田村あや展

9/2[金]―13[火]

niigata eya exhibition 636

 田村あやさんは、自然を愛で季節の花々と対話しながら描き続けている。これまで、長岡と新潟で絵画を教えながら自身の発表も精力的に行ってきた。3年間のコロナ禍ではなかなか描けなかったそうだが、そんな中で、偶然出会った白い彼岸花に魅せられ描いたという。どのように描かれたのだろうか。
 四季折々の花々を描いてきた。桜、紫陽花、どくだみ、バラ、露草、秋海棠などの作品を思い出す。心の奥底には常に自然に対する畏敬の念を抱きながら描いているのだろう。作品にはその作家の心が映し出される。描くことへの情熱はいつも年齢不詳である。秋の始まりに、どんな作品に出会えるか、期待感が募るばかりである。(企画者:横木裕子)

田村あや(たむら あや)
長岡市生まれ。文化服装学院デザイン科修了後、本や新聞広告等のイラストレーションの仕事を行う。94年から個展で発表する。画廊ランプ屋、銀座ギャラリー(東京)、ギャラリー沙衣、新潟三越、相澤美術館、新潟大和、長岡大和、画廊Full Moon、2004年新潟絵屋(新潟)などで個展。横浜市在住。
2004年の記事より
2005年関連記事より

PHOTO(上):「あじさい」2021年 水彩/紙 27.0×38.0cm

田村あや展
PHOTO:「クリスマスローズ」2022年 水彩/紙 38.0×27.0cm

田村あや展
PHOTO:「露草」2022年 水彩/紙 27.0×19.0cm

田村あや展


▶ 水彩4人展 信田俊郎・田村あや・ 中島世津子・吉田淳治
▶ 2004年個展

ちいさくておだやかさ 迫 一成 展

8/18[木]―31[水]

niigata eya exhibition 635

 サコさんと会ったのはいつだったろう。
 今は「カミフル」として知られるようになった古町商店街の一角に、小さい店をサコさんたちが始めたころだ。来た人にはめてもらっているんですとピースを渡され、壁のへりのないジグソーパズル(?)にはめた。場所が変わり、空間も広がった今のヒッコリースリートラベラーズの店舗の階段近くにそれが今も飾ってある。
 サコさんの活動はそんなふうに、いろんな人を巻き込み、長い歴史を持つ白山神社門前の商店街を大きく変える役割を果たし、ひろがった。
 クリエーター。「創る人」と訳せば、このクリエイターは自ら創りながら町や人のあり方までもいつのまにか創ってきた。そのサコさんに私からピースを渡して、今度は新潟絵屋の壁にはめてもらうことにした。(企画者:大倉 宏)

迫 一成(さこ かずなり)
1978年福岡県生まれ、97年から新潟暮らし。2001年クリエイト集団hickory03travelers結成。「日常を楽しもう」をコンセプトに新潟市上古町に店を構え、イラストを軸にしたデザインで老舗や地域の技術と穏やかに交わっている。発信。継続。上古町商店街でもイラスト・デザインをいかした活動を展開し、県内外からも注目されている。新潟絵屋での個展は、2006年「Do 迫一成展」、08年「カウントten」、10年「are-colle」以来。arekore000.com

PHOTO(上):「me」砂時計

迫一成_
PHOTO:「うみたろう」砂時計


▶2006年 Do 迫一成展
▶2008年「カウント ten」迫一成展
▶2010年 迫一成展[are colle]

野中光正 展

7/30[土]―8/12[金]

作家在廊日:7/30.31
niigata eya exhibition 634

 52年前の夏、二十一歳の野中光正が東京の墨田区、江東区を歩き描いた素描を紹介したのが2005年。展示は評判が高かった。「その直後から、野中さんの絵は見えるもののなかに揺曳する気分の光と影を追って線へ、陰影へと抽象化され」と当時の紹介文に書いた。その抽象化の始まった時期の素描と、近作の抽象を今回は合わせて展示する。二人の野中光正が半世紀を隔てて向かい合う。
 抽象を抽象的に考えても答えは見つからない。絵画の抽象は個人の体験の中に生まれるのだということを、向かい合った絵の間で私も追体験したい。 (企画者:大倉 宏)

