2019年5月20日(月)- 6月25日(火)

ギャラリー&ミュージアムマップ 2019年5-6月号

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中央区 aigallery、ニカイギャラリー、BOOKS f3、STACK-BOARD、アートギャラリー万代島、ギャラリー長美堂、メディアシップ、kaede+fullmoon、hickory03travelers、蔵織・コンチェルト・西堀ゆきわ、にいがた銀花、医学町ビル、新潟美術学園、あらきギャラリー、羊画廊、新潟絵屋、万代島美術館、敦井美術館、新潟市美術館、砂丘館、NSG美術館、安吾風の館、篠田桃紅作品館、北方文化博物館新潟分館、新津記念館、あさひまち展示館、旧齋藤家別邸、旧小澤家住宅、みなとぴあ、知足美術館、新潟駅観光案内所、きさらぎギャラリー、なり、五徳屋十兵衛、花きりん、クロスパル、シネ・ウインド、三宮商店、ナガイ画材、北書店、器、SWAN、パルム、涼蔵、ぽるとカーブドッチ、竹野、ノ縞屋、新潟県民会館、吉川酒店、新潟デザイン専門学校、市民活動支援センター、ホテル日航新潟、りゅーとぴあ、NHK文化センター、峰村醸造直売店、今代司酒造、新潟大学駅南キャンパスときめいと、絵画教室ウニアトリエ、新潟県立生涯学習推進センター、新潟NPO協会、栄楽亭、エフスタイル、日和山五合目、i media専門学校、アートホテル新潟

北区 楓画廊、てんゆう花、nico、ビュー福島潟
東区 巻菱湖時代記念館
南区 SHIRONE PRESSO
江南区 小さな美術館季、エムスタジオ、北方文化博物館
秋葉区 やまぼうし、三方舎、VUCA、新潟市新津美術館
西区 雪梁舎美術館、ギャラリー潟道、こんぺいとう
西蒲区 浜つばき、ギャラリー野衣、いわむろや

新発田市 清水園、草舟(菅谷)  
村上市 Toi陶房(瀬波温泉)
柏崎市 游文舎、gallery tanne(谷根)
長岡市 県立近代美術館、長岡造形大、栃尾美術館
見附市 ギャラリーみつけ
燕市 燕市産業史料館、ツバメコーヒー  
三条市 D+5 ART、三条ものづくり学校
栃尾市 栃尾市美術館
弥彦村 弥彦の丘美術館

TOLEDO 特別展示

5/30[木]まで

NEWS

 八木なぎささんのリトグラフ版画と山下誠一さんの和紙にプリントした写真を、インテリアショップTOLEDO(トレド)さんの店内に展示させていただいております。画廊で出会う作品とは違って、背景みたいに溶け込んでいますが、共感する作品を手元に置いて暮らす、絵のある日常の一例を体感していただけます。

オーダーカーテンと家具・インテリアの店 TOLEDO
新潟市中央区万代3-5-6 tel.025-255-5502
10:30~19:00(水曜日定休、5/2~5休)

関連記事
八木なぎさ展
山下誠一展

TOLEDO 特別展示

Tango写真展『4718/R』

5/17[金]―30[木]

niigata eya exhibition 574

 Tangoさんが撮るのは一見、ごくごく当たり前の『日常』にある風景です。そこには劇的なものはなく、見慣れたものが写っているはずなのになぜか観るものの印象に深く残り、心の中に留まります。なんの変哲も無い日常の中には、確かにその時にしかない特別なものが含まれていて、作家はそれを見出し鋭敏な感覚で切り取ります。
 今回展示を行う作品では、二つの視点が並べられます。誰かと誰かが一緒にいるとき視点は決して重なることはありません。それでも、その時は同じ場所にいてどこかは重なっていたものもある筈――それが何だったかをTangoさん独自の感性で捉えようとする「一緒にいた人」と共有された「時間」と「場所」に取り組んだ写真展となります。(企画者:Bricole 桾沢和典・桾沢厚子)

Tango
1980年生まれ。新潟県在住。シリーズで継続しているZINE「e.o.a」と、グループで発行している「LIGHT」の製作を中心に活動している。
http://hachigatsunoowari.com

作家在廊予定日:5/19・22

Tango写真展

Tango写真展

PHOTO(上から): 作品:「NAGISA」
「4718」
「I Hope Not」


関連イベント

ギャラリートーク

5/19[日]18:00―19:00

会場:新潟絵屋 展示室

500円(要申込/新潟絵屋へ info@niigata-eya.jp)
ブリコール桾沢さんを聞き手に、Tangoさんのお話を伺います。
現在、本展覧会のための特別書き下ろし「インタビュー紙」を、ブリコールさんは製作中とのこと。そちらもどうぞお楽しみに…。

新潟の画家たち[後期] 熊谷喜代治展

PHOTO(上): 熊谷喜代治 「赤い服の女」 ガラス絵 23.0×16.0cm

6/17[月]―30[日]

vol.576

 熊谷喜代治は、自宅で絵を教えていた。そこから巣立った新潟の画家も多い。4月の「没後一年 長谷川徹展」には、彼が熊谷の家で描いていた小学生時代の絵も展示した。先生(熊谷)をモデルにしたらしいよく描きこまれた人物像の下に、丁寧に書かれた評があった。絵への情熱はこんなふうに伝えられていったのではないか。戦前の新潟県展に反旗を振りかざし独自の公募展を主催、「デッサンの歌」を歌いながら市内を行進したというエピソードもある。教育にも制作にも熱い人だったのだ。
 その熊谷の残された絵の本領は、ガラス絵にある。と書くと、いまは亡き画家は不満に思うかもしれない。渾身の力で取り組みながらも、重さを拭いきれなかった油彩画より、自在で、いかにものびのびした筆致のガラス絵に惹かれる私がいる。
 今回の準備中に、一点ガラス絵と見紛う、魅力的な油彩の裸婦像があった。車に運びいれてふと裏を見ると「絶筆」と記されていた。ガラス絵と油彩画がこんなふうに溶け合ったところで、画家は逝ったのだった。 (企画:大倉 宏・小見秀男)

熊谷喜代治(くまがい きよじ)
1912年中蒲原郡石山村(現新潟市)生まれ。旧姓加無木。35年新潟師範学校卒。在学中は諸橋政範の指導を受ける。小柳俊郎らと新潟油彩画協会を結成。41年結婚し熊谷姓に。戦後児童画教室を開く。49年頃からガラス絵を制作。70年小学校12年、中学校に23年勤務し退職。73年小田急ハルクでガラス絵展。81年富川潤一らと無限会結成。88年没。89年「新潟の絵画100年展」(新潟市美術館)に「赤いマフラーの女」が出品される(現在同館に収蔵)。90年遺作画集刊行、新潟伊勢丹で遺作展開催。

 熊谷喜代治
熊谷喜代治「横たわれる裸婦」」

PHOTO(上): 題不詳(花) ガラス絵 23.0×16.0cm
(下): 「横たわれる裸婦(絶筆)」 1987年 油彩/キャンバス 28.0×33.5cm