野中光正(のなか みつまさ)
1949年東京都生まれ。67年に絵画を、73年に木版画を始める。89年新潟県高柳町に移住し、紙漉を学ぶ。91年かやぶきの家(高柳)で個展、同年東京に戻る。以後、ゆーじん画廊、ギャラリーアビアント、ギャラリー枝香庵(東京)、高志の生紙工房ギャラリー、画廊Full Moon、砂丘館、新潟絵屋などで個展。2017年画集『昭和四十五年の夏・野中光正』、19年その続編『昭和四十五・六年』刊行。

PHOTO(上):「71.6.1」1971年 コンテ/紙 9.0×23.0cm

野中光正
PHOTO:「71.2.5」1971年 コンテ/紙 37.0×23.0cm

野中光正
PHOTO:「220629」2022年 混合技法/門出和紙 60.8×45.6cm


▶ 絵に会いに 野中光正・藤原祥・森敬子展 2019
▶ 野中光正・村山耕二 展 2017
▶ 野中光正・村山耕二 展 2015

蓮池もも「山の奥 海の底」大地の芸術祭2022・D386

7/30[土]―9/4[日]
10:00-17:00(火水休み)
会場:新潟県十日町市蓬平829 やぶこざきキャンプ場

今回は、2016年に作家が移り住んだ越後妻有での日々の様子を、子の成長や地域の歳時を軸に10mの絵巻にされ、それを中心に構成した展示です。会場は、やぶこざきキャンプ場管理棟の2階です。山々の眺望がすばらしく、絵巻は風景へと連なっていくよう。

会期中の公開日は毎日作家が会場におられ、1階ではコーヒーとタープの自家焙煎珈琲をテイクアウトできます。

大地の芸術祭2022 公式サイトへ

蓮池もも
公式フライヤーPDF

蓮池もも


蓮池もも
蓮池もも
*会場写真は7/26に撮影したものです。完成形は会場でお楽しみください!


関連記事
▶ 蓮池もも展 2022年
▶ 蓮池もも展 2021年
▶ 蓮池もも展 2020年
▶ 蓮池もも展〈前期〉2018年
▶ 蓮池もも展〈後期〉2019年
▶ 蓮池もも展 2017年

▶ SHOP 蓮池もも 手拭い

中村文治 展 @ギャラリーみつけ

7/14[木]―31[日]

中村文治は大きな体の穏やかな人柄で、作るものも、繊細でやさしい。彼の作る木の造形のどこか砂のやわらかさを放つ空気感が好きだ。形はシンプルなのに。長く住んだ関西を離れ、故郷の新潟市西蒲区に帰って10年。新潟絵屋をはじめいくつかの画廊で発表してきたが、作り手の身体感覚が作品にも共通するのか、もっと大きい空間でのびのびしたいとつぶやいているようだった。ギャラリーみつけの大きな会場できっと、手足をのばし、かぐわしい風を放つだろう。(大倉 宏/新潟絵屋)

会場:みつけ市民ギャラリー ギャラリーみつけ・2Fフロア
10:00~22:00(入館受付21:30迄/最終日16:00迄)休館日:7/19、25
見附市昭和町2-4-1
tel.0258-84-7755
www.gallery-mitsuke.com
主催 みつけ市民ギャラリー・新潟絵屋


中村文治(なかむら ふみはる) 
1980年新潟県生まれ。2006年大阪芸術大学大学院芸術制作研究科彫刻修了。2008・2009年韓国にて滞在制作。個展は、2003年A・BOX (新潟)、2006年信濃橋画廊(大阪)、2008年信濃橋画廊(大阪)、2009年ブランズ放出アート&ガーデン(大阪)、2010年信濃橋画廊 (大阪)、 2010・11・14・16・18年arton art gallery (京都)、 2012年ギャラリー島田 deux (兵庫)、2015年山木美術(大阪)、 新潟絵屋、2018年Kaede Gallery + full moon(新潟)、2021年楓画廊 + 医学町画廊 (新潟)。グループ展多数。兵庫県立美術館に収蔵のほか、病院、ホテルなどにパブリックアートがある。

中村文治
「Kleshas horizon」2016 木に着彩、箔、磁石 H4.5×W4.5×D4.5cm

中村文治
「Silver horizon -bowl-」2016 木に着彩、銀箔 H41×W87.5×D82.5cm

中村文治
「Silver horizon -bowl-」2015 木に着彩、錫箔 H11×W35.5×D35cm

中村文治
「Silver horizon -round-」2014 木に着彩、錫箔 H13×W13×D13cm

中村文治
「Silver horizon -bowl-」2014 木に着彩、錫箔 H22×W46×D43cm

中村文治
「White horizon」2009 木に着彩、真鍮 H19×W28.5×D7cm


「White ridge line -3032-」2021 木に着彩、銀箔 H16×W30×D30cm


▶ 中村文治展 2015

いまきみち・西村繁男・ にしむらあつこ展

7/15[金]―28[木]

niigata eya exhibition 633

 きっかけは、いまきみち『さようなら こんにちは』。子が生まれ、八重洲の書店の甘すぎる味の絵本の洪水の中で見つけ、買って、何百回子と読んだ。色と形や「本」であることを生かした構成にその都度感嘆した。新潟絵屋を始めてすぐ藤野に作者を訪ね、パートナーの西村繁男に会った。まるで違う絵本を作る人で、いまき展(2001)、二人展と続いたころ、ホネホネさんシリーズ(にしむら あつこ)が出はじめたのだった。同じ家で暮らした3人の世界の違いと、どこか根っこでつながっている感じが実に面白い。14年ぶりの3人展。一緒に読んだ子の子が今は三人の絵本を楽しんでいる。(企画者:大倉宏)

いまきみち(今木 道)
絵本作家。絵本作家。1944年神戸市生まれ。主な絵本に『あがりめ さがりめ』、『なぞなぞなーに』シリーズ、『ヒコリふねにのる』(福音館書店)など。版画(石版、銅版)の作品も多く、グループ展を多数開催。 2001・02・06年新潟絵屋で個展、二人展。

西村繁男(にしむら しげお)
絵本作家。1947年高知県生まれ。1947年高知県生まれ。自ら観察絵本と名付けた独特の作風をもつ。主な絵本に『おふろやさん』『やこうれっしゃ』『絵で読む広島の原爆』(福音館書店)、『おばけでんしゃ』(童心社)など。2006年新潟絵屋で二人展。

にしむらあつこ(西村 温子)
1972年東京都生まれ。文化服装学園卒業。絵本作品に『ゆうびんやさんのホネホネさん』『ゆきのひのホネホネさん』『コブタくんとコヤギさんのおはなし』『ぐぎがさんとふへほさん』(福音館書店)、『野をこえて』(ビリケン出版)など。

PHOTO(上左): いまきみち「軽石くんと宝貝さん」1993年 版画 全判サイズ
PHOTO(上右): にしむらあつこ「花のまわりで」2022年 インク・アクリル/紙 21.0×21.0cm


PHOTO: いまきみち「軽石くんと宝貝さん」1993年 版画 全判サイズ

西村繁男 「RAKUGAKI界b-3」
PHOTO: 西村繁男「RAKUGAKI界b-3」2022年 10.0×14.8cm

にしむらあつこ 「アクアリウム」
PHOTO: にしむらあつこ「アクアリウム」2022年 インク・アクリル/紙 32.0×32.0cm

3人の絵本や『わがやのホットちゃん』(にしむらあつこ)などの販売もございます。


2006年 いまきみち・西村繁男展
2008年 いまきみち・西村繁男・ にしむらあつこ展
2013年 いまきみち・西村繁男展